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2010年10月19日 (火)

野村克也 「あぁ、監督」

久しぶりに野村克也を読んだ。第2回WBC前に書いた本だ。その監督決定の話も出ている。
最年長監督であり、実際に対戦したかっての名監督、三原・水原・鶴岡・川上等から出てくる。
かって高名な財界人が、男としてやりたい職業として、オーケストラの指揮者・連合艦隊司令長官・プロ野球の監督をあげていたのは知っていた。
いろいろ書いてある。自身の経験からきているので納得できる話ばかりである。

① 監督はキャッチャーがよい。(古田の失敗例も出てくる。しかし本当に成功したのは野村・森しかいないのでは)
② 名参謀必ずしも名監督ならず

選手を動かすファクターとして
① 恐怖で動かす
② 強制して動かす
③ 理解して動かす
④ 情感で動かす
⑤ 報酬で動かす
⑥ 自主的に動かす

20101019_book

監督ではないが人を使う苦労が良く分かる。実名をあげて分類している。
今後の名監督候補として落合をあげている。
分からないが、特に目立った補強もせずに毎年優勝争いに絡んでいるのは凄いと思っていた。
大賛成である。
ただ鶴岡監督との軋轢は、解任時喚きまわっていたのを覚えているが、今回はサラリと流している。
ただ単にやっていればいいのでは無いし、人間教育も必要と言う事である。
持論を展開しながら、実例が出てくるので楽しい内容である。
今後もボヤキを駆使しての解説は楽しみである。
いつまでも続けて欲しい。

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