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2011年4月19日 (火)

「ねじとねじ回し  この千年で最高の発明をめぐる物語」 ヴィトルトリプチンスキ

最近ハヤカワ文庫の 「数理を愉しむ」 シリーズをよく読むようになった。この本もそのシリーズだ。
内容は下記の通りだ。
水道の蛇口から携帯電話まで、日常空間のそこここに顔を出すねじ。この小さな道具こそ、千年間で最大の発明だと著者は言う。なぜなら、これを欠いて科学の精密化も新興国の経済発展もありえなかったからだ。中世の甲冑や火縄銃に始まり、旋盤に改良を凝らした近代の職人たちの才気、果ては古代ギリシアのねじの原形にまでさかのぼり、ありふれた日用品に宿る人類の叡知を鮮やかに解き明かす軽快な歴史物語。

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著者は暇人かと思う。ネジの発明の起源を探すのに、権威ある百科事典・文献を探しまわる。
いろいろな絵を載せているが、メチャメチャリアルだ!
やる事が違う。ネジの出てそうな器具?の絵を年代を遡って探す!そう言う発想が凄い!
武器、甲冑等の絵を探す。起源と思われる年数が古くなっていく。
メチャメチャ面白い!ネジを使っていそうな絵とかを探しまくった話が面白く書かれている。
中世が起源で二郎は納得した。
「戦争は発明の母」 らしい。火縄銃の事も面白い。
日本の種子島でネジが分からなかった話は知っていた。

次にネジの製造が洗練されていく過程が色々書かれている。
「発明することと、その発明を現実のもとして作りあげることとは別問題だ」
相性が、鉄、工具にもある。絵がその画家しか描けない様に、工具を作る事も芸術ではないか!
ネジを大量に作る方法が色々ある。使用が多きなるにつれて、規格が出来たようだ。
それまでは製造所が違えば合わないボルトナットが多かったようだ。
この規格も国際的に使うには争いがあったようである。今もミリねじとインチねじがある。
最後に古代ギリシャの天文時計が出て来る。
時計と言えばプラハで天動説による動きの模型があった。天才はいるもんなんだなと思う!
アルキメデスはやはり天才かと思わせる。水ねじ、本当にあった技術の話が出て来る。
最後は、アルキメデスに 
「ねじの父」 の称号が贈られる。
面白かったです!

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