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2011年4月19日 (火)

「騙し合いの戦争史」 吉田一彦

最近情報操作とかインテリジェンス関係の本を読んだ。
となれば吉田一彦の本だ!さらっと読み返した。やはり面白い。
書評は、第二次大戦以降、水面下で繰り広げられた戦略、戦術の秘話を豊富な資料に基づき明かす。
いろんな話があるが、面白い!笑える話も多い!
最初にイランのアメリカ大使館占拠の時、CIAが書類をシュレッダーで処理したが、イランは絨毯職人を総動員して復元した話が出て来る。二年かかったようだが。
特に第2次世界大戦の話が面白い。
イギリスはこの手の騙し合いは得意なようだ!
カムフラージュした死体に重要書類を持たせる。これでドイツも騙されたようだ。
ドイツも調べるが、イギリスの方が一枚上手と言う事らしい!
何よりドイツのスパイを二重スパイに転向させていたのは驚きである。
潜入したが、裏切るか死刑か!自分ならどうするだろう?
重要で無い本物の情報をわざと渡し、信用させる。嫌らしいですよネ!
東南アジアで破壊工作を現地人がやったように見せかけ、日本に報復させて恨みを日本に向けさせる話。
パットン将軍が狡猾な味方より勇敢な敵を好む話があった。まさに
イギリスは狐だ!

20110419_book3

ベトナムのアメリカ撤退となったテト攻勢。アメリカが負けていたようだと思っていたがそではなかったようだ。即座に反撃して最終的には戦闘に勝利したようだ。
がニュースを見たアメリカ国民が負けていると思い込んだようだ。
かってのフランスの敗退が重なっていたらしい。結果アメリカは引き揚げた!
イスラエルがアメリカに送り込んだ?スパイの話。面白い!
しかしイスラエルも良くやると思う。同盟国ですヨ!
スパイを相当奥深く送り込んでいたようだが、ばれそうになる。時の大統領が悪い。クリントンだ!
例のモニカウインスキーとの浮気を調べ上げ、露骨ではないと思うが、脅したようだ。
追及は終わった。イスラエルの勝ち!
ソ連とアメリカの話も面白い。スターウォーズ構想!
時の大統領レーガンが知識もなしに突っ走ったようだ!出来ない構想だったようだ!天文学的な金がかかる。それにソ連がのってしまったようだ。結果冷戦終結だ!
ソ連がCIAにスパイを送り込んだ?これが誰かを探す話は面白過ぎる!
結局分からない。がCIAの受けたダメージは相当なものだったらしい。
湾岸戦争、ハッカーがアメリカの機密を盗みだしイラクに売ろうとしたが、イラクが信用しなかった。簡単にハッカー出来るんですネ!
人間は希望的観測により騙されるようだ!
吉田一彦の作品は多い。好きな作者だ!

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