ドラマ・坂の上の雲③「兵とは・・・・」
伊予松山城は、賤ヶ岳の七本槍の一人加藤嘉明の築城である。
原作に兵の勇気の話が出て来る。戦国時代である。
戦場に本当に必要な兵は功名に走らず、真面目にとどまれと言われれば、死守する兵と言う話があった。
「真の勇士とは責任感が強く律儀な人間である」
大阪の陣で活躍した塙団右衛門と言う豪傑がいる。
元加藤嘉明の家臣である。
しかし加藤嘉明は評価しなかった。
豪傑肌の人間は「勝っているときは調子がいいが、危機には平気で仲間を見捨てる」
考え方が違ったのだろう!
秋山兄弟は松山城を見て育った。この話も知っているのだろう。
自分たちが兵を率いて、命令により兵を死地に行かさなければならい。
この兵を死地に行かせる才能も指揮官に求められる。
日清戦争の戦場で、それを二人とも何を感じたのだろう。
秋山好古のフランス留学で騎兵の訓練場が出て来た。
間違いなくフランス:シャンティイ城だ。城は出て来ないがそばの馬の厩舎が映されている。中もだ。
ここには競馬場もある。騎兵の演習場面はここで撮ったのだろう。
行っただけにすぐに分かった。奥さんと二人喜んで見た。
フランスも協力してくれたのだろう。
陸軍で厳しい講義を受ける好古
原作では、フランスで好古は古参の教師に言われる。騎兵とは天才しか用兵出来ないと言われる。
世界史に四人しかいないと言われる。
ジンギスカン・フリードリッヒ大王・ナポレオン・モルトケ・・・・・・
アレキサンザー・ハンニバル・カエサルは入らないのか・・・・・・
そこで六人にして欲しいと言う場面があった。要は日本人を二人追加して欲しいと・・・・・
織田信長と源義経の二人だ!
原作は何度も読んだのでよく覚えている。
秋山好古の東洋風大人が印象的である。
原作では海軍兵学校時代の話だったと思うが、真之は試験の山はりが上手かったらしい。
ドラマでは予備校の話だ。
試験も戦いと同じだ。おのずから試験を出すのも癖がある。先を読めと言う事か!
兵学校では後輩に過去の試験集を渡して、研究する様に言う!
それはひきょうではないかと言って、真之にしかられる場面もある。
試験も戦いだ!戦いはあらゆる手を使わなければならない。
思い出しながら見ていると楽しい!
真之が松山に帰りプール?で陸軍と揉める。ルール違反は鎮台(陸軍)だ!
「鎮台が兵ならば、チョウチョトンボも鳥か!」
完全に鎮台をバカにしている。
何度も思うが、なんせ大木雅弘がいい!
海軍兵学校時代の真之
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