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2011年6月26日 (日)

「絆回廊 新宿鮫X」  大沢在昌

久しぶりの新宿鮫を読んだ。10作になるので、登場人物にも変化がある。
前作で、気にいっていた仙田が亡くなった。と言うより鮫島に射殺された。
少しさびしかった。面白い存在だったと思う!

20110626_book1


「警察官を殺す」と言う情報より捜査を開始する。
そこに現在の世相と言うか、中国人が絡んでくる。
残留孤児・・・・・・・
捜査に関わった人びとの身に、次々と―親子。恩人。上司。同胞。しがらみ。恋慕の念。各々の「絆」が交錯した時、人びとは走り出す。
最後はその絆が敬愛するべき上司、桃井に行きつく。
警察を辞めた香田が登場する。内調に移籍している。
香田と鮫島。コインの裏表
どちらも信念を持っている。
又出会うだろう。
そう言えば藪が復活していた。仙田に優秀と言われていた。
藪が鮫を援助する。
おかげで最後に命を狙われるが何とかなる。
ここはほっとした。


「桃井さんの殉職に関し、万一、本庁で君の責任を問うような動きがおきたとしても、新宿署は全署を挙げて君を擁護する側にまわる」
署長・副署長に鮫島を守ると言われる!
時代が変わったと感じさせる場面だ。
次回が楽しみである。

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