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2011年8月 4日 (木)

「自殺する種子―アグロバイオ企業が食を支配する」 安田 節子(2009年発行)

巨大アグロバイオ(農業関連生命工学)企業が、遺伝子工学を駆使した生命特許という手法で種子を独占し、世界の食を支配しつつある。本書は、工業的農業の矛盾を暴きつつ、その構造を徹底解剖する。グローバリズム経済を超えて、「食」と「農」の新たな地平を切りひらく。

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アグロバイオ企業:農業関連バイオテクノロジー〔生命工学〕
世界の種子の支配する。
ターミネーターがやはり」出て来た。
何故食料が不足するのか?

①バイオ燃料の拡大。

②新興国の食事の欧米化。中国の肉食の増加。

③中国・インドの食品の大量消費。

④各地の異常気象。干ばつ。


工業的近代畜産の悲劇。鳥インフルエンザ・狂牛病・抗生物質の投与。
日本の場合は家畜の6割は病気と言われている。


昔から品種改良は行なわれていた。が特許だとは聞いたことが無かったと思う。
「夏子の酒」 と言う漫画ある。部下に貸して貰ったが、数粒の酒米をふやす苦労の場面がある。
自然災害に負けないで育てていく。感動的な場面がある。この漫画には農薬散布の場面がある。
反対できない様にさせられていると感じた。
今はモンサント社のターミネーター技術で交配なんて出来なくなっている。
確かに 「種:生命体」 に特許と言うのはおかしい。
金を持っているだけに訴訟・裁判には強い。裁判には時間がかかる。その間に権利を確保する!


失敗した 「緑の革命」 
1940年~70年にかけて食糧増産を図ったが失敗。
農薬と化学肥料、新品種の種子代金。単一品種の栽培による悲劇。
奇跡の・・・・・はあまり信じない様にしている。やはりリスクがあると思う。


特異的遺伝子が生命継承に必要である。
鎌形赤血球症:貧血を起こしやすい。アフリカに多いがマラリアにかからない。これが優性でもあり劣性でもある。
生命の多様性。遺伝子操作で特異な遺伝子を操作すべきでない。
かって見たNHKスペシャル 
「生命 40億年」 
花たちの戦略。開花時期をずらして一度の危機で絶滅の避けるようにしている。
やはり遺伝子は操作すべきではないと思う。

今の東北大震災の復旧をバネに早く農業も立て直しを図って欲しい。
農政通と言われる政治家もチョットは仕事して欲しい。

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