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2012年6月 4日 (月)

錯覚の科学⑦おわりに・クリストファー・チャブリス,ダニエル・シモンズ

直感は信じれるのか?
日常的錯覚には共通点がある。
どの錯覚も、自分の能力や可能性を過大評価させる。
いずれの錯覚も、簡単に出来る事を、うまく出来る事と混同しやすい。

トーマス・J・ワイズと言う有名人がいる。
稀覯本コレクターと知られ、埋もれていた知られざる出版物をつぎつぎ発見し売りに出した。
疑問を持った関係者が調査をした。現物を直接化学分析にかけたようだ!
現在ほどの化学捜査はできないが。が紙を調べたりして偽物と判断した。
ワイズは偽造を否定したが、大英博物館の稀覯本からページを盗み取っていた事も判明した。
ワイズは史上まれに見る偽造本の作り手として世界的に有名だそうだ。
熟慮と分析が直感にまさった例である。
この話を読んでいてら、誰でも思い出す話がある。
「神の手」 
行く先々で石器を発見する。何でだろうと思われる。
石器を落とす場面を撮影される!
そんな事をして恐ろしくなかったんだろうか?
何事もそうだが、飛び抜けているのはおかしいと思うべきである。
と私めは思っています!

じっくり考えた結果が、直感より判断を誤ってしまう例もある。
ジャムの鑑定に熟考は禁物。
最後に日常的錯覚をなくすことはできるか?
①日常的な錯覚の働きについて知る事。
②自分の認知能力をトレーニングで鍛える事。
③テクノロジーに期待する。
いずれも完全な問題解決にはならないようだ。
この本から手に入れた眼鏡で、人の行動を観察し、自分の思考や行動についても、自分の直感や本能的な勘が正しいかどうか見直そう。
結論に飛びつく前に、肩の力を抜いて、もう一度ゆっくり考えてみよう!
吾輩には無理かもしれない!無理だろうが努力はしよう!

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