ドイツ参謀本部-その栄光と終焉①・渡部 昇一
ビスマルク首相、モルトケ参謀総長の下で「史上最強」といわれた集団組織はいかにして作られ、そして消滅したか。その歴史を調べることは、とりもなおさず究極の組織論、リーダー論につながる。さらにリーダーを政治家、スタッフを軍部(自衛隊)に置き換えれば、そのまま現代の日本の理解ともなり、「文民統制」のあり方を考えるヒントともなる。ドイツ参謀本部は、まさに教訓の宝庫である。
初版刊行以来30年以上読み続けられてきた名著の再刊。
会社に入った時に先輩がいた。
変わっている人だった。もっともそう言っている二郎も変わっている。
戦争と言うか歴史が好きなので、二郎は第2次世界大戦の事をある程度知っている。
その先輩は第2次世界大戦のドイツの事をよく知っている。
そんな事はほとんどの人は興味ない。
たまたまそういう知識があったので、自慢げに話しかけてくる。
今から思えば大した知識でもなかったと思う。
が他の人は相手にしないので、多少の知識がある二郎に話しかけて来ていたと思う。
エライ迷惑だ!
要は好きではない人だったんだと思う!
著者の本では、最初にこの本を読んだ。
メチャメチャ面白かった。いまだに印象に残っている。
中央公論社の新書本だった。
この本をその先輩に勧めたら読んだようだ。
自分が初めて読んだみたいに自慢された。
そんな事があったのを覚えている。
著者の本はよく読む。共感するところが多い。
著者が記述していたと思うが、いくら良い事を記述していても読んでも貰えなければ何にもならない。
確かにそうだ。二郎程度の頭では難しい事は理解できない。
こう言う読者のためにも分かり易く記述してくれているのかと思う!
何年か前に本屋で単行本で出版されているのを見た。
中央公論社からでは無かった。
事情は後書きで、詳細に述べられていた。
秦郁彦に誹謗?されたようだ。
著者は黙っていない。これを名誉棄損と思い出版社と秦に対して反論した。
中央公論社は要求を聞き入れず、秦氏は無視したようだ。
それで中央公論社からの出版をやめたようだ。
変に妥協しない。信念がある。
そこまでやるのかとも思うが・・・・・・・
事情があるのだろうが、手頃な値段で出版されているのは嬉しい事だ!
そう言う事で改めて読みなおした。
祥伝社新書の1冊で読みなおした。
元航空幕僚長、田母神俊雄が推薦している。
この組み合わせも面白い。
主にナポレオン戦争の時代から、普仏戦争までが記述されている。
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