« 歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか① ・保阪 正康 | トップページ | ナルト・ルイヴィトンと八尾 »

2012年8月29日 (水)

歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか② ・保阪 正康

歴史問題と領土問題が一緒になっている。
かっての大日本帝国、世界をドイツと二分する事を考えていたアホがいる!
マア良くそんな事が実現できると思ったのかと思うが・・・・・

北方四島、竹島、尖閣諸島について記述されている。
どうしても明治以降日本が外へ目を向けてからの話になる。
対外的接触し始めるといさかいがある。

北方四島
幕府がロシアと交渉して国境を決めた。
これは正しいとされる。
ロシアも認めた。
太平洋戦争に負けておかしくなる。
おかしくなると言う言い方が問題かもしれないが・・・・
日本が海外領土を放棄する。
日本列島は当然日本だ!が島はどうなる?
樺太なんかは日露戦争の火事場泥棒的な感じで日本領土になった。
千島列島、これはソ連の物になる。
が日本の言う北方四島は含まれるのか?あいまいだったようだ!
ロシアは当然含むと主張。日本は固有の領土なので日本領土だと!平行線をたどる。
この流れは分かり易く記述されている。
私めにも良く分かる。
終戦時、択捉島には1万3千人の日本兵がいたようだ。
抵抗せずに降伏し、全員シベリアへ送られたようだ!
日本のロシアに対する恐れ、不安、怒りは全て終戦前の満州侵攻にあると思われる。
その後のシベリア抑留!複雑な感情がある!
エストニア国境問題が記述されている。ここも国境で揉めている。いまだに解決しない。
ソ連の強引なバルト三国の併合が後を引いている。
ロシアは一度獲得した領土は決して離さない。とされる。
高まる実効支配に対してどう対応するのか?
 

竹島

この島も色々あったようだ。特に日露戦争に関わる。
この本は韓国大統領の上陸前に記述されている。
した後の感想も又出て来るだろう。
日本が各国に確認して島根県に編入したのは1905年とされる。
それが、それまで日本の領土でな無かったと言われる。
各国に確認したと言うが韓国はその時は韓国で無い。
日本に実効支配?されていたから。
マア韓国は承認していないとい事なんだろう!
兵庫県選出の国会議員、土肥隆一。馬鹿の極めか?
兵庫県に住んでいる者として恥ずかしいですよね!
日本は、日本固有の領土と言う。どちらも言い分はある。
日本は李承晩ラインの恐怖がある。
子供の頃だったが、韓国は恐ろしい国だと思った。
これから韓国の実効支配が始まる。
この島には何もないと言えば語弊があるかもしれないが、ツアーまであるのは驚きだ!
これについては当分冷静になれそうにないだろう!

尖閣諸島
ここも領土になった経緯は、はっきりしている。
ただ1895年に領土編入したがその10年前から編入しようとしていた。
10年前は清国に遠慮したが、10年後は遠慮しなかった。
10年前は日本は弱小国で、清はアジアきっての超大国だった。
10年後は清は弱小国になった。
そのどさくさにまぎれて編入したとも言う。
だから日本領土なのは間違いないが、日本固有の領土と言うのはどうかと言われている。
そう言うから竹島と同じで話にならない。
ただ竹島と同じで、領土だと確認した。と言うのは正しいと思うが・・・・
資源がなければただの岩に過ぎない。あるので中国も台湾も騒ぐ!
異常なほどのナショナリズムだと思う。先日の香港の上陸。
顔を見ていても、何故中国領土かを説明出来そうな感じはしなかった。
むしろ暇なんかと思いたかった!日本もすぐに対抗処置を取る。当然の反応になる。
中国は狡猾?と言うよりしたたかではないか?
中国に、はっきり言えば思うがままにされているのが現状か?

最後に著者の意見がある。敗戦によって何を学んだのか?
①他国の領土を奪うことによる損と得を計測してみるべきである。(歴史)
②自国の文化や文明が唯一絶対と考えたときにそこに生まれる独善を考える必要がある。(文明)
③国境とは何かを改めて私たちの問題として捉えなければならない。(国家)
④不当に奪われた自国の領土はどれだけの時間を経ても、その正当性を主張し続けなければならない。(権利)
⑤領土空間の拡大は必ずしも国民の幸福や充足を生むとは限らない。(教訓)
まだまだ時間がかかるのだろう!

« 歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか① ・保阪 正康 | トップページ | ナルト・ルイヴィトンと八尾 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

時事」カテゴリの記事

インテリジェンス・国際情勢」カテゴリの記事

台湾」カテゴリの記事

中国 (モンゴル)」カテゴリの記事

ロシア (バルト3国)」カテゴリの記事

朝鮮半島」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

« 歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか① ・保阪 正康 | トップページ | ナルト・ルイヴィトンと八尾 »

2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
フォト
無料ブログはココログ

カテゴリー

大和ミュージアム

  • 20120917_yamato12_2
    呉の大和ミュージアムです。 2012年9月に訪れました。