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2012年9月 4日 (火)

日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島①・保阪 正康・東郷 和彦

ロシア、韓国が実効支配している北方四島、竹島、そして中国の干渉が強まっている尖閣諸島。
この三つの領土問題は、今すぐ対処しないと、永遠に解決できなくなってしまうかもしれない。
それはなぜか?
昭和史研究の泰斗・保阪正康と、外務省で対ソ交渉の最前線にいた京都産業大学世界問題研究所所長・東郷和彦が、わが国の領土問題をめぐる歴史的、外交的背景を徹底分析。さらに問題解決の具体的な手がかりと選択肢を大胆に提言する。領土問題こそが、今まさに先送りできない問題なのだ。

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「歴史でたどる領土問題の真実」 に次いで読んだ。2012年2月発行なのでより現状に近い!
こちらは実務を経験した 東郷 和彦が、自分の交渉を踏まえて記述している。
いろんな話があり面白かった。
面白かったと言えば怒られるか?
ここでも国力の低下が交渉に響いている例がある。
北方四島、竹島、尖閣諸島。
外務省で対ソ交渉の最前線にいただけに説得力がある。

こんな記述があった。世界の現実の政治下で、日本の領土問題はどう思われているのか?
現実に日本は大きな島、九州・四国・本州・北海道を繁栄させる事が重要ではないか!
今の日本の悪夢は、中国の強大化。中国に対して日本はどれだけ張り合えるのか?
韓国とロシアと組む方がよっぽど重要ではないのかと!
日本の悪夢は、中ロ同盟によるユーラシア大陸の席捲なのではないか!
それにくさびをうつのは、ロシアを味方に入れる。その為に北方領土・竹島を放棄する。
そう言う考えが世界にはあるそうだ!
誰もちっぽけな島の事で日本を助けてくれない。

民主党政権になり問題は多くなったと言う!
対米関係も悪くなっている。
リーダーの資質の問題がある。強力なリーダーが育たない風土になっている。
この中から誰がふさわしいか?この中の人間もいない!
ロシア、韓国、中国との違い!
国力が弱まると言う事は辛い!相手にされなくなる。
今の日本がそうなんだろうと思う!

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