ポーランドの歴史 (ケンブリッジ版世界各国史)・イェジ ルコフスキ・フベルト ザヴァツキ
ポーランドに行く前に、歴史の読んでおきたかった。ポーランドの通史である。
ブルガリアに行く前も、このシリーズの、ブルガリアを読んだ。
著者は一人が18世紀、もう一人が19世紀の専門家である。
やはり長い!
100ページほどはパリ行きの飛行機の中で読んだ。
残りはポーランドへ行く前日に読み終えた。
ポーランドは、ロシア、プロシア、オーストリアの緩衝地帯になる。(フィンランドは大国ロシアとスウェーデンに挟まれている)
1795年にヨーロッパの地図から消えた。
第一次世界大戦の後のポーランドは、その前といちじるしく異なり、第二次世界大戦に又異なったと言う
そもそもポーランド人とは何ぞや?
国内はウクライナ人、ザクセン人、アルメニア人、リトアニア人、ベラルーシ人、タタール人、ユダヤ人等人種のウツボなんだろう。
宗教も今はカトリックでまとまっているのだろうが、プロテスタント、ロシア正教を押し付けられていた時代もある。
国の名称からして多い。
ポーランド王国、ワルシャワ大公国、ポーランドリトアニア共和国、ポーランド会議王国、クラクフ自由都市・・・・・・
強いポーランドは要らなかったようだ。
大国ロシア、プロシア・・・・・・・
強いポーランドは要らない。
ロシアはよく言われていた。
国境の間に緩衝地帯を欲しがる。それも味方の。
ドイツ、プロシア、オーストリアが強くなれば困る。
陸続きで大変だ。
それを抜きにして国が成り立たない。
面白い記述があった。
第一次世界大戦末期に、ボルシェビキ軍とポーランド軍との、近代での最後の最大の騎兵戦行われ、ポーランドは勝った。
これは最後の栄光なのか?
ドイツのポーランド侵攻とワルシャワ蜂起。
避けて通れない歴史である。
地政学の問題も多い。
学校で歴史を教えるのは苦労が多そう。
学生も覚えるのに大変だろう!
地図ひとつ見ても、年代毎に違う。西へ東へ国境が動く。
これからのロシアとの付き合い。西欧との付き合い。
カジ取りが大変である。
理解は出来たとは言い難いが、最後まで読み通せた。(誉めてやりたい!)
バルカン半島の他の本も読んでみたい!
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