勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略③・畑村 洋太郎・吉川 良三
組織の話が記述されている。
組織を硬直化させる三つの官僚主義。
これは理解できる!自分の会社がそうだ!
①形式主義:社内書類、稟議等で細かい事を言う。中身より体裁を構う。回覧の人間も多くなる。
余計な時間がとられる。
『担当者が変わるたびに書き方が変わる!内容が分かればよいと思うのに、コンマが違う。なになにが抜けている!
何度も往復する!』
②数量主義:必要以上に数字による評価に重きを置く。いんちき数字が横行する。
③管理主義:マニュアル化への過度な依存、形骸化。
横並びの日本。横並びのリーグ戦を戦っている。
韓国はトーナメントを戦っている。真剣さが違う。
耳の痛い話が並んでいる。
著者も記述しているが、制度上の問題、円高とか日本が停滞している理由は絶対的なものでは無い!
それよりも現状認識できていないことが問題のようだ。
韓国はIMF危機で変わらなければならないと言う事で、真剣に変わった。
日本は危機感が無いと!
JALも潰れたが、その前に危機感を持っていた人も多い。
潰れてからでは遅いと!
自由な発想が出来ない。何かあれば必ず責任問題が言われる。
中国では電動自転車がある。日本みたいに規制があるわけではない。
ペダルを踏まないで動く。
借りにこれを2台つなげば自動車が出来る事になる。
そんな簡単なものではないが、そうなれば電池が重要になる。
リチュウムイオン電池!
この主導権争いも始まっている。今は日本の技術は先行しているようだが、今後は分からない。
価格がある。安くなければならない。
耳の痛い話ばかりだ!
しかしなんとかしなければならない。
日本ならではの開発をする。
技術に優れていても世界で負けている理由は、製品開発力が劣っているからと言う!
それは組織と、経営者の問題になる。
その対策と、企業の具体例が記述されている。
一気に読めるが考えさされる本である!
« 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略②・畑村 洋太郎・吉川 良三 | トップページ | 不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換・孫崎 享 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 本・零戦 その誕生と栄光の記録(2012/12)・堀越 二郎(2016.04.23)
- 本・韓国人がタブーにする韓国経済の真実(2011/6)三橋貴明・室谷克実(2016.04.22)
- 三橋貴明の、「大マスコミ 疑惑の報道」を読んで……… 万華鏡写輪眼の瞳術「別天神」(2016.04.21)
- 本・愚韓新論(2014/2)三橋貴明(2016.04.20)
- 本・物語 イランの歴史 誇り高きペルシアの系譜・宮田律(2016.04.19)
「時事」カテゴリの記事
- おおさか維新の会 街頭演説 5月4日 三宮センター街 片山虎之助(2016.05.05)
- 災害被害、熊本の震災についての海外の記事(フランス・台湾・中国)(2016.04.28)
- 本・韓国人がタブーにする韓国経済の真実(2011/6)三橋貴明・室谷克実(2016.04.22)
- 三橋貴明の、「大マスコミ 疑惑の報道」を読んで……… 万華鏡写輪眼の瞳術「別天神」(2016.04.21)
- 本・愚韓新論(2014/2)三橋貴明(2016.04.20)
「 朝鮮半島」カテゴリの記事
- 本・韓国人がタブーにする韓国経済の真実(2011/6)三橋貴明・室谷克実(2016.04.22)
- 本・愚韓新論(2014/2)三橋貴明(2016.04.20)
- 本・物語 イランの歴史 誇り高きペルシアの系譜・宮田律(2016.04.19)
- 本・大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (2015/10)②ヨーロッパ・アメリカ・池上 彰・佐藤 優(2016.02.18)
- 本・世界認識のための情報術(2008/7)・佐藤 優(2016.02.11)
この記事へのコメントは終了しました。
« 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略②・畑村 洋太郎・吉川 良三 | トップページ | 不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換・孫崎 享 »
コメント