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2012年11月25日 (日)

勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略③・畑村 洋太郎・吉川 良三

組織の話が記述されている。
組織を硬直化させる三つの官僚主義。
これは理解できる!自分の会社がそうだ!
①形式主義:社内書類、稟議等で細かい事を言う。中身より体裁を構う。回覧の人間も多くなる。
余計な時間がとられる。
『担当者が変わるたびに書き方が変わる!内容が分かればよいと思うのに、コンマが違う。なになにが抜けている!
何度も往復する!』

②数量主義:必要以上に数字による評価に重きを置く。いんちき数字が横行する。
③管理主義:マニュアル化への過度な依存、形骸化。

横並びの日本。横並びのリーグ戦を戦っている。
韓国はトーナメントを戦っている。真剣さが違う。
耳の痛い話が並んでいる。
著者も記述しているが、制度上の問題、円高とか日本が停滞している理由は絶対的なものでは無い!
それよりも現状認識できていないことが問題のようだ。
韓国はIMF危機で変わらなければならないと言う事で、真剣に変わった。
日本は危機感が無いと!
JALも潰れたが、その前に危機感を持っていた人も多い。
潰れてからでは遅いと!
自由な発想が出来ない。何かあれば必ず責任問題が言われる。

中国では電動自転車がある。日本みたいに規制があるわけではない。
ペダルを踏まないで動く。
借りにこれを2台つなげば自動車が出来る事になる。
そんな簡単なものではないが、そうなれば電池が重要になる。
リチュウムイオン電池!
この主導権争いも始まっている。今は日本の技術は先行しているようだが、今後は分からない。
価格がある。安くなければならない。
耳の痛い話ばかりだ!
しかしなんとかしなければならない。
日本ならではの開発をする。
技術に優れていても世界で負けている理由は、製品開発力が劣っているからと言う!
それは組織と、経営者の問題になる。
その対策と、企業の具体例が記述されている。
一気に読めるが考えさされる本である!

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