黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語 ・ マリオ・リヴィオ
無限小数を用いた1:1.618…は、最も美しい比率「黄金比」と呼ばれ、古代からさまざまな芸術作品に用いられてきた、とされる。
この比率は、古くから数学者たちの注目を集め、幾何学の基礎を作ったユークリッドまでさかのぼる歴史を持つ。
オウムガイの殻のでき方やヒマワリの種の配列のような自然の事物、音楽や文学、はては株価推移のグラフをも支配するという。
この神出鬼没の黄金比の魅力と真実に迫る、決定版数学読本。国際ピタゴラス賞及びペアノ賞受賞。
銀行の担当者が会いに来た。人の金を取る為にだ!
その時に黄金比の話が出てきた。
何の関係があるのか?
株のチャート図が出てきた。黄金比になると説明する。
ピタゴラスじゃあるまいし・・・・・・・・
それなら何故リーマンショックを予測できなかったのか!
と言う事で早速本屋に行って探した。その前にアマゾンで検索しているが・・・・・・
メチャメチャ面白い。
古代の数の数え方!
未開発の原住民の数の数え方がある。
1.2.3は1と2を足した言い方になる。そして4以上は沢山になる。
そう言う例から始まる。
美しいとは法則があるのか?
それが黄金比なのか?
たまたまテレビで、「ピラミッドの嘘」 をやっていた。
黄金比がふんだんに出て来る。
これが意味がないのか?と言う例を沢山あげていた。
ピラミッド、イースター島・・・・・・
たしかにピラミッドはどうして造ったのかとは思う!
著者は歴史をたどり、色々な例を出す。
冷静に、言いきれないと言う!
オウムガイの事は子供のころから知っていた。
フィボナッチ数、対数らせん、図を見ていても楽しい。
何か意味があると思ってしまう!
芸術にも」当てはめている。
黄金比になる!
それは正しいと思う。
当然そう言う割合はあるはず。
ただしなんでも当てはめるのはどうなのか?
著者は冷静に分析して、言いきれないと言う。
非常に分かり易い!
最後の方に、株式の黄金比の話が出て来る。
本当に最後に出て来る。
チャート図の上がり下がりが、フィボナッチ数に黄金比に関係する。
世の中そんな法則性で動いているとは思えない!
恣意的に解釈する例もあるみたい。
不確定性原理もある!
谷岡一郎先生の本にあったが、何の関係も無い二つの曲線が同じカーブを示す。
実際に何の関係も無い!たまたま一緒だっただけだ!
なんでもそうだといのは問題があるのではないかと思う!
大変、メチャメチャ面白い本でした!
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