本・神風(シンパラム)がわく韓国―なるほど、なるほど!日常・ビジネス文化の日韓比較②・吉川 良三
著者が感じた事で、気になる事は下記の通りだ。
①会議が会議を生み、会議が仕事になる。会議はみんな発言する。良く意見は言うそうだ。
結論は前もって出ている。
役員が出ていれば役員の意見が結論となる。凄い割り切りよう!
②見えないところはほっておく。
③現実重視。目標を現実に合わせる。
④見え張りなところがある。
⑤韓国人一人で三人分の仕事をする。三人になると一人分の仕事もできない。
日本人は二人になると三人分以上の仕事をする。個の韓国、集団の日本。
⑥韓国はホンネしか無い。実際はホンネとタテマエを使い分ける。
⑦1個5000ウオンか、3個10000ウオンか?量重視の韓国。
⑧あいまいさを嫌い、はっきりさせたがる。よくある質問だそうだ。
「日本と韓国ではどちらが美人が多いか?」 そんなことははっきり言えないし、個人の主観の問題である。がどちらかはっきり言わなければならないようだ!
⑨権威を持つのと持たないのでは、天と地ほどの格差があるそうだ。例としてタクシーがある。一般のタクシーデはホテルのボーイも何もしてくれない。専用車で行くのとは全然対応が違うそうだ。
⑩臨機応変のコリアンタイム。会議の時間。権威と権力を持った人が主催であれば時間通り始まる。あまり権威のない人が主催であれば、会議の時間が遅れてルーズになる。仲間内の会議はキャンセルされる。もっとも上司がキャンセルするが・・・・・・
いろいろな事が記述されている。
韓国の言葉の説明もある。ウリ、恨・・・・・・・
この辺りは経験した人にしか理解できないか?
特に気になったのは、神風と頭才教育だ!
「神風 シンパラム」 と 「神風 かみかぜ」
同じようで同じでない。似て似ざるものなのか?
日本の神風は、天から与えられる。
韓国の神風は、天と地が一つになった時に起こる。
「ひとりひとりに個人の能力を超えた不思議な力がわき起こる」
他力と自力との違いか?
頭才教育。
著者の会社、サムソンは優秀と言われる人材がそろっている。
昔から言われている、学歴がすべてなのか?
より多くの知識を記憶し、かつ限られた時間内で多くの正しい答えを見つけ出す優秀と言われる人。
これを著者は、「頭才」 と言う。
それより、個人の持っている素質を、教育・訓練・自己努力で伸ばされる、創造性と人間性豊かな人材を 「創才」 と呼ぶ。
これからは、創才の時代だと!
日本も同じだと思う!
とても楽しく読めた。
最後に、「近くて遠い国」 の分析がある。
今竹島問題でぎすぎすしている。
どちらも引きに引けなけなくなっている。
著者の言葉。
「文化というのは真に理解することはできないが、知識として知ることはできる」
軽視されていると言う。
一気に読めた楽しい本でした
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