本・神風(シンパラム)がわく韓国―なるほど、なるほど!日常・ビジネス文化の日韓比較①・吉川 良三
韓国がどんどん好きになる!韓国No.1企業の日本人常務(ソウル在住)による抱腹絶倒のおもしろエピソードが満載。悪口はもうウンザリ、高邁な比較文化論も読みたくない。「違い」を互いに知り合って、本音で日韓関係を作ろうじゃないか。韓国人の素顔が見える!司馬遼太郎 『韓くにの紀行』 に続け!ソウル滞在記の本格派登場。
個人的話になる。
部下が書類を持って来る。何が言いたいのか分からない。
読んでいる時にも説明しようとする。
報告もそうだが、「何が言いたいねん!結論は?」 となってしまう。
状況は違うが、著者も日本的な考えで、報告書を持って来た部下を怒鳴った?みたいだ!
読み始めて直ぐに自分の事を思った。
著者の本は2冊目だが、これは少し前の韓国に行ってしばらくしてからの話だ。2001年発行だ!
現在のサムソンは1兆円の益があり、日本の8社が束になってもかなわないと言う辛い現状がある。
前作は真面目に技術的な話に韓国の国民性の話を絡ませている。
この本は著者の実際に体験した事が記述されている。
メチャメチャ面白い。
両国の国民性の違いの題だけ見ても内容が想像できる。
①ほめる韓国、叱る日本。
②話す韓国、聞く日本。
③自然まかせの韓国、管理したがる日本。
④見せたがる韓国、隠したがる日本。
⑤個の韓国、集団の日本。
⑥現在重視の韓国、過去重視の日本。
⑦ホンネが見える韓国、ホンネが見えない日本。
⑧量が大事な韓国、質が大事な日本。
これを具体的な例をあげて説明する。
非常に分かり易い!
付け加えると、差をつけたがる日本、もあると思う!
著者はサムソン会長に引き抜かれた。なのでサムソン社員も敬意を払ったと思う。
一人で韓国社会に入って行ったのだから、凄い人と思う!
最初の話に戻るが、韓国では怒鳴る前に誉める事が必要とある。
良く頑張った。がしかし・・・・・・・
こう言う必要があるそうだ!
現実に韓国の同僚にそう注意されたとある。
難しいですね!
各項目ごとに面白い話が記述されている。
それぞれ興味深い。
韓国料理は小鉢料理が一杯とあった。
そう言う物らしい。日本からの友人を連れて行き、日本並みに注文したら食べきれなかったとある。
出されたものは全部食べるのが、日本流と思う。
中国に旅行した時、全部食べられると足らなかったのかと思われると聞いた。
国民性の違いだろう。
韓国病があるそうだ。
昔イギリス病があった。
目覚ましい発展を遂げた韓国に対するやっかみがある。
そう言う風な目で見ずに、著者が分析している。
①文化の影響から来る病。
②経済の発展途上で起こる病。
③国際化のために治さねばならない病。
韓国では10大韓国病と呼ぶ病があるそうだ!
その中で著者が3つ選んだ。
特に大きな問題では無いと思うが・・・・・・
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