亡命者 ザ・ジョーカー・大沢在昌
着手金は100万、仕事は「殺し」以外のすべて―。根城にしている六本木裏通りのバーに持ち込まれる難題を解決していくトラブルシューター・ジョーカー。彼のもとを訪れたイギリス人の依頼はCIAに追われた元妻の行方を捜す、というものだった―「ジョーカーの鉄則」他五話を収録。裏社会に生きる男達の美学とプライドを描く。
ジョ-カーの続編である。
軽やかに物語は進む。
遠い過去、ジョーカーを名乗り始めたころの話。
下手すれば死んでいた。ツキも実力なのか?
ツキと言うより用意周到と言うべきなのか?
いや、それなりの対応をしているから生き残っている。
腕っぷしが強いだけでは生き残れない。
頭もいる。鉄則!生きていく自分なりのルールは守らなければならない!
過去から現代に話が続く。
時代を反映している。
ゲームソフト開発からハッカーへ?
地上げ屋。
中国・・・・・
何年かぶりに合うかっての依頼者。
過去のやばい話が、偽ドルの話につながる。
謀略の世界では、どれが本当の事なのか?
やはり洞察力、推理力がいる。
公安が出て来た。
キャリアとノンキャリア。
立場があり、キャリアが強い。どんな若造でも・・・・・・
100万は出せないと言う。
しかし終わってから調べれば3万とは情けないだろう・・・・・・
最後に珍しく沢井のプライベートが出てくる。
それにジョーカーがおせっかいをする。
裏社会のこわもてぶりが発揮される。
楽しい本です!
著者はもう書く気は無いのだろうか?
長編を書いて欲しいが、無理だろうと思う!
面白かったです!
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コメント
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この手の小説、私 意外に好きです。
是非読んでみたいです。
投稿: Sachiko | 2013年6月26日 (水) 16時22分