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2013年6月30日 (日)

幕末史・半藤 一利

嘉永六年(1853)六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現し、役人たちは周章狼狽する。やがて京の都はテロに震えだし、坂本龍馬も非業の死を遂げる。将軍慶喜は朝敵となり、江戸城は開城、戊辰戦争が起こる。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没す。波乱に満ちた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちを、著者独自の切り口で、語り尽くす。

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次は明治史があるのだろうか?無いだろう!
もっとも太平洋戦争で、インパール作戦が未だ抜けているようだが・・・・・・
維新の言葉がある。
たいがい、「御一新」 で通していたようだ。
『詩経』 に維新とあるようだ。

著者は自分でしょっちゅう言っている。どちらかと言うより間違いなく、反薩長である。
ペリー来航から始まる。
『百才あって一誠なし』
司馬遼太郎によって知った言葉だ。
誰の事かと言うと、徳川慶喜である。
この本は詳しい。節目節目で変節が詳しき記述されている。
幕臣も嫌になると思う!
が将軍である!
徳川家定、家茂、慶喜と短命の将軍が続いた。
混乱期は短期ではだめなのか?今の日本の総理がそんな感じだ!

半藤節で流れて行く。
井伊直弼が登場。
桜田門外の変。
ここらはさらりと流している。
西郷隆盛、高杉晋作、それぞれの活躍があり、薩長同盟にたどりつく。
著者言う、「歴史には意志がある」
転換期に、必要な時に必要な人間が現れる。
阪本竜馬もそうなんだろう・・・・・
この辺りになると、会津・桑名が哀れになって来る。
松平容保はそれ程重要な役回りでは無い!

歴史がよく分かるように書かれている。
学校の先生もこれぐらいのエピソードを交えて授業すればもっと面白い授業になると思うが・・・・・
阪本竜馬暗殺!
下手人は?
著者は薩摩説を主張している。
犯罪における犯人は利益を得る。
そこから土佐、後藤象二郎が出て来る。
阪本竜馬の船中八策。これを自分の物にする為、邪魔な竜馬を消した・・・・
本能寺の変と同様に、真相は分からないが、これが決定的な証拠だと、嬉しそうに発表して欲しくないが・・・・・

明治政府の初期の話になる。
ここからの役回りは、別の人間になるようだ。
無くなっている人が多い。
山県有朋、伊藤博文が台頭する。

版籍奉還、朝敵だった県の名前の一覧があった。
これから征韓論になり、この緊迫した政局が面白い。
岩倉具視が踏ん張る。
ここで引かずに征韓論は敗れる。が岩倉具視は褒められる。
そして台湾出兵がある。
クライマックスの西南戦争に行く。
西南戦争、戦争だ。
佐賀の乱、秋月の乱、萩の乱、神風連の乱とみな乱である。
西南戦争までで終わり。
最後に当時の天皇の立場は、庶民からすれば存在感は無かったようだ!
読んでいて楽しい本である。
是非に読むべきと思う!

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