ルビコン川を渡る 『日経の記事より』
この夕刊には面白い記事が多い。 たいがい奥さんがもってくる。
ルビコン川の話が出ていた。
有名な言葉!カエサルが 「ここを渡れば人間世界の破滅、渡らなければ私の破滅。神々の待つところ、我々を侮辱した敵の待つところへ進もう、賽は投げられた」 と檄を飛ばしたして渡った川だ。
どんな大河かと思っていたが、普通にある小さな川だ。
何かの本に、よほど歴史に詳しい人しか行っても面白くないと記述されていた。
チョッと情けなかった。どんな大河かと思ったから・・・・
退路を断つ時、何かを決意する時に使う言葉だと思っている。
もっとも個人的な事でも、嬉しそうに 「賽は投げられた」 と言って言い訳する人間もいる。
カエサルの名言としては、「来た、見た、勝った」 がある。
ホンダのF1の初勝利、メキシコグランプリの優勝報告が、この言葉だったようだ!
他にもある。
①人は現実のすべてが見えるわけではなく、多くの人は見たいと思う現実しか見ない。
②始めたときは、それがどれほど善意から発したことであったとしても、時が経てば、そうではなくなる。
こういう話は塩野七生のローマ人の物語に詳しい!
記事によると、福島の原発の処理の問題だ。 オリンピック招致で、東京に決まった。
安倍総理が原発の後始末に不安はないと言い切った。 これも後戻りできない決断だと言う!
ルビコン川を渡ったのだと言う!
国民みんながその意識を持たなければならない!
原発の再起動の話もある。
最近思うが、日本でエネルギー節約の話を聞かない。
今の生活が当たり前だと思っている。
原発がダメなら、エネルギーを節約しようとは思わない。
代わりのエネルギーに走る!太陽光発電。風力発電・・・・・・・
今のエネルギー、電気使用量を節約する考えはあまり聞かない!
だから原発の再起動に話になるのではないか?
これも、快適な生活の基準を今の状況に決めた時、ルビコン川を渡ったのではないかと?
後戻りできなくなっている。
そんな事を考えました!
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