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2013年11月

2013年11月29日 (金)

本当は間違いばかりの「戦国史の常識」・八幡 和郎

鎖国で引きこもり戦国時代のエピソードは、しっかりした史実の検証がなされないまま、江戸時代あたりに成立した“通説”が今なお無反省に語られているケースが少なくない。また、小説家などによってフィクションまがいの“奇説”が唱えられ、それがあたかも歴史的事実として受け入れられている。本書は戦国史の誤解を見直し、ヒーローたちの真実を骨太に明らかにする画期的な戦国史。

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著者はこう言う本が多いと思う。内容は下記の通り。
戦国時代、日本は世界の最先端だった
①室町時代は冴えない時代ではない
②平清盛をお手本にした織田信長
③ナポレオンの先駆者だった豊臣秀吉
④日本を儒教の国にした家康・心の闇
⑤信玄や謙信の石高は百万石もなかった
⑥信長より前に上洛した大内・三好の末路
⑦大航海時代の主役になれず

よく記述されているが、後世の歴史の結果を知っている人が、分かったような事を言っても仕方がない。
その時代にい無ければ、考えは分からないと思う。
よく分かっと思う事は下記の通りである。

太閤検地。
薩摩の島津家の話がある。
この頃は、まだ島津も権力を集中できていないところがある。
肝付氏との内乱もある。
臣下と言っても力のある土豪が多い。検地も出来ずに言いなりの負担しか求められなかった。
石田三成が検地を徹底的に実行して、石高を決めた。
22万5千石から56万石強になった。
土豪たちは、検地で増えた石高で無く、前の少ない石高で新しい領地に移し替えられた。
徳川の大名の鉢植えみたいなものなのか?
国替えもメリットはあったのか?
家康自身、関東に移された時、「三河を失うのは悲しい?」
家臣の石高を上手く調整したと言う。
非常に分かり易い話と思った。
その家康の話が記述されている。
臆病だったと!
堅実と言うか冒険を嫌ったようだ!
息子信康も信長が無理に殺させた言うのも無理がある。

信長に反抗した浅井長政。
時代を読めば、家康と並んで信長の片腕になったのではないか?
そうすれば秀吉は?

著者が面白い事を記述している。
バルブ経済がはじけた時、褒められたのは石橋を叩いても渡らない経営者だった。
人は時代の気分に流されやすい!
「人の行く裏に道あり花の山」
千利休の言葉と言われる。

太田道灌の逸話。
にわか雨に会い、農家で蓑を借りようとしたら、若い娘に、「一輪の山吹を差し出された」
意味が分からず、自身の教養の無さを恥じて、和歌に励んだと言う。
『七重八重 花は咲けど 山吹の実の一つだに 無きぞ悲しき』
実のと蓑をかけたと言う。要は無いので貸せないと言う事だろう!
言っちゃ悪いが、そんなこと今の時代分かる方が異常だ!

上杉謙信は、物流でも稼いでいた。石高以上の実力はあったと言う。
石高だけでは割り切れないと思うか・・・・・

沖縄は明に朝貢していた。理由は儲かるからである。
著者は否定はしていない。当然だと思うが・・・・
「万国津梁」と言う。
世界のかけ橋。ハブ港になる。
ただし朝貢していたので、、新しく琉球王となる世子は、中国皇帝の使者を、土下座して迎える。
そこが守礼門と言う。
扁額に 「守禮之邦」 と書かれている。
琉球は礼節を重んじる国と言う意味だそうだ。
著者はこれを、恥知らずなウソと言う!
そりゃ沖縄も中国領土と言われるネタを巻いている感じがする。

色々面白い話が多い。うなずける話がほとんである!

2013年11月28日 (木)

歴史のなかの未来・山内 昌之

混迷を深める世界情勢、行く先の見えない不安の時代。人間の苦悩や思索の迷いを解決するために、貴重な叡智を与えてくれる書物。世界の現実を知り、問題の本質を見極める冷静な視点と良識を得るには、どんな本をどのように読めばよいのか。古典から現代小説まで、人生の糧となる書物の魅力と効用を縦横に語る、“読み手”の歴史学者による読書エッセイ。

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帯に記述してある。
“読み手”の歴史学者による 読書案内とある。
著者は感心するほどよく読んでいる。
6章からなり、それぞれの章の読書案内がある。
全部読んでいるのかと思うと恐ろしい!
著者の推薦する古典20冊がある。
知っている本もあるが、1冊も読んでいない。
チョッと情けないが・・・・・・・・
最後のリストには150冊以上の本が並んでいる。
ほんの何冊かは読んでいるが・・・・・・・・

面白いと言うか、気になるところがある。

中国の少数民族。55の民族がいる。北京オリンピックで参加していたが・・・・・・・・
問題はチベットと新疆ウイグルと言う。
他の少数民族は、格差是正を求めている。
が両国は独立を求めている。
いずれ中国の支配は破綻すとは思うが・・・・・・・・

李舜臣!朝鮮半島の英雄。秀吉の朝鮮出兵に水軍を率いて戦った。
日露戦争、日本海大開戦の時、李舜臣に必勝祈願をかけた連合艦隊!
どうも戦死してよかったようだ。反逆者になりかねなかったようだが・・・・・・・・
李王朝は評価しなかった。
評価したのは日本と言う!

問題の?カザフスタン。
128の民族から成る国と言う。
豊富な石油、天然ガス、元素表に載る元素すべて産出するようだ。
問題は多そうだが・・・・・・・・
中央アジアには、日本は今後どういう対応をすべきなのか?

アフリカ、アラブの旧植民地の十分な資源を持ちながら生活は一向に良くならない!
ナイジェリアは国民の貧しさでは世界の一、二位を争う。
世界で一番腐敗した国、カメルーンは貧乏人の数でもトップと言う。
想像を絶する腐敗があると言う。
厚かましく、むき出しで、許される賄賂となっている。
『ごまかし・アリバイ・欺瞞』
アラブの暴君は、パレスチナ人の権利回復に冷淡である。
本来取り組むべき自国の成長率、識字率をそらすためにイスラエルとの紛争を利用してきたと言う。
アラブの知識人だけは無いが、人前ではアルコールの飲用を禁じているが、外国では目一杯飲む。
偽善者が多いのであろう。
エジプトの1952年に王位を追われた、ファルーク!
朝からゆで卵30個、ロブスター、ビーフステーキ・・・・・・・・
兵が戦っている時にも・・・・・・・・
追われて当然なのか?

アイルランドも移民が多かったが、レバノンも世界に800万から1600万の移民がいるそうだ。
国土が狭く働き口がないのが理由みたい。

インドのパール判事
太平洋戦争、A級戦犯無罪論を主張。ただし日本無罪論ではない!
貧しいなから奨学金で勉強していたようだ。

靖国問題。昭和天皇の意志は何処にあるのか?
合祀、入れる時は問題なく、一旦入れれば出せないと言う!
これもおかしい話である。
新しい国立追悼施設を造る。
そこにはA級戦争犯罪人は外される。何処に作ると言うのか?
それならばA級戦争犯罪人を靖国から出せばよいのではないかと思うが・・・・・・・・
昭和天皇が、奥野国土庁長官に不快感を示した。
「なぜ日本だけ。白人もアジアを植民地にした」
言いたい気持ちは分からなくないが、言ってはいけない言葉だろう!
昭和天皇の思いがあったようだ。
軍人と政治家の責任の取り方。
近衛文麿、広田弘毅、陸軍参謀部、海軍軍令部関係者。
軍政畑の人間、現地の司令官が有罪になったのに、無謀な作戦を超法規的に立案して内外に大きな犠牲と苦痛を与えた参謀たちは、ほとんど免訴されたようだ!

経済小説が何冊かある。
みんなモデルがある。
相互保険会社、第一生命は株式に転換した。
『腐食生保』モデルは日本生命か?
部下が業績不振で自殺したが、社長は夫婦同伴で旅行に行っている。
実際の例なんだろうと思う。
最近もみずほの不正融資が記事になっていた。
無くならないのだろう・・・・・・・・

著者の博学には感心する!

2013年11月27日 (水)

司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅〈8〉ある明治の庶民

祖父・福田惣八の生涯を幕末維新史の点景として描く三篇のほか、日本人全般を論じた五篇、さらに劉邦、八大山人、ゴッホなど世界史のなかの天才の魅力を語る諸篇を収録。
歴史小説の巨人が遺した人物エッセイの集大成・全八巻、ここに完結。


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これが最後にまとめたエッセイ集になる。
時代は明治に入っている。著者の祖父、父が描かれる。
私自身の出身は、兵庫県であり高砂、尼崎に暮らした。今は神戸だが・・・・・・
なので播磨地方はよく知っている。
知り合いも多い・・・・・
英賀保とか三木とかが出て来ると、親近感を持ってしまう。読んでいて楽しい。

このエッセイ集では、日本人の事が出て来る。
明治維新の名前。
通称とナノリがある。
有名な、西郷吉之助隆盛!実際は隆永だった・・・・・
弟は従道だが、これを音読みするとジュウドウとなり従道となった。
二人ともこだわってはいなかったようだ。おおらかだ・・・・・

江藤新平は、通称の新平をを名前にした。
色々あったんだろうと思う。

秀吉と朝鮮使節の話があった。
まず幕末の話がある。
中国とイギリスの交渉だが、テーブルの位置が悪いと言って、イギリス外交官は自分で席を変えた。
これは驚きだったようだ。
中国の大官の意識はそんなものだと!奴婢を沢山使い、出入りには乗り物を使い、自分で労働すなんてことはない。
朝鮮も中国の影響を受けている。
秀吉をどうも馬鹿にしたようだ。

軽薄のエネルギー??????
大気が天下をとらせる。著者がよく言う、足利尊氏は気前よく土地を分けたので天下をとれた。
家康はどうだったんだろうか?
蒲生氏郷が、あの吝嗇さでは天下は取れないと断言したが、待ったかいがあり取れた!
氏郷は家康を認めたくなかったんだろうと思う。
秀吉もどうだったか・・・・・・
関ヶ原の合戦後、勝者の軍勢が増えている。負けた方の軍勢が紛れ込んでいる。
狭い日本だ!知り合いもいるだろう・・・・
家康はほっておいた。そう言う空気を読めるぶしょうだったようだ・・・・・
この時、大活躍したのが、大好きな藤堂高虎だ。
外様でありながら准譜代と言う扱いをうけた!
これで徳川の先鋒は、譜代の伊井と外様の藤堂と決められた。
幕末の鳥羽伏見の戦い!徳川の負けが決定的になると、砲門の向きを変えて徳川に砲撃した!
他の小説だが、これを「錦の旗」があがったからという記述もある。
元から勤王の精神を持っていたからと・・・・

一発でこの作家が嫌いになったが・・・・・・
それより著者の、藩祖高虎の体臭がしみついている、の方が正解なのでは?
桜田門外の変で暗殺された、伊井直弼!
この井伊家は勤王につくか、徳川に殉じるかと1万3千人の藩士に問うた!
佐幕はたった4人だったと言う。
日本史のおもしろさはここにあると言う。
変革期もすぐに片付く!
誇って良い物なのか?それとも情けなく思うべきなのか?

権力には礼こそ皇帝をして皇帝たらしめる。権威には装飾がいる?????
神がかりと言うべきか?
劉邦の話になる。嫌っていた儒者の意見を取り入れる。
秀吉はそうはならななかった・・・・

豊臣の殿中はガラが悪い。
関ヶ原後、三成嫌いだった浅野幸長が嘆いたそうだ。
三成がいたころはこんなではなかったと・・・・・・

記者時代に天皇陛下と鉢合わせした話もある。
著者の好きな中国の話が記述されて、最後にゴッホが記述されている。
ありきたりの美術家より著者のエッセイの方が分かり易いと思うが・・・・・・
世界の名画のゴッホのところで記述している。著者に頼んだ人は見る眼があるのだろうと思った・・・・
このシリーズ、8巻読み終わったが、久ぶりの著者の本で大変面白かった!

司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅〈7〉正岡子規~秋山好古・真之

傑作『坂の上の雲』に描かれた正岡子規、秋山兄弟をはじめ、日本の前途を信じた明治期の若者たちの、底ぬけの明るさと痛々しさと―。人物エッセイ二十二篇 


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今尖閣問題がある。やれば勝てる。中国海軍恐れるに足らず、と勇ましい意見がある。
このエッセイは、「坂の上の雲」 明治と日露戦争のエッセイが中心である。

日露開戦前、在野の論客が開戦論を伊藤博文に言う。
伊藤博文は偉い。「諸君の名論卓説より、大砲の数に相談しているのだ」
民衆は常に景気の良い方に立つ。
首相、桂太郎に7人の帝大教授が言う。
「今こそ開戦時期だと」
桂太郎は、「私も軍人なのだと!」
余計な事を言うな!と言う事なのか・・・・・・

今の尖閣での強硬派と言われる人の意見と変わらない。
歴史は繰り返すのか?

山本権兵衛がいる。著者曰く、明治の海軍を造り上げた。
一時相撲取りになろうとした。身体も頭もある。
しかし親方は言う。「無理だな。頭が働き過ぎる」
興味深い例えである。
そのおかげで、明治のロシア艦隊に対抗する連合艦隊を造り、連合艦隊司令長官に東郷平八郎を抜擢した。
その前に、名前だけの将官を首にしている。

リーダーの話がある。
著者は軍隊に対して思う事が多いと思う。
陸軍大臣、寺内正毅。重箱のスミをつつく男と言う。
規律好きである。陸軍士官学校の金文字の看板に、青さびが出ていた。
これを見つけ、校長に説教する。
「恐れ多くも・・・・・から始まり、日本帝国の国辱である。で終わる」
著者言う、愚にもつかない形式論理は、帝国陸軍に遺伝相続され、伍長に至るまでこの種の論理を駆使し、兵を叱咤し自らの権威を高めるのに使ったと言う。
陸軍の為に、何一つ創造的な仕事をしなかったと言う!
陸軍大学に教科書が無い事に文句を言った。
が職をとして反対した。いったん採用されるとそれが権威となり、踏襲するだけになる。
書類の整理が好きだ。文字が罫線からずれていたら、相手かまわず大喝して叱ったと言う!
一番使えたくない上司のタイプ!自分の会社にもそれに類する人はいると思う・・・・・

参謀本部編纂、全10巻の膨大な日露戦史がある。
これを著者は道頓堀の古本屋で買う。古書籍商人は本の値打ちを分かっている。
買ったのは目方売りの紙くず同然の値段だったと言う。
要は内容が無いと言う事だ!

旅順要塞。
現地の司令部の位置が後方過ぎたと言う。要は安全地帯にいる。
どうも第1回の総攻撃で取れていたようだ。望台、旅順要塞を見下ろせるところまで到着した。
援軍があれがこれを取れると!が退却命令が来た。
乃木司令部は、批判されても仕方がないが、任命責任はどうなるのかと思うが・・・・

調子の良いほら吹きは何処にでもいる。ロシアにもいたようだ。
日本風に言うと、壮士になるのか?策士?単なる詐欺師なのか?
が、こう言う意見をとりあげられるようだ!
ロシアのベゾブラゾフがそうだったようだ!
が煽ったが、まさか日本が向かってくるとは思わなかったようだ!
日本の暗号がある。ベゾブラゾフが 「私の名前がかわりましたな!」
暗号を読まれている。
ウイッテ伯爵に言われる。
「日本の暗号は日本人だけがそう思っているだけで、他国にしてみれば誰でも読める平文みたいなものである!」
今も変わらないのか・・・・

板垣退助。
軍人と言うのは著者の本で良く記述されている。有能だったようだ!
長州の陸軍で無ければ、軍人になっていたか?
「飛ぶが如く」 にあったが、征韓論の時に日本の遠征軍の司令官に、西郷隆盛は「板垣退助」 と言ったある。

司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅〈6〉村田蔵六~西郷隆盛

日本史上最大のドラマともいうべき明治維新で、「三傑」と称された大久保利通、木戸孝充、西郷隆盛をはじめ、岩倉具視、江藤新平など、立役者となった人々の足跡―。第六巻には、この国の将来像を描くためのヒントがちりばめられた二十一篇を収録。   

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無名の人がいる。
歴史上に一度だけ名前が出て来る。
美濃浪人、所郁太郎。
切り刻まれた井上聞多を畳針で縫う。
適塾の出身だそうだ。緒方洪庵の言葉!
「医者と言うのは、人を救うために生きているのであって、自分の為に生きているのではない」
栄達を求めないと言う事か?

井上聞多を生かすために登場した事になる。
こう言う無名の人が沢山いたのだろう!

長州人、白井小助。
栄達を求めなかった?
がいびりに来る。いびられるのは山県有朋・伊藤博文・井上聞多・品川弥二郎・・・・・
昔を知っている人はややこしそう・・・・・

剣豪商人、大塚万之助、伊予宇和島出身。
田宮流の免許皆伝。抜刀術、居合い!
金貸しの手代になる。
腕がたつのは、鬼に金棒なのか?
坂本竜馬に会い、土佐藩後藤象二郎を紹介される。
英国との商品の納入について交渉する。交渉能力はあった。
鳥羽伏見の戦いで、」宇和島藩の米を高値で売ってもうけた?
土居通夫、大阪財界では、忘れられない名前となった!

肥前佐賀鍋島藩、葉隠れ!
薩長土肥、会津藩などは高い教育水準だったと言う。
旗本8万騎とは違ったようだ。だから薩摩の芋に負けたと、幕臣が言う!
佐賀藩は気違いじみていると言う。教育熱心なのが・・・・・
落第すれな、家録の8割が召し上げられる。
皆必死で勉強する。
が、大隈重信は批判的である。
要は、一つの型にはめようとする!
大隈重信は自由が欲しかったのではないか?ゆえに早稲田大学を造った。
葉隠れがある。
これに、孔子も釈迦も楠木正成も武田信玄も、鍋島家に仕えた事が無いのだから、崇敬する必要はない!
とあるそうだ。これをもってしても内容が分かると言うのが、大隈重信!
この藩は、幕末にアームストロング砲を造った。それだけの技術はある。
江藤新平がいる。大久保利通と並んで創造の才があると言う。
鋭い頭を持っていたのだろう・・・・・
山県有朋、井上馨を追求し、息の根を止める寸前までいった。

大久保利通。
西郷は愛されたが、大久保は憎まれたと言う!
外遊し、プロシアの政体をとりいれた。
江戸遷都の話、秘話がある。
はじめは、大阪遷都で決まりそうだった。(歳月にあったが、肥前佐賀、鍋島閑叟はロシア対策もあり東北への遷都を言っていた!)
が、匿名の投書がある。大阪は首都で無くとも衰えない。
江戸は首都で無くなればただの寂れた漁村になる。寒市とも言う。
それに新政府は金が無い。大阪では役所造りに金がかかる。江戸は既設
転用できる。
この話を大久保が往時を振り返ってした。
その場に前島密がいた。投書の本人だ。本人は功を誇らない!
知っている人が、本人がいると言った!しばらく言葉が無かったと言う!
大久保は家康を尊敬した。神君と幕臣のようにたたえた。
幕末、岩倉具視と組んで相当あくどい事をやったと言う!
著者は小説家だから平気で記述できる。
事実と思うが・・・・・・

西郷隆盛。
「日本の政府は、結局は太政官と言う。明治以降本質は変わっていなと言う!」
これは皮肉なのか?嫌味なのか?
明治以降に日本をどうするか?
西郷隆盛は考えていなかったという!
①本人は、自身が無能であると自覚している。と言うより自分が何者か分かっている。
②郷中頭になる。まとめ役だ。普通20歳までだが24歳まで務めたようだ。人望がある?相撲大会の商品も西郷から貰ったら喜びが違ったそうだ!
③西郷隆盛は郷土主義者と言う。郷土の連中を信じた。弟従道と大山巌がもっともすぐれていて、幕末まではフォロー出来た。
がその後は、従道曰く、単なる人殺しで信じがたいほどアホである桐野利秋であり、賢愚さだからぬ篠原国幹と言う。
その連中が、兄を誤らしたと言う!
西南の役と言うが、桐野利秋がどういう国家像を持っていたのか?
恐らく帝国だと思われる。
④主君島津斉彬亡き後、久光との葛藤に苦しんだと言う。長州の木戸孝允が西郷を嫌ったと言う。
これを西郷は悩んでいたと言う。内情を知り西郷の苦しみが分かったと言う!

村田蔵六~大村益次郎。
著者の持論だ。指揮官の才能なんて分からない。何処にあるのかも?
分からないままに終わる場合もありゃ、さっさと死んでしまう場合がある。
稀有な才能と言う。学校の成績では無い!
木戸孝允はそれを理解していた。
だから村田蔵六を見出し、抜擢する!
非業にお死を迎えるが、最後に薩摩の反乱を予測していたと言う!

やはり読んでいて楽しいエッセイです!

2013年11月26日 (火)

司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅〈5〉坂本竜馬~吉田松陰

「維新史の奇蹟」と評される坂本竜馬を中心に、武市半平太、吉田松陰、高杉晋作、桂小五郎ら、怒涛の時代を生きた人々のさまざまな運命―。
『竜馬がゆく』『世に棲む日日』など数々の傑作が生まれた背景を伝える二十二篇を収録。 

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今回はあきれるほど坂本竜馬が中心である。
単行本のあとがき等集めてある。
講談のような話がある。著者がそう言っている。
織田信長みたいだ!
幕末の土佐藩に、」念力により神を現出する修験者がいた。
竜馬は修験者に、神を拝したいと言って場所を決めた。
そして、夜現れた修験者を殴り倒した!
偽神退治をしたようだ!神の正体なんてなんてこんなもんだ!

土佐藩の財政難がある。
30数万両と言う。とても返せない。
後藤象二郎が登場する。
岩崎弥太郎に藩邸、船を与え借金を押し付けたと言う。
才能があるのだろう。
九十九商会、三ツ川商会、三菱商会となる。

世界有数の会社になる。

映画『人斬り』がある。
原作と思ったが著者は参考人と言っている。
短編、人斬り以蔵がある。
これから橋本忍が脚本を書く。
著者も面白いと思ったようだ。
ただ著作権の問題があるのでどうかなと思ったようだ。
が橋本忍と言う事で了解した。
まして監督は、五社英雄だ!
吉田東洋暗殺。確か辰巳柳太郎だったと思う!
迫力があった。
武市半平太に仲代達也!
さまになっていた。感想を言うと怜悧と言う言葉が当てはまる。
三島由紀夫も出演していた。
面白い映画だった。

竜馬の女性関係も記述している。
別におかしくはない!英雄色を好むか?

長州藩が記述されている。
吉田松陰の教育。長所を褒める!
長州の公金使い放題の話は嫌になる。
芸者をあげて連日のどんちゃん騒ぎ!
高杉晋作、伊藤博文・・・・・
ちょっと異常だと思う?
同志が苦言を呈した。聞いてくれねば腹を切る!
高杉晋作は、立派に腹を切れ!解釈してやる!
やはり勝者だ!名前が残る。
木島又兵衛、周布政之助、長井雅楽・・・・・・・
著者の本で知ったが、鎖国と言うのは徳川幕府が決めたもではなく、今までずっとそうであったと思っていたようだ。
これを長井雅楽が違うと、正しい事を言ったと言う。
やはり人物はこの藩には沢山いたのだろう!

桂小五郎の子供の話がある。
おかしい話ではない。
がこれに会津藩士、秋月悌二郎が出て来る。
母親が死に、たまたま居合わせて、その子供を引き取る。
そして維新後木戸のところに連れて行く。
子供は木戸性にならなかったのは確かと言う!
昭和の元老、木戸内府は、桂小五郎の養子筋と言う!
そんな話が面白かったです!

司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅〈4〉勝海舟~新選組

情熱、この悲劇的で、しかも最も喜劇的なもの―。歴史上の人物の魅力を発掘したエッセイを、古代から明治まで、時代別に集大成。第四巻は新選組や河井継之助、勝海舟らを中心に、動乱の幕末に向けて加速する歴史のなかの群像を描いた二十六篇を収録。   

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ここは幕末がほとんどである。
緒方洪庵の話ある。
こんな出来た人はなかなかいない!
『医者がこの世で生活しているのは、人のためであって自分の為ではない。決して有名になろうと思うな。又利益を追おうとするな。ただ自分をすてよ。そして人を救う事だけ考えよ。』
弟子のみんながそうだったとは思えないが・・・・
エイズ訴訟で、ノーベル賞を貰おうとした教授がいたが・・・・・
備中足守の出身である。
行った事はある・・・・

木村芥舟。咸臨丸でアメリカに行く。海舟とは合わないようだ。
この話も中村彰彦で読んだ。
福沢諭吉。「痩我慢の説」

勝海舟・榎本武揚に対する個人攻撃になる。
幕府崩壊後、芥舟は世を捨てたようになった。
が、勝海舟・榎本武揚は新政府に優遇された。
これを福沢諭吉は良く思っていない!
忠君愛国の情を持つことは「瘠我慢」として認める
江戸城を開城し、内乱を避けた功績は認めても、幕府に対する「瘠我慢」の情がなかったと非難する。

新撰組の話はやはり面白い。
兵は商業地帯は弱いと言う。
大阪、名古屋等商業が発達している。
九州と東北が強かったと言う。関東も家康が行って安定してから弱くなった。
大阪は第8連隊と言う。
またも負けたか8連隊!
中国戦線で、中国にまでそう言われて、からかわれたと言う。
新撰組の山崎烝がいる。同性の子孫がいる。著者の知り合いだ。
第8連隊だ。
近所の悪がきが部下でいる。
いざ突撃となった時、その部下二人がしがみついて話さない。
「今出て行ったら死ぬ。お母んに頼まれとんや!行ったらアカン!」
弱いはずと著者も言う!
著者も大阪出身とは言わなかったようだ。
九州の兵の中では言えない!部下が付いて来ない!

土方歳三。
栗塚旭が演じる。
斉藤一が左右田一平。
沖田総司が島田順二。
まだ中学生の頃か?これだけはまだ覚えている。
機能的な組織を作ったと言う。
薬草を刈り、薬にする。
村中総出で行う。効率よく動かさなければならない!
これを指揮したのが歳三と言う。
そう言うところから組織造りを学んだのか?
その故郷は天領だったと言う。幕府への思いが違ったのか?
「田舎剣術の師匠として村々を歩いた。自分もそう言う一生になるのか?」
これは近藤勇の事だ。そう思ったとしても不思議ではない!

見廻組がある。
清川八郎。著者言う、芸名だと・・・・
山形に清川駅があった。行った事はある。
この章は坂本竜馬暗殺の話になる。
食い違いはあるが、やったのは見廻組だと!
その黒幕は誰か?
半藤一利は薩摩説。と言うより怪しいと!
土佐説もありゃ大変だ。著者言う単に交通事故と思ったほうが良いのか?
詮索はしない。
実行犯の佐々木只三郎も最後は寂しい!

少し珍しい人が出て来た。
中村彰彦が記述している。先日読んだのではないか?
会津藩士、秋月悌次郎!
会津藩は京に行きたくなかった。が家訓があり行く!この辺は可哀想なところもある。
その京での公用方になる。時代は動いている。
薩会同盟を結ぶ。
当時の薩摩藩も大物を京に置いていない。どちらかといえば小物だ。
この時の薩摩は、高崎佐太郎が動く。
これにより長州を追い出す。
が薩摩に裏切られる。そして慶喜にも裏切られる。
その会津の息遣いが聞こえそうと著者は言う。
熊本で先生になる。真面目だったようだ。
そこで一度だけ訪ねる人があり痛飲して授業が出来なくなったことがあったそうだ。
訪ねた人は、薩摩の高崎佐太郎。
どんな思いだったんだろうか?
著者は秋月悌次郎はよく知らないと言う。
これについては中村彰彦を読んでみよう!

最後は河井継之助が出て来る。

著者は小藩に生まれた悲劇ともいう。
新政府には生かす度量はなかったようだ!
生きていれば、小栗上野介と共に面白い存在と思うが・・・・・

2013年11月25日 (月)

司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅〈3〉徳川家康~高田屋嘉兵衛

二十万前後の軍勢が東西に分かれて雌雄を決し、その後数百年にわたって影響を与えた関ヶ原の戦いは、日本人ひとりひとりの運命を変えた―徳川家康、石田三成ら諸大名の生き様や、徳川時代に爆発的な繁栄をみせた江戸の人間模様など、歴史のなかの群像を論じた人物エッセイ二十七篇を収録。 

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家康が中心である。
最後に高田屋嘉兵衛がある。
家康の能力がある。 信長は前衛芸術家で、秀吉は政治家である。 家康は高級官僚と言う!
植物は群落する。同じ植物が同じ場所で繁殖する。
人もそう言うところがある。 東海地方で、信長・秀吉・家康が生まれた。
家康は権謀術数が好きでも得意でもない。
そう言うのが得意なのが、本多正信なのか?
そういう方面では、毛利元就、武田信玄がはるかに上と言う!
その家康がタヌキ親父になった!
著者は同情されてもよいと言う!
自分の代で豊臣家を何とかしなければならない!
焦りがあったのか? 
家康は浄土宗と言う! 上手く利用したのか?
三河武士と言えば、本多平八郎忠勝! 桑名に槍を立てた像があった。
昔見に行ったが・・・・・ 
関ヶ原私観。 ワーテルローでも向うの案内人が関ヶ原を知っているようだ。
有名な戦いなんだろう・・・・・・
このエッセイではそんなに記述されていない。
書きつくしているのか?
近江彦根に、公害問題で不当に差別されている部落があると言う。
部落の長老が、石田三成が生きていたら・・・・・・
と言ったようだ。
領国経営は優れていたと言う。
そんな言い伝えもあるのだろう。嬉しい話だ!
吉川広家がいる。関ヶ原の時に毛利を救ったと言う。
幕末同じく毛利家を救ったと言うが、どちらも本家にはよく思われなかったようだ!   
「近江泥棒に伊勢乞食」
日銭をつみかさねていく意味と言う。
河村瑞賢!江戸へ出て肉体労働で働くが、
見切って伊勢に帰ろうとする。が、老人に「一度餓死するつもりで江戸に戻り、眼をひらいて町を見なおしなされ」
江戸に帰れば、海辺に茄子・瓜が捨てられているのを見た。
残飯を仕入れて漬けもにして売る。
元手はタダだ!
「福神漬け」の元だ!
江戸の火事の時、有り金を持って木曽に行き木を買う!
後は言い値で売れる。日本史上最大の土木家という!
初めは瓜や茄子を拾う事から始まっている!
面白い話だ! 
白石と松陰。学問のすすめ!
両者の偉大さが記述されている。
読んでいても面白い! 
柳沢淇園、蕪村、安藤昌益、山片蟠桃等が記述されいる。
特に山片蟠桃は、播州だ。住んでいただけに興味が出た。
大阪で奉公して、主家が傾いたが、幼い主を盛り立てて、仙台藩と信頼関係を結ぶ。
仙台藩の財政を立て直した。仙台藩も一藩の家老のように接した。
著者言う。本来は思想家でありながら実務家になった!
こういう話は好きだ。もっとあるだろう!
最後は「菜の花の沖」のあとがきが続く。
ここで、灘の話がある。酒の原料は、米と水である。
米は何処も同じ米を使っている。何故、灘の酒がうまいのか?水しか考えれない。
これを調べた酒酒造屋がいる。
水質が特殊であると言う。これを、『宮水』 と言う。面白い事がある。
神戸のコーヒー屋で宮水を使っているので美味い!と言って自慢していた人がいる。
本当に味が分かっていたのかと思うが・・・・・・
どうも酒にしか合わないようだ!沸かすと変な味がすると言う!
そう言う話がまとめてある!
   

2013年11月24日 (日)

司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅〈2〉織田信長~豊臣秀吉・司馬 遼太郎

史上の人物が持つ魅力を発掘したエッセイを、時代順に集大成。第二巻は歴史小説の巨人ならではのまなざしで、織田信長や豊臣秀吉などの武将たちに始まり、堺商人、信長に仕えたコック長にいたるまで、室町末期から戦国時代を駆け抜けた人々の横顔を浮かび上がらせる。 

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このエッセイ集は、信長・秀吉が記述されている。
これは司馬遼太郎の持論と思うが思うが、石田三成の事務処理能力をべた誉めしている!
そう言うところはあったんだろう。
家康がもっと早くしねば、豊臣政権の官僚として力を発揮した?
豊臣秀吉は、能力主義だったのか?
丹羽長秀・蒲生氏郷には100万石を与えたが、相続はさせなかった。
つまり丹羽長秀・蒲生氏郷の息子たちは、100万石の価値はない。
徳川時代とは違う! その辺は徹底していたのだろう・・・・・   
著者は言う。
近代化と言うのは軍隊かの事か?後で管理社会化と言いなおす。
菅理職教育を1週間に渡り受けたそうだ。
5日目には鶏になった気分だったようだ。
短期間に餌を与えられて大きくなる鶏と言う事らしい。
管理職教育は受けたことがある。
積極的に発言せよ!と言われた。 時間の無駄とは言わないが、わざわざする必要もないと感じたが・・・・・・・   
時代に合う管理能力があると言う事を言っている!   

京の味の話がある。京は薄味だ!
信長の、田舎者の舌には合わない。 合わない事を見越して料理する。
最初は京料理を!次に味の濃い田舎風に仕上げる。
料理人の意地があるようだが、田舎者と馬鹿にしている感じがする!
京がなんぼのもんなんやと言いたいが・・・・・   

細川幽斎がいる。足利、織田、豊臣、徳川と4代に渡って生き抜いた。
著者もべた誉めしている。 が今回生々しい話がある。謀殺がある。
息子忠興もかなり怖い人だと思っていた。
田舎者は辛い。 最初の降伏者は優遇され、最後の降伏者は殺される。
それも分からない
実際に忠興自ら手を下したと言う!
かなりあくどい? 事もしていたようだ!

播州が出て来る。住んだことがあるので地元みたいなもんだ。
播州弁がある。あまりきれいな言葉ではない。
私自身、大阪弁、尼崎弁?、神戸弁、番州弁と混じっている。
東京に仕事に行った時、標準語で喋って欲しいと言われた。
1年いたが言葉は全然変わらなかった!自慢している!

その播州は、黒田官兵衛の故郷だ!
御着、英賀保とかはよく知っている。簡単に記述されている。
大長編、播磨灘物語がある。それを読んで欲しいと言う事なのか?

珍しく僧兵上がりの大名が記述されている。
宮部善祥坊、筒井順慶が記述されている。面白い!
洞ヶ峠の順慶。戦国武将には賭博者としてのカンと度胸がいる。
順慶は、頭脳と勇気はあったが、カンと度胸がなかったようだ!
そう言われても仕方がないのか・・・・・
光秀に積極的についていれば面白かったのに・・・・
1万の戦力だったはず。

秀吉の大阪城がある。生駒の山から、神戸から海を越えて、枚方から見えたそうだ。
他に建物がなかったとしても壮大だ!
色々記述されているが、家康の性格を記述している。
大阪城を滅ぼす時、もっとやり方があったのではないか?
年齢との勝負に負けたのでは?待ちの姿勢が出来なかった。
その秀頼の殺し方が、タヌキ親父になってしまったと言う1!

以下は、司馬遼太郎が記述している。
戦国時代に朝鮮は李朝体制で、一枚岩の専制国家であった。朝鮮がダメになるのは、この中世的専制国家の為と言う。
李朝500年と言う、中国風体制国家ほど朝鮮人のバイタリティを失わしめたものはない! 

あまり知られていない武将のエッセイもある。
古田織部、小西行長、仙石久秀、岡野左内がいる。
仙石久秀。よく分からない人だ。但馬出石の城主だ!
自分の無能を権威と装飾によって隠そうとした。
こう言う人は、自己顕示欲を露骨にあらわしたような異様の服装をしたがる。
著者の大嫌いなタイプと思う! 

岡野左内。戦国拝金伝!
上杉景勝の侍大将!能力はあり過ぎるほどある。豪傑である。
がこういう人は変わっている。
銭に執着心がある。
浪費を嫌ったと言う。
金を並べて、その上をごろ寝するのが趣味と言う!
『誰かに言わせれば、おんなじやないか?』と言われそう。当然私である!
関ヶ原の合戦時、主人景勝に永楽銭1万貫を献じ、同僚にも分けた。
最終的には小録で、蒲生家に戻り、死ぬ時に主人に金子をおくった。
そして貸し付けてあった金の証文をみな焼き捨てたと言う!
上杉かぶき衆!こういう話は大好きだ!

蜂須賀家の話も面白い! 

2013年11月23日 (土)

司馬遼太郎歴史のなかの邂逅〈1〉空海~斎藤道三・司馬 遼太郎  

かつてこの国を生きた人々の生の輝きが、時代の扉を押しあけた―。歴史上の人物が持つさまざまな魅力を発掘したエッセイ百八十八篇を、時代順に集大成。 
第一巻には “人類普遍の天才”  空海から、“魔術師”斎藤道三まで、司馬文学の奥行きを堪能させる二十七篇を収録。

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久しぶりの司馬遼太郎だ!
最近中村彰彦の本をよく読む。そのせいでもないが歴史エッセイが気になる。
特に今まで歴史エッセイで特に好きだったのが、司馬遼太郎と戸部新十郎だ。
まとまって読むのは珍しいと言える。
188編の歴史エッセイを時代毎にまとめて、1巻は27編ある。
空海から始まるが、主に宗教上の話がまとめてあったと感じたが・・・・・・・
空海、最澄、親鸞、蓮如・・・・・・・ 日蓮はなかったが・・・・・   

最初が倭人と言う事について述べられる。
出雲王朝、1961年のエッセイだが、島根県は出雲と石見の国から成り立っている。
仲は良くないようだ。多分現在もだろう!
石見銀山は世界遺産になったし・・・・・・・
精神世界の君主として、国造がまだいると言う。
やはり神話の世界であり、大和朝廷と張り合った国なのか?
何故出雲に王朝が出来たのか?   
ツングース人の事が記述されている。
蝦夷から陸奥、出羽、佐渡、越後と来て、出雲地方まで来たのではないのかと?
日本の先祖の一つだろうと思う!   
空海と最澄。比叡山と高野山!
空海の風景の印象が強い。 唐の密教の正統は異国の空海に伝えられた。 空海一代で完璧な形で終わった。
最澄の場合は、弟子が再び唐へ行ったと言う!
どちらにしても、密教? 何もわかっていない人間である。   

ぜにと米! 交互に繰り返される。
平氏はぜに!鎌倉幕府は米、足利幕府はぜに、安土桃山もぜに、徳川幕府は米! と言われればよく分かる例えだ!   
今に始まったことではないが、
源義経!軍事的天才であった。
それゆえ政治的に無知であり、不幸に繋がった!
が大軍の司令官としてはどうなのか?
しょせん遊軍の司令官か?
司馬遼太郎は、義経が好きだそうだ!   

しょうゆの話。
和歌山の湯浅が起源だと言う。
味噌造りから出来る。味噌樽の底に溜まっていた液で物をると美味しかったと言う!
偶然に出来たのか?
最初に食べた人は偉い!

上州徳川郷。
新田義貞の末?徳川家は最初藤原氏を称していた。
途中で源氏に変た!
遠祖が徳川村にいたと言う話が生きた。
それで徳川村は租税不要の、免租地になった!
嘘みたいな話と思うが・・・・・・・

戦国大名のふるさとにも記述されていたが、家系図なんて当てにならない。
日本の場合は、かなりええ加減と言う!
適当に作っている。作る専門家もいる。
かなりの知識がいる。
名門で行方知れずになっているのを上手く結びつける!
なかなか出来ないし、金もかかる!

果心居士が登場。
司馬遼太郎らしく真面目?である。
果心居士は戸部新十郎、隆慶一郎も登場させる。
特に戸部新十郎は松永弾正についても得意だ!
そして弾正との絡みで必ずと言っていいほど登場する。
出てくれば嬉しい!
果心居士は実在の人物のようだ!
目くらまし?幻術?楽しい。

戦国の傭兵集団、鉄砲集団!
根来衆に、雑賀衆!名人芸と言うが、当時の鉄砲は命中精度はどんなものだったんだろう?
両方とも和歌山と言うのも何か理由があるのか?
司馬遼太郎は久しぶりに読んだが、やはり面白かった!   

2013年11月21日 (木)

家族が増えた!

甥っ子に、子供が生まれた。
男の子である。
二人目で上はお姉ちゃん。
小さな赤ちゃんである。
大変可愛らしい。
髪の毛も爪もしっかりしている。
おかあさんもご苦労さんです!
この可愛らしい小さな男の子が、おっさんになって行く!
面白いものだと思う!


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ザックジャパンの批判について

ワールドカップ予選のニュースがある。
プレーオフの対決の組み合わせも決まってきている。
サッカー記事が賑やかである。
日本の欧州遠征で監督解任のコメントがある。
言っているのはたいがい同じ人間である。
選手経験しかない!
自分のチームの監督の事ばかり批判している。
プロ野球、野村監督は堂々と自分は自信があると言っている。
これは実績があるだけに説得力がある。
批判することにより、間違いを?ただすとある!

解説者もどれほどのものなのか?
そもそも日本代表の監督をしているのか?
監督の経験があるのか?
まして一介の選手の経験しかなくても批判している。
オランダ戦に引き分けたが、オランダが本気でなかったからと!
負けていれば何を言われるか・・・・・・
大した実績があるのかどうか知らないが、
ワールドカップに出場までもって行ったのは監督の力ではないのか?
トルシエジャパンも、選手が育っていたのでトルシエの力ではないと言われていた。
なんか嫉妬とやっかみの世界なのかと思ってしまう!

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ザッケローニ監督

今ここで解任するとの話がある!
後は誰がやるのか?
批判している解説者がやるのか?
この時期にする発言ではない!
まして選手起用についてなんか口を出すべきではない!
海外では突然の解任は当たり前と言う!
日本のマスコミとファンは甘いと言う。
よその国では、普通の国では解任論が出ている。
これが辛口と言われるのなら評論家を辞める!
是非に辞めて欲しいと思う!!!!!

だいたい今のサッカーブームで食わして貰っているのではないのか?
こんな解説者に、マスコミは甘いと言われながらコメントを取りに行くマスコミもどうかなと思うが・・・・・
無責任な発言としか思えない。

トルシエ、ジーゴ、オシムとそれぞれ特徴があるサッカーである。
任せた以上どうするのか?
金も口も出すのか?
批判は必要だが、もっと考えて立場を考えて言うべきではないのかと思った!

2013年11月20日 (水)

即時原発ゼロ! 『小泉元総理の発言!古賀茂明の利権の復活を読んだ後の感想!』

古賀茂明の、利権の復活を読んでいたら、小泉元総理の発言している。
即時原発ゼロを主張している。
フィンランドで最終処分場を見て、原発は無理だと思ったようだ。
これに対して自民党からいろいろ反論がある。
その意見はうなずける!
が実際にベトナム・トルコから、原発を受注している。
鳩山・管元総理とは違うだろうが、安倍総理の足を引っ張っている。
実際に、原子力を辞めれば、中西輝政が言っているが、その日本の技術員は中国に流れると言う。
そして中国は、自国で原発を推進して、輸出するようになる。
悪夢のような話である。
将来的には原発は難しいと思う。
だから現状をふまえてやって行かなければならない。
この技術員達の事も考えてやらなければならない。
家電等の技術員が韓国に行くのとは、レベルが違う話である。
それをやるのが、政治家の仕事である。

ここで石渡茂幹事長が言っている。
原発の再稼働については、「原子力委員会の新規制基準をクリアすれば動かす。原発が動かない事には日本経済は疲弊する」
と協調している。
古賀茂明に言わせれば、これがレトリックになる。
どうしても動かさそうとするだろう・・・・・

気になるので、原子力委員会を調べてみた。
相当な委員たちである。 『古賀茂明はどう言うのだろうか?』
地震の権威と思われる学者がいた。
今活断層かどうかを議論している。それで新潟県知事が当たり前のことを言っている。
疑わしべきは罰せずではなく、疑わしいのなら即稼働停止、稼働させないと最初に言えばよいがどうなんだろう・・・・・

ここで小泉元総理が発言したのは正解ではないのか?
鳩山・管の発言よりはるかに効果はある。
安倍総理と言うより、かっての抵抗勢力に対するけん制と信じたい!

利権の復活⑨汚染水対策はだれのためか?・古賀茂明

エピローグ 汚染水対策はだれのためか?
オリンピック招致で、安倍首相は言い切った。大丈夫だと!
国がやると言う。
汚染水の影響は、(汚染水では無い) 完全にブロックされた!
安倍総理のスピーチも霞が関と永田町のレトリックではウソでは無くなる。
国が前面に出る!何故か?
銀行の4兆円の借金を守る為に国費を投入して、ツケを国民に回す事のようだ。
今、国は実質的には東電の支配株主と言う!
つまり経産省が管理している。
が何かあれば東電を悪者にして、茂木経産相は東電を呼び出して叱責している。
この茂木と言う政治家は好きではない。嫌いである。
朝までテレビで、原発が必要と主張していた。
今データが無いので説明できないと言っていた。
それぐらいの用意もせずに出演している。
頭は良いんだろう・・・・・
レトリックにも長けているのだろう・・・・

東電は破たんさせないと言う・・・・・
破綻させないのは銀行を守るためと言う!
破綻させなかったのが、諸悪の根源と言う!
破綻させなかった理由!
①電力供給に不安が生じる。
②金融不安が生じる。
③社債市場が混乱する。
④被害者の損害補償債権もカットされる。
⑤高齢者の株主がかわいそう。
⑥国の出資が毀損する。
⑦汚染水対策、胚炉など含めた事故処理の主体性が無くなる。
⑧破綻処理の後の東電が通常の企業に戻るのは国民感情が許さない。

もっともな理由なのか?

利権の復活⑧橋下徹・古賀茂明第

七章  レトリックに溺れた橋下徹
橋下徹と言う人は面白い!期待されていた。
が原発反対から容認に変わり、慰安婦発言になりおかしくなる。
著者は、橋下徹をリスクを取れる政治家だと思っていたようだ。
が原発容認以来、妥協もすると感じている。

侵略問題にしろ、慰安婦問題にしろ韓国に好きなようにやられている。
韓国が上手いのか?
各地で問題はある。
トルコとアルメニアの問題。
韓国自身、ベトナムでやりたい放題か?又ベトナム人を300人殺したと自慢しているアホもいるようだ。
韓国は日本の事だけ言っている。
でなければ韓国が批判される。

橋下徹の言うように、問題は世界中にある。なのに何故日本だけ責められなければならないのか?
これは居直っていると言われても仕方がない・・・・・
韓国大統領の写真を見ていると気分が悪くなる。
首脳会談の必要はあるのか?
日本の態度がやらせると言う。
慰安婦像を建てている。伊藤博文暗殺の犯罪者?の像を建てる。
自国の英雄は、他国の犯罪者なのか?
要は関係修復をするなら、一方的に日本が悪いと言い続ける方もどうかなと思う!
要は関係修復なんかしたくないと言う事だと思うが・・・・・
下手に妥協しなくてもよいと思うが・・・・・
ここで政治家は発言に注意して欲しいと思う!
鳩山、管等何か発言すれば、良いように利用される!
橋下徹は攻めに強いが守りに弱いと言う。
全て一人でやっている。守ってくれる人がいないと言う。
橋下徹は、短い言葉で大衆を引き付ける術を心得ていると言う!
先日の参議院選挙で明石に応援演説に来ていたが、聞きに行った。
どちらかと言えば、橋下徹のファンである。

言ってはいけない事を言うのが魅力とも言う!
石原慎太郎と合流したのはよいが、廻りが悪すぎるのではないのか?
西村慎吾みたいに、フォローにならないフォローをしている。
著者は旧太陽の党との決別を言う。
既得権との戦いと言うが、自民党時代はバリバリの既得権と言う。
地道にやっていかなければならないとおもう!
みんなの党とも上手くやれないのかと思うが・・・・
堺市長選に維新の候補は敗れた。
あの堺市長は変節漢としか思えないが・・・・・
頑張れ、橋下等!   

利権の復活⑦外交問題・古賀茂明

第六章 外交問題 「自衛隊を国防軍ににすれば国は守れる。
これは石渡茂の世界なのか?
よく分からないが、安倍総理は世界でも要注意人物だと言う。
右?国粋主義者?
共産党が言っていたが、石渡茂が、「憲法改正すれば軍法会議も出来る」
と言ったそうだ。露骨に言ったのかどうか?

現状で考えて行けばよいのではないのか?
すぐに軍国主義復活を言う隣国もある。
隣国もそんなに自信が無いのか?
サムソン、LGに負け続けている家電メーカーがあり、日本に学ぶ事等無い!
そこまで言っているのにと思うが・・・・・

外交についての安倍総理のレトリックがある。
一般論・抽象論からははいり、具体例を避ける。
個別具体論からはいって、一般論に広げる。

自前の戦力を持たなければならない。
中国に対抗する為には・・・・・
そうして軍拡に走る。走っているとも思えないが・・・・
中国の軍備拡張も批判されている。
それに対して、日本が軍拡をしているから中国もやるのだと!
アメリカは中国を刺激したくない。
尖閣も問題にさせないのがベターと言う。
その為には日本に圧力をかけて来る事もある。

ロシアも日本と提携しようとしている。
米中接近に不安を覚えている。プーチン大統領は大物だ!
何をやるにしても、何か考えがある。領土問題のそうだし、エネルギー問題もある。
ましてシェールガスがある。ロシアの資源に影響する。
一筋縄ではいかない例である!
北方領土も2島返還でもロシアにとっては譲歩になる。
それを4島返還だと言っても相手にされない。
日本の政治家も現実的にならなければならないと思うが・・・・
アメリカ、中国、ロシアと言う超大国の狭間に日本はいる。
難しいかじ取りと思う!

利権の復活⑥憲法改正・古賀茂明

第五章 憲法改正 「国民の大多数が賛成している」
著者の言う事は、非常によく分かる。
矛盾がある。
憲法改正は国民の大多数が賛成と言う。そう言うイメージが出来つつある。実際は分からない・・・・・
それで2/3から1/2に変えようとしている。
国民の大多数が賛成なら、1/2に変更しなくても2/3の賛成は取れるのではないか?
今の安倍人気で押し切ろうとしている感じがする。
韓国辺りがと言うより、韓国・中国が軍国主義復活を言っている。
周辺諸国が不安に思っている。
周辺諸国と言っても、中国・韓国だけではないのかと思うが・・・・・・・

9条だけかと思ったら、そうでもなさそう・・・・・
96条もある。憲法改正の条項である。
著者言う。
いろいろレトリックがあるようだ。
骨抜きに出来るような条文をつけ加えるようだ。
会社に不利益な情報を漏らしてはいけない。と付け加える。
内部告発をすればすぐに告発される。
中国・韓国をがうらやましいのかと思うが・・・・・

国民投票の承認要件がある。
現在は投票した票の過半数となる。
どんなに投票率が低くても過半数あればよい。
つまり日本では10%の投票でも、5,5%の賛成で可決される。
有権者が1億人いても、560万の賛成で可決される事もある。
しかしいつも投票にも行かない人を有権者と言えるのか?
と言う批判も分からないではないが・・・・・
まして1票の格差の問題もある。

著者は嫌われるだろう。なんせ裏を知っている。
批判すれば、担当大臣よりテレビに 「古賀をだすな!」 との圧力がかかるよう。
マスコミも相当いい加減ではないか?
表現の自由がある。
日本がそれがあるし、守られている。
尖閣が中国領土言っても許される。
元首相が平気で自分の事を棚にあげて、現政権を批判する。
中国、韓国では考えられない話と思う!
著者も出版する時、官僚時代は経産省に確認していたと言う。
言論の自由の21条のおかげと言う。

結論は、政治家・官僚はレトリックに秀でている。
何か裏があると思った方が良いだろう!

2013年11月18日 (月)

利権の復活⑤年収は150万円増えます・古賀茂明

第四章 アベノミックス 「年収は150万円増えます」
アベノミックスの三本の矢。
①大胆な金融緩和
②機動的な財政政策
③民間投資を喚起する成長戦略

冷静に見れば、何もしなくても景気は底をうち、よくなる方向だったと言う。
しかし円安・株高で順調に推移している。
それに、機動的な財政政策と言って、公共事業のバラまきをやっていると言う!
円安で景気はよくなったように見えるが、実際何が変わったのか分からない。

東北の復興予算が他に流用されている。
貰った物は何に使おうがかってだと言う事なのか?
津波対策の防波堤がある。
がこれを造ることにより風景が変わる。漁業にも影響する。山から栄養が流れて来なくなる。
奥尻がそうみたい。
インタビューで年配の人に防波堤の事を聞いていた。
欲しい!必要だと言っている。
が実際にこの人達はあと何年かの命である。(私も・・・・・)
将来の漁業に事は考えていないと思う。今の事しか考えれない。
そう言う人の意見を、あたかも全ての人の意見と思わせる!
これもレトリックだと思う!
地元民が必要としている。そうしてバラまきがある!
しかしバラまきは全国津々浦々で行われる。
そうすれば仕事があるのにわざわざ東北まで行かない。
東北復興が遅れると言う・・・・・
「選択と集中がされていない」
いまだに、何をやるかで、何をやめるかの議論は無い。
官僚は一度決めたら絶対にやめない。誰も責任をとらない。
NTTの「株を売却して3000億円出来た。
普通は借金の返済に使うが、金はあると使いたくなる。
当時の郵政省と通産省は、この資金を山分けして、ベンチャーに投資して、返って来たのは100億円と言う。
どぶに捨てても、誰も責められない!

官民出資のファンドが成功したのは一つと言う!

医療品のネット販売がある。
著者言う。これが成長戦略の目玉と言う。
他にやる事が一杯あるのにこれが全てと思わせる。
これもレトリックなのか?
実際は安倍総理はたいしたことをしていないと言う。
これの抜け道だらけと言う・・・・・・
そう言っても、今まで出来なかった事をしたと言う!
レトリックなのか?150万、年収が増える。

月10万以上である。10年間での話である。
が10年なら年1万円の昇給だったら別にありがたく思う必要はないのではないか?
国民の総所得が増えると言い、これが個人の所得が増えると勘違いすることを期待しているのではないのかと!
こうなると詐欺みたいなものだ!
小泉元総理は郵政改革でリスクをとった。
安倍総理はリスクを取れるのか?
憲法改正には熱心だが、経済的なブレーンはいるのだろうか?    

2013年11月17日 (日)

利権の復活④TPP・古賀茂明

第三章 TPP 「聖域なき関税撤廃が前提ではない」
この問題は自己中なのではないのか?
いつまでも優遇されて当たり前と思っている。
自分の利益になるので賛成する。ならなければ反対する!
昔の話だが、変に補助金を与えるのでおかしくなっている。
補助金を貰えるので、辞めるつもりの農業を続ける。
真剣にやらない!
真剣にやっている人は、辞めた人の土地も使い、大々的に農業をしようとしている。
がそんな農業政策のおかげで、おかしくなっていると言う。
ただで貰えるなら、誰でも貰おうとする。
農業が壊滅すると言う。
農業は3兆円の被害を受けると言う。この3兆円が既成事実となり、3兆円を補助することになる。
既得権が侵される業界が反対している。
反対も不安を煽って、あたかも真実のように思わせる。
レトリックである。
日本の食品の安全は世界でも厳しいと言う。
がそんなものではないと言う!
そう言う思い込みが、危険な食料が流れ込んで来ると思いこむ。
原発でも証明されたが、日本の安全基準は高くないと言う。

日本の農業をどうするのか?
農協がある!この存在は大きいと言う。
著者言う、農協は競争を抑え込んでいる。
組織の為に農業を制御する。
有機栽培になれば農薬が売れなくなる。
そうなれば扱っている農協が困る。だから抑え込む。
農家の為、国民によい米を造ると言う発想が無いそうだ!

著者言う。何もアメリカは無体な要求をしている分けでは無い。
むしろ日本がおかしい事の方が多いと言う。
医療、保険・・・・・
既得権が侵される業界が反対する。
「混合診療」
よく言われるが、これを認めると日本の皆保険制度が崩壊する。
著者はそんな事は無いと言う。

農政通と言われる政治家は多い。
本当に農業をどうやったらよいのか考えているのだろうか?
補助金を取って来るのが農政通なのか?
安倍総理自身も憲法改正と靖国参拝については自分の意見がある。
が農業に関してはどうなのか?
休耕地にも補助金をだしているので、誰も手放さない。これが無ければ売却もあり集約化が進むと言う!
高齢化が進み、将来どうなるのか?
今やらなければならないと言う。
付加価値を与えて、輸出するとあるが、そう言う指導をしているとは思えないが・・・・・・
競争原理も必要と言う事だろう。
いつまでも甘えて、自分の事しか考えていないみたいだし、それでデモをやっても支持されないだろうと思う・・・・・

利権の復活③原発問題・古賀茂明

第二章 原発問題 「世界一厳しい安全基準です」
東京オリンピック招致で、福島の汚染水については問題ないと言い切った!
大丈夫かなと思ったが・・・・・
案の定、毎日のように汚染水が漏れていると言うニュースがある。
原発の再稼働の問題がある。
新潟県泉田知事が反対している。反対と言うよりまともな意見を言っていると思う。
が批判されている。
原発が動かなければ、食っていけない地域もある。

活断層かどうかで意見の相違がある。
がはっきりしないまま稼働させるのはどうかなと思うが・・・・・・
アメリカは活断層が近くにあるだけで原発は造れない。
日本は真上にあるかどうかで揉めている。安全基準のレベルが違う

疑わしきは罰せず!
それを当てはめると、疑わしきは稼働させないではないのか?
原子力規制委員会が判断する。
第3者の機関と言う。公正な立場と言うが、これが又出来レースと言う。
原発再稼働を正義の味方にしたように、悪者も造る。
誰か?泉田新潟県知事!
これからプライバシーの事を含めて、原子力ムラから攻撃されると言う。

そう言う事で原発のセールスをやっていいのか?
別に隣の国のマネをしなくてもいいと思うが・・・・・・
日本の安全神話は崩壊している!
「世界一安全」 と言って原発を売る、安倍総理!
避難対策も充分でないの原発を動かす!

汚染水も国がやなければならないと言って、国費をつぎ込む!
当然税金である。
国がやらなければならないと言う世論を造っている。
要は、東電と銀行を守るために税金を投入している。
レトリックである!

政治家、大政治家と言うのは、国家国民の為に嫌な事も決断して実行しなければならない!
エネルギーの消費を抑える!
不要なエネルギーを使わない。節電!
今、電力事情についてだれも減らそうとしていない。一部を除いて。
今のエネルギー、電力を使うのが当たり前と思っている!
それを確保する事が重要と言っている。
だから原発を再稼働させるのが当たり前になっている。
かっての、「宇宙船 地球号」 なんて誰も今は言わない。
資源は限りある。
地産地消、エネルギーもそう考えるべきと言う意見があった。
一つ思うが、日本は少子高齢化で人口は減るはずである。
となれば、道路もこれから車も少なくなり、立派な道路は不要になる。
と同じく、エネルギーの使用も今よりは少なくなるのではないか?
そう言う風に考えれば、又違う意見が出て来るのではないか?
今後の著者と、泉田新潟県知事を注目したい。
プライバシーも叩かれるのだろう・・・・・・・
叩けば誰でもホコリは出る。安倍総理も出るだろう・・・・・

避難設備もなく原発を動かす先進国は日本だけと言う!
「第2次世界大戦で戦闘機・爆撃機に貧弱な防御しか施さなかったのも日本だけでは?」

利権の復活②官僚からレトリックを学ぶ政治家たち・古賀茂明

第一章 官僚からレトリックを学ぶ政治家たち。つくられた「改革派」イメージ  
昔渡部昇一の本を読んだ。レトリックの本である。 面白かった!
こんなことが許されるのかと思ったが・・・・・
言いくるめる! 要は白を黒とするテクニックである。
世論誘導にレトリックが利用されていると言う。
官僚が政治家を誘導する。 マスコミも利用する。   
一つ思うが、官僚なんてそこまで腐りきっているのか?
何人かの過激な意見は、自分の事しか考えていないと言う。

まず守旧派に騒がせるて、実現へのハードルは高く、難しいとの印象を広める。
一転して、首相のリーダーシップで乗り切ったと宣伝する。
しばらく経つと裏で取引が行われて、改革どころか既得権はしっかり守られる!
要は出来あいレースと言う!
改革派を標榜する政治家、林芳正、茂木敏光、甘利明、飯島勲、丹呉泰健、世耕弘成、山本一太、長谷川榮一・・・・・
実名をあげるのは勇気がいる。
この中で茂木敏光の印象はよくない。 上におもねり、下に厳しい?と言うより、下に対してはエラそうに言う! 何さまかと思った事がある。   

マイナンバー導入の予算がある。 ITゼネコンと言う言葉が出て来た。
ゼネコンと言うのは悪の代表なのか? そう言う面が無い事は無い。
はきっり言い切っても良いと思うが・・・・
このシステム導入に3000億、5000億、2兆円と言う話になっていたらしいが、独立系のIT専門家からせいぜい200億円出出来ると!
安倍人気に便乗して予算をふんだくるつもりなのか・・・・・・
ギヴ&テイクの世界なのか?   政治家がレトリックを使うようになったと言う。 それを教えたのが、官僚と言う。
具体的に記述してあるので恐ろしい・・・・・・
著者は嫌われると言うか、敵も多いだろうと思う。
管直人も政治主導と、エラそうに言っていたが、結局は官僚に上手く使われたと言う。
空気造りは進化し続けていると言う!
マスコミも問題だらけである。
「映画 山本五十六」 がある。ここで戦争を煽っていたマスコミが描かれていた。
そして戦後180度回転して、反対の事を言う・・・・
事実だろう!
要は国民がきちんと政治家を監視して、、国民の為の政治をやらせなくてはならないと言う!
安倍首相も、何かあれば最後までついて来ている盟友が何人いるのか?
後ろから撃たれないようにして欲しいが・・・・・・

利権の復活①・古賀茂明

使われるメディア、騙される国民。安倍人気の背後で官僚・族議員が焼け太る。私たちの不安を煽り、進んで利権の片棒を担がせる催眠手法。橋下徹氏のレトリックも分析。

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若かり頃、仕事で教えて貰った事がある。
食品関係の仕事で衛生面の話がある。
今はもっと厳しいと思うが。 当時でも消毒・殺菌についてはうるさく言われていた。
その為の衛生の業者もいる。
どちらかと言えば加工元、製造元の不安を煽って商売にするみたいな物だと!   

会社にセールスに来る。
きまり文句は、「今だけの限定品です。今なら○○円でサービスします。後わずかです!」
要は相手に損やと思わせない、得した感じを与える。
そう言えば10台限定と言って、購買欲を煽る。 実際はもっと倉庫にあるのだが・・・・・   

著者の本は何冊か読んでいる。
憂国の志士なのか? これだけ内幕を暴露していれば、出る釘は打たれるだろう・・・・・・
がこう言う人間を置いておかなければならないと思うが・・・・・

民主党政権が終わった。
安倍総理になった。急速に株価が上がった。
確かに民主党は情けなかったと思う。 鳩山・管・小沢・・・・・・・・ 

先日の参議院選挙、神戸にも河野太郎、石渡茂、麻生太郎と応援に来ていた。
回りに自民党の議員が沢山いた。 勢いを感じた。
安倍総理も自信満々である。 
かって郵政民営化の時に、
推進の説明の絵があった。
地方の郵便局が、コンビニを兼用して郵便局がバラ色の未来を描いていた。
それを安倍総理が、その時は小泉総理だったが説明している。
絶対嘘やと思った! そんな地方のはっきり言えばのんびりしているところでまず必要があるのか?
それが出来るぐらいなら、やれる人間がいるならもうやっているはずだと!
これもレトリックになるのか?   
安倍総理になった時、郵政造反議員にいた盟友を復党させる。
何を考えているのかと思ったが・・・・・・・
この復党議員はそんなに有能なのかと思ったが?
安倍総理には保守派は期待していたと思う。
が中国・韓国が危険視しているが、過大評価ではないのか思う!
日本では見ていても安倍人気に便乗しようとしている感じである。
安倍なら通る!
抵抗勢力に負けずに頑張れ? 裏で糸を引いている、フィクサーと言うやからがいるとは思うが・・・・・・   

内容は下記の通りである。
プロローグ   つくられた「改革派」イメージ
第一章    官僚からレトリックを学ぶ政治家たち
第二章    原発問題 「世界一厳しい安全基準です」
第三章    TPP 「聖域なき関税撤廃が前提ではない」
第四章    アベノミックス 「年収は150万円増えます」
第五章    憲法改正 「国民の大多数が賛成している」
第六章    外交問題 「自衛隊を国防軍ににすれば国は守れる」
第七章    レトリックに溺れた橋下徹
エピローグ   汚染水対策はだれのためか?      

2013年11月15日 (金)

水と人類の1万年史・ブライアン・フェイガン

古代文明から現代まで、世界各地で人類はいかに水を手に入れ、利用し、干ばつや洪水に立ち向かってきたのか?考古学や気候学を駆使して、生存に欠かせない水と人類との驚異的な関係を地球規模で描いた名著。

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世界各地の水の利用が記述されている。
今は衛星からの映像もある。そして解析する。
アメリカインディアン、バリ島、メソポタミア、シュメール、アッシリア、古代ギリシャ、インド、マヤ、中国、アフリカ、ローマ・・・・・・
日本は出て来ない。水と安全はタダだと思っている国だ。当然出て来ない・・・・・・
読んでいて思ったのは、重力と言う事だ。
水は高きから低くに流れる。
自然現象がある。天候は変わる。
地球の運命なのか?氷河期もある。
たかが1万年の歴史だ。これからどう変わるか分からない。
しかしと言うか、流石専門家と言うべきなのか、遺跡・遺構を見ただけでよく分かる物だと思うが・・・・・
各地の風土に合わせた特徴が記述されている。
メソポタミア、南米・・・・・・
降雨量が少なく雨が少ないところほど頭を使うのではないか?
工夫が記述されている。

メキシコ湾流の話があった。
これは小学校だったと思ったが先生に教えてもらった。
なんでメキシコの名前がヨーロッパに影響するのかと思ったが・・・・・
この流れも一時中断したとある。
凄い影響が出たみたいだ。
要は何かが変化すれば全てに影響すると言う事だろう・・・・・

水の流れで言うと、ローマの水道橋が良く分かる。
スペイン、セゴビアで初めて見たが、感動的だった。
勾配を計算して造られる。
場所によっては谷越えになる。
サイホンを利用して水をを流す。これは芸術だと思う。
ローマでは鉛管を使っていたようだ。今じゃ身体によくないが・・・・・・

何処かの、道路は総合芸術だと言う政治家の頭の中を見たいが・・・・・・
自然の水を管理する。要は重力したがって水の量が決まる。
現在はポンプでくみ上げる。アメリカの地下の化石水がある。
地下にある為に蒸発もしない。これをくみ上げて農業に使う。
段々と水位が下がり、ポンプが強力になる。いずれ枯渇すると言う。
その場に適した、まかなえる人口と言うのは決まっているのではないのか?
それ以上になると無理するので、水が足りなくなる。
又は枯渇する。
これからの中国、インド、中東、アフリカはどうなるのか?
ただでさえ人口の問題がある。
そう言えばリビアだと思うが、化石水を引き込もうとして水をばらまいた話もあった。
無駄に金をつぎ込んで、資源の無駄使いだったようだが・・・・・

水の利用方法。段々畑の写真がある。
これは世界各国共通のようだ。
日本にもある。
やはり考えの行きつく先は同じなのか?
各地の水の利用方法が記述されている。
大変面白い。
ロサンゼルスは本来あってはならない?所に街がある。
この水の確保も川だけでなく地下水に頼っている。
エジプトのナイル川。この川の流れを変動させる企画は、エジプトに対する宣戦布告とみなす話もあった。

最後はこれからの水の利用に対する警鐘でもある。
しかに無駄を省くのか?
難しいと思う!

イスラームと国際政治―歴史から読む・山内 昌之

冷戦後の地域紛争の主な要因として,民族・宗教問題,特にイスラームに対する注目が高まっている.中東新秩序の構想や中央アジアの動向をどう見るべきか.また,アジア・アフリカ・アメリカに広がるネットワークや地域性をどう認識するのか.歴史的視点を根底にすえながら,30のテーマから現代世界を解読する。

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1998年発行である。10年以上前になるがどう変わっているのかと思う。
①現在世界とイスラム。
②中央アジアの動向。
③「中東新秩序」 をめぐって。
④歴史を見る眼。

布石を打つ。
そこまで考えていたのどうは分からないが、アゼルバイジャンに失意のアリーエフ氏を訪ねて行った。
隠棲中でもあり、尋ねる人も少ない中で、わざわざ日本から訪ねて行った著者を、珍しがってもてなしてくれたそうだ。
そして大統領に復権する。再び訪ねた著者を歓迎してくれたそうだ。
アゼルバイジャンも複雑見たい。大統領を世襲していると非難されているようだ。
ロシア・グルジア・イラン・アルメニアと国境を接している。
安全保障の問題は難しそう・・・・・

著者の本を読んでいると、中央アジアの事がよく分かる。
~タンの国だ。どう言う違いがあるのか?
カザフスタン大統領の娘と、キリギスタン大統領の息子が結婚した。中央アジアのエリート層は婚姻により自らの権力の強化を図っている。
タジキスタンの腐敗も相当なものと言う。

汚職と犯罪の温床と言う!
ソ連邦が崩壊して、独立したのは良いが、問題が多すぎる感じがする。
各国の対立がある。地図を改めて見ても複雑そうだ!
果たして独立してやっていけるのか?
かってのオーストリア・ハンガリー帝国。
この崩壊も良かったのか?
バルカン半島はいまだに混乱していると思う。
アルメニアもトルコによる虐殺問題がある。
20万から100万と言う数字がある。
最近のアメリカの慰安婦像もアルメニア系議員が賛成したと言う。
自分のところだと言いたいのか?

著者も忙しい。博学と言うのかよく研究していると思う。
民族を移動させた例が大くある。
かって見たNHKスペシャル、『大モンゴル』
クルミアタタール。追い払われたが又故郷に戻る!
無理に人工的に配しても、問題は解決しない。

イスラムがある。
アメリカ。中国ウイグル。マレーシア。アフリカ。アルジェリア。モロッコ等が記述されている。
チベットも入ると思うが、民族調和で移住させている。
が、将来必ず問題になる。
今も各地で問題になっている。
ロシア、旧ユーゴスラビア等民族浄化の問題になる。チェチェンも」そうなんだろう・・・・・
そう言うのが分かり易い。
何度も言うが、著者は中央アジアに詳しい!

サウジアラビア!親米であって、そうではない国である。
ここも難しそう!アメリカ軍の駐留を認めているが、将来はどうなるのだろうか?
クルド人の事も記述している。敵の敵は味方!
内紛が多すぎるので独立国家は無理なのかと思ってしまう。
各個撃破されている感じがする!
ましてやトルコ・イラン・イラク・シリアはじめ、ヨーロッパ各国に住んでいる。
2000万人からいる。

イスラムを中心に、中国からアフリカまでを解説する。
インドのガンディーの話がある。ヒンドュー教とイスラムの対立に身体を張る!
こう言う人が暗殺されるのだろう・・・・・
イエチェリ!
オスマン帝国は食事に占める金額の割合が高いと言う!『トルコ料理は美味しかったです!』
トルコに行った時は、オスマン軍楽隊を見に行った。わざわざタクシーを使って。
楽しかった!お客さんも楽しそうだった!
嬉しそうに旅行記に、奥さんが少しだが映像化したものをアップしている。
このイエチェリが気に入らない時、大釜をひっくり返すそうだ!面白い・・・・・
イスラムは禁酒である。ゆえに甘味や菓子類が発達したと言う!

著者の本はよく読んでいる方である。
まだまだある。何冊か買っているので順次読みたい!
今西アジアの歴史の本を買っている!
中東の歴史も読んでみたい!

2013年11月13日 (水)

イスラームと世界史・山内 昌之

民族宗教紛争の多発により世界は新たな対立と緊張に直面している。中東和平や中央アジアの動向は今後どのような展開をみせるのだろうか?世界史への登場以来、先進的な文化を誇ってきたイスラームは、けっして異質で非寛容な文明なのではない。日本人にとっては、日本という独自の枠組にこだわることで、かれらとの協調と理解の地平はおのずと見えてくるにちがいない。では、イスラームという入射角から光を照射すれば、世界史はどのように現れてくるのか?世界史と日本史をつなぐ歴史的な視点を軸に、21世紀に向かう現代世界とイスラームがかかえる課題を問いなおす現代人のための一冊。

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最近は著者の本をよく読む。1999年発行である。ひと昔まえだが・・・・・
特に中央アジア、イスラムについては、問題が良く分かる。
よく記述しているので」、ダブっている話も多い!
レーニンについての記述がある。読んでいて、革命家とも思えない。
著者言う。そんなものなんだと!禁欲家の革命家なんていない。例が沢山ある。
愛人がいる。その愛人の為に便宜を図る。公私混同も甚だしい!
ロシア、ソ連の革命?も失敗するはずと思ってしまう。

著者の詳しい、中央アジア!日本の戦国時代かと思ってしまう。
タジキスタン・ウズベキスタン・ロシアの、反イスラム原理主義の「三国同盟」
今はどうなっているのか?そう言う構想があったようだ。
かっての大国は広大な地域を支配する。
やる事は民族の移動か?
今揉めているのはその結果が多いのではないのか?
今の中国のチベット、新疆ウイグルとかに中国人を移住させている?
対立がある。将来抑え込めると思っている?
が何年経っても問題はぶり返す。
モンゴル帝国、バルカン半島の諸国、旧ソ連邦の諸国、オスマントルコ・・・・・・
民族を移住させて、今独立しているがその帰属が問題になる。
今更母国に帰っても生活基盤が無い。母国も苦しい!
旧ソ連の国々で自治区の所属が問題になり、戦争になる。
トルコとアルメニアの問題。
アゼルバイジェンとアルメニアの問題。
グルジアとチェチェンの問題。
何処の紛争も資源が絡み複雑になっている。
そんな話が多く記述されている。

マレーシアのイスラム。
3つのメニュー、3つの民族、3つの宗教とある。
豚肉と牛肉は出せれない!

インドとパキスタンの核保有。
核の前にもっとやる事があると思うは日本。がそんなものでは無さそう・・・・両国とも核に賭けたのか?
イスラム初の核!と言う事にパキスタンの威信増大の野望!

著者の経験がある。手荷物についてである。文字通り盗まれたようだ!
欧米の航空会社の地上勤務員のずさんさは定評があると!
特に手荷物の搬送や転送の係員は!これからもっとひどくなる。
日本もこれからどうなるか分からない。物流サービスも国際化する。
A国からB国へ手荷物等を転送するのは、第3国たるC国になる。
これからはそう言う時代になるのか?

ナショナリズム。
外国へ行くと、自国のある時代について、
『他国の学者やジャーナリズムが一方的に協調する論説を唯々諾々と受け入れる人間などまずいない。』
著者は日本にいると言いたいようだが・・・・・・
「納得!」

日本の近代化の犠牲者の少なさに言及している。幕末から西南戦争まででも3万人前後と言う。
ロシア革命は1500万人。フランス革命は、ナポレオン戦争を含めて100万人。
アメリカ南北戦争は60万人強と言う。著者は中国については数字は遠慮している。

最歴史家の眼での章で、大奥とハーレム、江戸の牢屋の内情を記述している。
鬼平犯科帳での牢内とは少し違う感じ!

最後に国際貢献についての考えがある。
初等教育から国際貢献を教えるべきだと!
真っすぐな日本人ならば、他国の人が持つ健全な愛国心を尊重して初めて、自らの国を健全に愛する事が出来ると!
『かけひきにたくましい外交よりも正直と誠実を旨とする、イギリス型外交が、長期的に見れば信頼され成功する。』
どうかな?趣旨はわかるがイギリスが・・・・・
日英同盟の時、英国とロシアの条約に対する結果を調べた。
英国は守る。ロシアは守らない常習犯とあった。
面白かったです!

2013年11月12日 (火)

伊根町へぶりしゃぶを食べに行く『徐福伝説の場所?』

まだまだ寒くない!
がブリしゃぶを食べたい。
行こう思う時に行かなければいつまでたっても行けない。
手配は奥さんがする。
当然か?
金は二郎が出す???????
違います!
家計のお金から出す!
少し天気が悪い。雨交じりである。
2時間半ぐらいで着く。
道路はすいているので、順調に走った。
途中に町役場があった。
ちょっと変わった造りをしていた。

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伊根と言えば舟屋!
NHKドラマ「ええにょぼ」の舞台!
そして日本中いたるところにある、徐福伝説の場所でもある。
徐福伝来で有名なのは、新宮市と思う!
派手に売り出している。

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今回少し調べてみると、古代丹後半島は京の都と大陸との交易ルートに当たるそうだ!
それで徐福伝説もあるのだろう・・・・・・
しかし、蓬莱山の記述がある。
船で、それも大船団で来ている。
そういう意味では蓬莱山が目につとあらば相当な山でなければならない。
そう言う意味では富士山の事ではないのかと思ってしまう・・・・・・・・
新宮市で蓬莱山と思われる山を示していた。
絶対ウソやと思った!
こんな小さな山が蓬莱山であるわけがないと!
やはり世界遺産の富士山の事と思ってしまう!
各地に伝説があり、徐福像も各地にある。
だいたい似たような像である。

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素人ながら思うが、各地に秦から逃れてきた大陸人は多いのだろう。
それが徐福に結び付けられて伝説となった!
徐福に関しては、夢枕獏が小説とは言え面白い!
新宮正春も書いている。
もっとも自身新宮出身なので親しみがあるのだろう。

丹後半島では民宿でブリしゃぶを食べさせてくれるのは知っていた。
是非に一度行きたかった。
奥さんが予約して決めた!
「油屋」 道の駅のところにある。
出店か?本店と言うか旅館は億伊根にあるそうだ。
ここから7キロのところ!
予約していった。予約しなければぶりしゃぶは無理。
海鮮丼か、定食になる。
ブリしゃぶのコース料理を頼んでいた。
突出し、刺身の盛り合わせ、ブリしゃぶ、ブリ大根、ご飯か雑炊!
少し量が多い!
雑炊は作ってくれるので少なめに頼んだ!
都会ではないので、田舎風のもてなしであるが良かったと思う!
料理も美味しかったです!
なにわ、奈良、徳島と各地のナンバーがあった。
又時間があれば行ってみたいが・・・・・・・

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2013年11月10日 (日)

食品偽装について

メニュー偽装の問題で賑わっている。
表示の問題がある。
これは事実かどうかは分からない。
コシヒカリがある。魚沼産のコシヒカリが美味しいと!
値段も高い!
取引しているお客さんが言っていた。
魚沼産と言っても作られる量は限られる。
最初は魚沼産が美味しと言われると、範囲が広がってくる。
その近辺でとれた米、コシヒカリを魚沼産と言っているのではないか?
でなければあんなにそこら中に魚沼産があるわけない!
もっともだと思った!
そんなもの分かるはずがない。

昔浜村淳が得意の浜村節で言っていた。
中国から野菜が入荷する。
そうすると、その野菜の名産と言われるところの、ナンバーの車が買い付けに来る。
そしてそれを○○産として売る。産地偽造になる!

今回の事は、日本中いたるところであるはずである!
毒物が入っていたわけではない。
誰も中毒になっていないし被害者もいない。
騙されて気分が悪いだけである。
阪急にしても、「何が悪いんや!」 と居直っているのではないか?
「うちだけ違うで!」
罪の意識なんか感じれないが・・・・・

反省してると言う!
返金に応じると!
今更返金して貰っても仕方がないと思うが?
アメリカで車のガソリンの消費量の偽装問題がある。
徹底的に叩かれる。
社会的制裁を与えられる。
相当な罰金を払う事になる。
今回の返金なんか不要ではないか?
それより返金額以上を東北復興支援、原発の処理水の支援に寄付をしたらよいのではないか?
騙された人も、味の違いなんて分からない。
分かっていればその場で問題になるはずではないか?
今、ホテル・百貨店・レストランが問題になる。
今の内と言う感じで公表している。
余計に腹が立つ!
最初の阪急が目立っている。
後は最初ほど責められないと思ているのではないのか?

司馬遼太郎言うところの、日本人の軽薄さ!
直ぐに忘れるだろうと思う!
談合疑惑もなくならない!
みずほの融資の問題もあった。
みんな守るつもりがないとしか思えない!

企業が自主的に返却すると言う金額以上、倍ぐらい寄付してもらった方が良い!

細かい金を支払って罪を逃れようとするより、社会的な事に役立てる方が良い!
生きた金になる!
企業のイメージの問題でもある!

今、賞味期限の問題はあまり気にならなくなった。
生でなければ多少どころか大分たっても食べている。
この時は大騒ぎだった。
今回はそれほど騒がれていない。
企業の対応も上手くなったのか?
そんな事を思いました!

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2013年11月 8日 (金)

舞伎町・ヤバさの真相 (文春新書) [新書] 溝口 敦

欲望・エロス・犯罪の都は、いかに生まれ、どこに向かうのか。恐怖の根源をたどり、歓楽の核心・我われの心性に迫る。六百メートル四方の「世界一ヤバい街」の正体とは。

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著者の本はよく読む。ファンである。といっても著者には迷惑か?
2004年発行で、2007年に加筆発行となっている。
少し古いのか?もう時代遅れの商売もあるかもしれないが・・・・・
読んでいてともかく面白い!
よく取材している。所在に応じる人も虚栄心をくすぐられるのだろう。
やはり自慢したいと思うがどうなんだろう?
しかし、何をやるにしても中途半端じゃ務まらない!
読んでいて、やはり頭を使う事が必要と思うが・・・・

内容が凄まじいと思う!各章の題を見ただけで創造できる!これが31章ある。
①カネ
②ネット
③風俗
④バクチ
⑤偽造
⑥ニュービジネス

面白いと思ったのは下記の通りである。

振り込めサギ。やっている本人の談がある。
騙される方が悪いのではなく、騙すほうが上手いのだと!
つまり頭が良いと言いたいのだと思う。
いまだに無くならないのはそう言う事だろう!

NPO。信用出来なくなる!
ワンルームマンション、全部ヘルス。
こんな娘がと思う娘がいると言う。これは分かる。
わりと簡単に風俗に入る。人気者は月170万から180万稼ぐと言う。
ネオンもなく、若い女だらけのマンション。

パイアグラがある。
結局画期的な物ではなく、古典的な物を売っているだけと言うが・・・・・
偽物がある。知り合いかが教えてくれたがジェネリックがある。言い方も偽では無いのが上手い!
インドの製品で50円かとか言っていたが・・・・・
結局これで被害があるのは、ファイザー社だけで、男は喜んで金を出すので万々歳ではないか?
これは販売元が言う言葉である。ファイザーもかなわんですよネ!

競馬の予想ソフト。
これは一応合法である。
実際に儲けていると言うが、本当の事を言っているのか?
必勝法なんてあるのか?
ソフトが105万円。買える人間も限られる。
コンピュータのデータか?
野生のカンと経験が勝つのか?
つまりは、両津さんが勝つのか。(実際は負けているが・・・)
部下に自分の買い方に自信を持っているのがいる。
そう言う人は沢山周りにいる。『実際は知らないが・・・・・』
遊んだと思えばよいのだが、欲の皮がつっぱている。
菊池寛:人にきいて取りたる二百円は、自分の鑑定に取りたる五十円にも劣るべし!
自分考えろと言う事なんだろう!

個人借金解消屋。
自分の経験が記述されている。
借金の額を交渉により軽減する。そう言う事が出来るのだろう。
その経験が、解消屋に生きる。
これも合法なんだろう。貸した方が違法なんだろうから・・・・

ホストのNo1の話もある。違法でも何でもない。
騙すのとおだてるのとの境目は難しいが、お客も満足してお金を払うので何が問題あるのか?
昔からよく言われるが、ホステスもホストもトップになると勉強していると言う。
知識もそこらにいる人間とは違う!

そう言う話が、31章記述されている。嫌になるが、銭儲けには頭がいると言う事か?
面白かったです!

日米開戦と真珠湾攻撃秘話・半藤一利・秦 郁彦・横山 恵一

真珠湾攻撃とはなんだったのか―海軍航空参謀が語るハワイ攻撃までの実態、軍需省課長が綴る浅海面魚雷完成までの経緯、戦史編纂官の開戦に対する論考、実際に出撃した兵員の肉声等々、歴史に埋もれかけた秘話を集成。さらに真珠湾攻撃に参加した全770人の所属、氏名一覧など、当時の貴重な証言を発掘した超一級の資料集。

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この本が、第一級資料と言うのはよく分かる。
実際に攻撃に参加していたパイロットの証言。
魚雷の開発者の証言。
水平爆撃の、爆撃方法の研究。
開戦に至る軍備の増強の経緯が記述されている。
艦艇の推移が客観的に記述されている。分かり易い。
簡単な時代の動静の説明もいい!
海軍航空参謀の回想がある。これは少し長い!
開戦から終戦まである。
反省点もあり、言い訳じみた記述もある。
自己弁護か?本人のでは無く、海軍の弁護がある感じがする。

後世のその場にいなかった人は何でも言える!識者と言うのは好きになれない!
負けたのだから言われても仕方がない。
それは事実であるが、全部ではない!
真珠湾攻撃の第2次攻撃の意見具申!
どうも知る限り、淵田・源田とホラをふいた?とに話もある。
山口多聞からの信号は誰も確認していないとあった!

海軍は、陸軍にズルズル引かれて開戦に至った。
そんな事はないと!
それなりの覚悟があったと言う。が、アメリカの実力を想像も出来なかった。
と戦後言い訳をしている、開戦に責任ある参謀もいる。
この参謀は、ルソン島の闘いで、武器もなく航空爆弾を用いて、米戦車に特攻をかけたと言う。
が近づく事さえできなかったと言う。
攻撃隊は全滅だったようだ!
山あり谷ありで、遮蔽物もある。が近づけない。
どうやってアメリカには勝てない!
アメリカに、負けない戦争をするしかなかったようだ。
負けない戦争とは、どんな戦争なのか?
今になって、戦争したのは間違いと言っても仕方がない。

実際に関与した人の話なので、確かに参考になる資料だと思う!
真珠湾攻撃の山本五十六の決断がある。この座談会があるが、よく知っている話がほとんどだ!
ルーズベルトは知っていたか?
キンメルの責任は? 『ないとは言えないようだ!』

最後に、真珠湾攻撃に参加した770人の消息が記述されている。
調べる方も大変だったと思う!昭和19年のマアワナ沖、昭和20年の沖縄で戦死した人もいる。
村田重治、嶋崎重和、江草隆繁、板谷茂等の消息も分かる。
よく戦ったと思う!

2013年11月 7日 (木)

ブックオフでの間違い

ブックオフに買い物に行った。
買い物?
本しか買わないが・・・・・・
一般のコーナーと105円のコーナーがある。
ほとんど105円の本を買う、あまり良いお客さんでは無い!
そこには久しぶりに行った。
欲しかった本、ダブっているのもあるが105円コーナーで11冊の本を買った。
確認もせずに、105円と信じた!
1155円と思っていたら1980円ぐらいの金額を言われた。
チョッと待って欲しい!
3冊ほど105円で無かった・・・・・・
どうする?
結局あきらめた。
がブックオフも間違ったのだからそれなりのリスクは背負へと言いたい!
そう思ったが、店にしてみれば本当に105円のコーナーから持って行ったのか分からない!
悪く言えば、普通の本棚から持って行って105円のコーナーにあったと言っても分からない。
そう言う例もあったんだろうと思う!
結局はそうなるんだろう・・・・・・
ここの店は、すいませんと頭を下げた!
が別のところで、105円のコーナーに400円の本があったのえお指摘した事がある。
その時は、「間違っています!」 と言って本を持って行った。
すいませんの一言も無かったが・・・・・・
別にその指摘に対して礼を言う分でもない。
少し腹がったが・・・・・・
些細な事に、どうこう思う二郎も二郎だ!


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2013年11月 4日 (月)

古城の風景〈3〉北条の城 北条水軍の城・宮城谷 昌光

戦国期の古城を思う作家の眼は、そこに将卒たちの衷心を見る。戦国の世を切り開いた快男児北条早雲ゆかりの城。今川、北条、上杉、大久保等々つわものどもの悲憤や慨歎を今に伝える城。徳川と武田の激闘と慟哭を刻む城など、遠江、伊豆、相模の主要な城址を廻り、通暁暢達の文体で、その無尽の想見と広博な歴史観を明晰に写す、珠玉の城塞紀行。単行本5、6巻を合本して文庫化。 

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北条の城が中心になる。
水軍!どちらかといえば、九鬼、松浦、村上水軍は高名である。西日本が多い。
隆慶一郎が向井水軍について書いていた。この武田の向井正綱が記述されている。
同じ海戦でも、北条と武田では表現が違うようだ。
水軍の戦は、船を捨ててればその悪名が残る。
武田滅亡後は家康に仕えた・・・・

北条早雲。備中伊勢氏と言うのが定説になったようだ。
子供の頃は、伊勢出身と教えられたと思うが・・・・・
今川家の内紛。
間違いなく、女大名と言う。『寿桂尼』 義元の母親!
義元の兄、当主と弟が同時に死ぬ。
跡目を、義元と兄が争い、義元が勝つ。
誰が考えても、同時に亡くなるのは何かありそう!
著者の想像力。
武田の刺客が暗殺に来る。成功する。
何故武田かと言うと、義元は北条と手を切り武田と結ぶからだ。
考えすぎではないか?

後世の歴史が分かっている事については何とでもいえる。
武田信玄。息子信義を殺したは間違いか?
著者言う、己の欲のために殺したと。
勝頼も気の毒に思う!
が、分相応ではなかったんだろう・・・・

上洛?洛とは?
中国の洛陽の洛の事のようだ。
具体的に京の事ではないようだ。
洛陽、都と言う事で京に重ね合わせ、上京ではなく上洛になったようだ。

「甲州の備立」決戦と見せかけて引く。
信玄の兵術と言う。損害が少ない!

堀越公方。足利茶々丸。これが分からない!
茶々丸と言うから子供かと思っていた。元服していたのか?
騒がしい人だと思っていたが・・・・
単に常軌を逸した人なのか?
一族の命運をかけて北条早雲と戦った狩野氏もいる。その他の豪族もいるようだ。

北条氏規、北条幻庵。良く記述される。
得だと思うが、実力もあったんだろう。
北条四代目、氏政!
親父氏康が、氏政が飯に汁を2度かけるの見て嘆いたと!
これにより、氏政は凡庸と言うイメージが固定している。
著者言う、逸話は、実際にあったことが後世に語り継がれる場合と、後世の人が作ったことがあったように語り継がれる場合がある。
見分けるのは難しい!氏政の場合もどうなんだろう・・・・・

北条水軍の話で、愛洲氏が出て来る。
陰流、愛洲惟考が出て来る。伊勢出身と言われている。嬉しい名前だ!

小田原城。天下の名城!
鎌倉時代、執権北条と争った実力者三浦氏!
永井路子が得意なテーマだ。
北条義時、泰時VS三浦義村!この話は好きだ。
ひるがえって戦国時代。後北条VS三浦!
どちらも血は継いでいない!

この城になると、大久保忠隣の話になる。
相手が本多正信と言うのが悪いとはいえ、ガードも甘いと感じるが?
大久保といえば、彦左衛門の兄の大久保忠佐!
長篠の戦いで、馬防柵の外で武田と戦い、信長に絶賛された。
実際に織田家中では、そう言う戦いが出来る武将はいなかったようだ。
戦いの後で、後に安土城でみんなの前で褒めまくったようだ!
めったに人を褒めない信長が褒めたようだ!

それより、このシリーズを読んでいて、家康の執念深さを感じる。
著者は関東の城も書く気のようだ。期待しています!

2013年11月 3日 (日)

西洋絵画の紹介ブログ、作りました!

プラハ国立美術館で観た、ミュシャの「スラヴ叙事詩」の内容をアップしたくて、奥さんがブログを立ち上げた。20枚の絵の写真は二郎が撮った!
ミュシャ以外の絵画の紹介もするそうだ。

西洋絵画の紹介
http://jirokayo.cocolog-nifty.com/kaiga/

Mucha_1 
アルフォンス・ミュシャ「スラヴ叙事詩」

2013年11月 1日 (金)

古城の風景〈2〉一向一揆の城 徳川の城 今川の城・宮城谷 昌光

戦国期の古城を撫でる作家の眼は、そこに武将たちの慷慨を見る。松平清康の勇姿と理想、若き日の家康の逞しい気概、並外れた本多忠勝の武勇と知略、大久保一族の至誠と剛胆。今川一族の血塗られた宿運、勝頼の短慮と武田の末運。──三河、遠江に散在する城々を訪ね、清冽犀利の筆致で、その柔軟な想念と深遠な歴史観を自在に重ねる出色の城塞紀行。単行本3、4巻を合本して文庫化。   

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今回は三河・遠江の城が中心になる。
著者は博学であると思う。
中国の古代史が専門だろうが、静岡県が地元のせいでもないと思が、詳しい。
静岡県は、新幹線の駅が6つあるそうだ。
兵庫県は4つだ。
静岡なので、引用に小和田哲男の名前が良く出て来る。
城へ行く前に、歴史・状況・家系の説明がある。
良く調べている。取材に行く時に、地元が資料を用意してくれているのだろう。
混乱しないのかと思う。

松平家の多さ!
名前は聞いたことがある程度で、詳しくは知らない。
それにしても多い!当然著者は全部知っているのだろう。

岡崎城から始まる。
この城には行った事がある。相当昔だ!
雰囲気は良かった。まわりに余計なものが少なかったと思う。
そんなに多くはないが、家康の非道ぶりが記述されている。
相当執念深いと思っていた。
恨みは忘れないタイプなのか?
本多平八郎忠勝。
現場の指揮官なんだろう。策略家ではない!
桑名で槍を立てている像を見た。
ここには石碑があるようだ。又見に来たい。

家康の旗印と思うが、「厭離穢土、欣求浄土」がある。
これなんか法語から取っているようだ。
一向一揆は力があったんだろう。
信長と言い、よく耐えたと思う!

大久保党の名前が良く出て来る。
一向一揆の首謀者を処刑することで和議に応じるが、一揆側は飲めない。
これを宥免して配下に置くことを勧めた。
家康は従う・・・・・・・

本多作左の名前もある。
あまり名前が知られていない城で、何があったのかよく分かる。

浜松城。ここも行った事がある。
もう一つ感動のない城だった。
松平元康から、今川から離れる時に、家康に改名した。
元は今川義元から貰っている。
家は誰かと思っていたが。八幡太郎義家の家のようだ。
なるほど、源氏の末と言う事か?
新田義貞の末と称しているのなら、貞家でも良かったのでは?『こじつけています!』

今川の城も多いので、当然今川義元の相続の争いも出て来る。
『花倉の乱』
当然、当然、太原崇孚雪斎の名前は出て来る。
軍師、参謀の代表みたいな人物だ。
もう少し生きておればどうなったか?
桶狭間の戦いも起こらなかったのか?
北条早雲の名前も出て来る。
この辺りは非常に楽しく読める。

本能寺の変。
家康は甲斐を取りに行く。
どうするか?
この辺りを読むと、家康も嫌なタイプだ!
信長の代官、川尻秀隆が殺されたのも家康の陰謀か?
信玄の菩提寺の恵林寺を修理して、信玄・勝頼の霊を祭れば、甲斐は家康に帰服する。
この進言を受け入れる。

高天神城。当主は小笠原氏助。
勝頼に攻撃される。家康は援軍を出すと言った。結局出さなかった。
この状況下、高天神城を救うために、間を往復した匂坂牛之助。
武田に降らなかったのに、家康に称賛されるどころか切腹を命じられる。
これは後をひいたようだ!
長篠城は攻められた時、城をでようとする士はいなかったと言う。
忠臣が背馳の臣にされてはたまらない。
と言う事で、かの有名な鳥居強右衛門が使者に立った。
武士の名誉と恥辱にこだわりない、雑兵だらからと言う!

長篠で敗れた勝頼に、高坂弾正が献言する。
有名なので知っているが、北条傘下で生き残りを図ることだった。
甲斐・信濃・上野の三国に縮小する。
この中で、武田信豊、穴山信君に腹を切らせる事があった。が出来なかった!
両将とも見事に裏切る!両者とも一族である。
北条から娘を迎える!
これを徹底しておけばどうなったか?
北条、上杉景虎、武田の連合軍が出来ていたかもしれない・・・・・
そうすれば本能寺の変は起こらなかったか?
直江山城守は死んでいただろうが・・・・・

今川、一向一揆、家康の事がよく分かります。
面白かったです!


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