インテリジェンス 武器なき戦争・手嶋 龍一・佐藤 優
東京のインテリジェンス市場は今、沸き立っている。北の独裁国家が核実験に踏み切ったのを機に、情報大国は第一級のインテリジェンス・オフィサーを日本に送りこんでいる。彼らの接触リストのトップには本書の著者名が常にある。情勢の見立てを誤ったことも、機密を漏らしたこともないからだ。極東発のインテリジェンスは対日戦略の骨格となる。武器なき戦いの幕はあがった。情報大国ニッポンの誕生に向けた驚愕のインテリジェンス入門書。
手嶋龍一の本はほとんど読んだ。 この本が残っていた。
読もうと思いながらなかなか読めなかった! 2006年発行!
今書けば民主党政権の事ばかりになるのではないか?
動乱のインテリジェンスは、先に読んでしまった。
「情報のプロは、知っていたとは言わない」
例えがよく分かる。 立花隆、田中角栄の金脈追求!
古手の政治記者が言ったと言う。 「あんなことは知っていた。たまたま立花が書いただけだと!」
立花隆は、もし裁判になりぶち込まれたらどうしようかと思っていたと言う事は知っていた!
そこまで考えて出版した。
これを情報に変えれば、知っていてもどう使うか知らないと言う事だろう!
それにしても怪物二人が対談する。
官僚だけではないと思うが、嫉妬心がある!
手柄は自分の物、ヘマは部下!
ここぞとばかりに記述している感じがする。
日本は省益が立ちはだかる!
東郷和彦。領土問題の著書は読んだ。
調査企画部の時の情報、生データがたくさんあったが、無視されたようだ!
当時の東欧第一課長がことごとく無視したようだ。 嫉妬心なのか?
出る釘は打たれる・・・・・・・
官僚と言う事ではないが、第2次世界大戦の駐独大島大使。
1945年になってベルリンから安全な南に逃げる。
ベルリンに残った大使館員に、酒とつまみを持って来いと命令する。
空襲の中持っていく。命がけである。
自分なりに思うが、責任と言う物がないんかと思う!
そういう人達が、日本の運命を握っている!
色々な話がある。
チェチェンはイスラム原理主義とは合わない。つまり対立している。
ロシアの言う国際テロリズム! あるようだ。
日本の対応。ロシアを人道的に非難するのか? その時、北方領土問題はどうなるのか?
鈴木宗男が登場する。 佐藤優がベストな解答をする。
そして、昼行燈・谷内正太郎も出て来る。
ここらは手嶋龍一の本に重要な立場で登場する。
インテリジェンスの出所は重要と言う。
イラクの大量破壊兵器。情報源はイタリアと言う事で割り引かなければならない。
自分のところから出た情報を、よそに確認する。イタリアらしいと言えばらしいが・・・・
李登輝総統。中国の奥に情報提供者がいる。
その情報を使う! 中国はモグラの存在を感じて、徹底的に調査する。
3年後に処刑されたと言う。
情報提供者は絶対に秘匿しなければならない。
その為には、切り捨てもやらなければならない。
別の本の話だが、情報機関の内部対立で、イスラエルのエジプトのスパイが発覚する。
最近のアメリカでもあった。
大韓航空機撃墜の通信記録。
これをアメリカに渡した。がストレートに発表された。
これはまずかったようだ! 後藤田正晴がフォローする。
沖縄返還の密約。 あったがないと言った外務大臣。川口頼子。
この人が何故外務大臣なのか分からなかった・・・・・・
最近も中国に行き、滞在時間を延長したと言う。
それで参院環境委員長を解任された。 尖閣問題を話し合う為とある。 自分自身が分かっていないのではないか?
利用されるだけと言う事が!
薄っぺらい論理で対抗する!
靖国問題! 何でも靖国に結び付けられている。
これは国内問題である。 現在2013年では、靖国問題で中国・韓国と首脳会談が出来ない。
別にしなくてもよいと思うが・・・・・
薄っぺらい論理で対抗する。大使館に石を投げたのなら、投げたのが悪い。
そう言う風に対抗することを勧めている。
焦る必要はないと思うが・・・・・・
鈴木宗男については評価している。
『これに関しては異論も多いだろう』
そう言う例が沢山記述されている。
いかに優れたインテリジェンスでも、使いこなす有能な政治家が必要!
民主党政権ならば、秘密なんてなかっただろう。
日本のインテリジェンスの今後を記述している。 あまり嬉しい、希望的な話ではない!
時間がかかると思うが、徐々にやって行かなければならないのだろう。
方法も記述されている! もっと早く読めばよかったと思う!
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