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2014年1月 3日 (金)

民族問題入門・山内 昌之

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、旧ソ連、パレスチナ…今なお世界を揺るがし続ける民族紛争はなぜ起こるのか、その実態はどのようなものなのか。
著者専門のイラスム史と国際関係史を軸に、人類永遠の課題・民族問題の理解と解決のための基礎的分析を試みた意欲作。

20130103_book2

1996年発行。 著者の博学な知識がいたるところに出て来る。
改めて思うが、日本は幸せだ! ほぼ同一民族で日本を形成している。

アフリカで50ヶ国で民族というか、部族が900と言う。
単純に計算しても1ヶ国当り18の民族がいる。 カメルーンは65の民族がいるようだ。
まともに考えても国が成り立つのか?   

「スターリンの定義」
「民族とは言語、地域、経済生活、および文化の共通性のうちにあらわれる心理状態、共通性を基礎として生じたところの、歴史的に構成された人々の堅固な共同体である」 

何となく意味は分かる。 要は民族と国家は一緒なのかと思ってしまう!
民族問題のパターン!よく分かる。具体的な例も沢山ある。
1、民族自決、分離独立問題
2、国境、帰属変更問題
3、少数民族問題と先住民問題
4、国民形成問題と国民統合問題
5、移民、難民問題   

言葉の話が記述されている。 自分たちの喋る言葉以外の言葉を喋る民族を差別する。
訳のわからない言葉を喋る人。となる例が沢山ある。
一例として、旧ユーゴのマケドニアがある。
古代ギリシャは、マケドニアを訳のわからない言葉を喋る人と侮蔑していたが、
現在では一貫してギリシャの領土と主張している。 かってなものと思うが・・・・・・
英語・スペイン語を喋る国はいくつもある。
スイスのように、フランス語・ドイツ語・イタリア語を喋る国もある。
ブラジルでは6人でも民族として認められている例がある。
ユーゴの例が分かり易い。
ユーゴが一つの国としてやっていけるのか?
アメリカでも意見は分かれた。成り立つ!成り立たない!
民族・言語・宗教が絡んで来る。
チトーが亡くなった時、葬儀で国民は泣いていた。
が今はバラバラである。 
民族自決、多民族国家、帝国、ナショナリズムとある。
何を持って決めるのか?多分定義はないと思うが・・・・・・
民族の基本的特徴となるのは宗教である。
言語は副次的な契機と言う。

私の頭では、例が沢山あるが、あり過ぎて理解できたとは言い難い。
複雑な事は理解できたが・・・・・

民族の差異と平等。
アフリカ中心主義ヨーロッパ系白人はメラニン色素の欠乏で、精神的にも肉体的にも劣性民族だと論じる黒人学者がいる。
反対の意見もあるが・・・・・・・
西欧文明が生んだ科学や哲学も、アフリカに起源を持つと主張してアフリカ文明の優位を主張する。
日本の隣国にも同じような主張をしていると思うが・・・・・・・
被害妄想が旺盛なのか?

在日の例がある。70万人と言うが、ある意味成功者と言う。
日本のGNPの1割を稼いでいると言う。その割に正当に評価せずに、差別ばかり言われていると言う!

一つの例が記述されている。ハスプブルク帝国の崩壊。小国?が乱立した。
良かったのか?
中東欧の小国にとっては、『風雪をしのぐための大きな傘』 であり 『安全な避難場所』 の役割を果たしていた。
ハスプブルク帝国の崩壊後に、民主的なドナウ王国の中で自主性を発揮することを望んだ国もあったようだ。
読んでいて思うが、小さな国を沢山作ってもどうにもならないのではないか?
琉球共和国の話がある。独立と言う話もある。しかし独立してどうするのか?
今中国が領有権を言いだしている。どこかの傘下に入らなければ成り立たないだろう!
中央アジア、中国、ますます分からなくなってくる。
何かあれば又読み直してみたい!      

読めば読むほど分からなくなる。
日本は幸せなのか?
ほとんど一民族で一国家である。
と言えばアイヌの事もあるが・・・・・・ 

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