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2014年3月23日 (日)

瀬島龍三―参謀の昭和史②シベリアから臨調へ・保阪 正康

参謀の昭和史①の記事

そしてシベリア抑留の生々しい話になる。
シベリアに抑留された人たちは想像を絶する苦労をしたと思う。
その中で、耐えきれずにソ連の言う事を聞かざるを得なかった人は多い。
私なんか間違いなく耐えれない。
誰も責められない!著者も言っているが責めるつもりはないと!
言うなれば、この人達と同様の経験をした人のみが言えるのだろう・・・・・・
但し、歴史の証言者たるもの真実は残さなければならないのだろう・・・・・・・
ソ連へのクーリエ?
ソ連との密約?
停戦交渉の内容?
なんとなく日本が負けた理由が分かる。責任を取ろうとしない。
とった人は沢山いる。
著者の本にも出て来る。
瀬島龍三は東京裁判にソ連の証人として出廷している。
リハーサルまでやっている。それを潔しとせずに日本に帰り証言する前に自決した軍人もいる。
シベリアでも特別扱いだっと言う例が並べられている。
具体的に証言者の名前も出て来る。
あまり良い感じはしない。嫌な感じがする・・・・・・
公害患者の会が陳情に来ていた。その事務局長はシベリアに送られていた。
たまたま陳情相手が瀬島龍三だったそうだ。シベリアで特別待遇の瀬島龍三を見かけている。
経緯は全然知らずに、「瀬島中佐ではありませんか?」
瀬島龍三は避けたかったようだ。
最後には 「国を誤らさせた責任がある。今度は絶対に誤らさせないでください」
臨調の委員と知っての発言である。

小説、不毛地帯!
このモデルが瀬島龍三と言う。本人も意識して振る舞う!
何人かの人物をまとめて一人の人物に集約した。
それが伊藤忠商事が登場し、瀬島龍三がモデルとされたようだ。
そして9月18日に証言したとあるそうだが、これが意識的に変更しているようだ。
なぜなら、不毛地帯の日付が9月18日だそうだ。
壱岐イコール瀬島と、自分でそう思わせるようにしていると言う。
ギヴ&テイクの世界か?
かっての部下の情報を利用する。
ただ何かあっても最後まで面倒は見たようだが・・・・・・・

自分の話はするが詳細は言わない。その辺は徹底していると言う。
瀬島龍三を弁護する人もいる。
が根拠と言うか証拠には欠けるようだ・・・・・
自分に都合の悪い話には、目つきが変わるようだ!
参謀の中にも戦後、自己弁護しない人も多い。

半藤一利・保坂正康の対話であった。
ソ連の回顧録と言うか重要な証言を見て、間違っていると書き直したようだ!
普通は注釈で訂正すると思うが・・・・・
堀栄三が、自分が先に死んだら瀬島龍三が何を言うか分からないので、その時はお願いすると言ったようだ。
自分に関する証言、不利な情報には神経質だったようだ。
台湾沖航空戦で、今更こんなものをと言って握りつぶした。
ソ連、ロシアの情報公開を、今になって公開されたら困る人も多いので辞めて欲しいと言ったと言う!
何か似ている話である。
著者も相当圧力をかけられたと思うが・・・・・

単行本を発行してから、洪水のように不満と怒りの手紙・電話があったようだ。
著者は真面目なので一つ一つ検証したのだろう。
自己中心の自慢話ではなく、歴史的事実を正直に話さないのかと言う事に尽きるそうだ。

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