NHKスペシャル 民族共存へのキックオフ ~"オシムの国"のW杯~
オシムの国、元ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナのワールドカップ出場へのドキュメントである。
オシムの本は読んだことがある。
これほどの名将が、よく千葉のチームの監督を引き受けてくれたと思った。
日本代表の監督になりながら病気になり退任。
もったいないと思った・・・・・・
ユーゴスラビアはチトーで有名である。
クロアチアのガイドさんはあまり良いように言わなかった。
映画、「ネレトバの戦い」「風雪の太陽」がパルチザンの物語だった。
ちょっと趣は違うが、「ナヴァロンの嵐」もユーゴが舞台だった。
学生時代に読めなかった本がある。「ドリナの橋」
ドイツのソ連侵攻作戦、バルバロッサ!
この開始時期を1ケ月遅らせたのがユーゴ。
この1ケ月がモスクワ侵攻に響いた。
冬将軍の到来を招いた為モスクワは助かった。
計画通りであればどうなっていたのだろうか?
他の東欧諸国と違い、自力で祖国を解放した。ソ連の援助なしに・・・・・・
そして大国ソ連と決裂して、自主路線を走る。
『七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家』と言われる。
第2次世界大戦でチトーが英米からの援助を受けたのは相当後と言う。
アメリカでの議論。
ユーゴスラビアは成り立つのか????
成り立つ!
成り立たない!
意見が分かれた。結局成り立たなかった!
チトーが亡くなった時の葬儀には、日本からも大平総理だったと思うが参列していた。
国民は泣いていた!
がうわべだけだったのか?
ユーゴの監督に就任して、1990年ワールドカップイタリア大会に出場する!
ここで面白い話がある。
各民族のスターばかりを集めた選手起用を求めるメディアに対する当てつけとして、初戦西ドイツ戦で敢えてその要求通りの起用で敗戦してみせ、次の試合では本来考えるチーム編成で勝利する。
最終的には、準々決勝でマラドーナを擁するアルゼンチン相手に1人欠きながら120分間無失点のドローの末、PK戦で敗れた。
この時、蹴ると言ったのは二人だったようだ。
国内事情を反映していたようだ。
脅迫もあったようだ。
ピクシーが蹴っているが、外している。
そうして監督を辞任する。
本人は母国の事を考えている。
セルビア「セルビア正教」
クロアチア「カトリック」
ムスリム「イスラム」
人口構成も問題になる。セルビア人はセルビアに属したい。
そう言うところなので、サッカー協会の代表も各民族の3代表がいる。
これが問題になる。
FIFAとUEFAに、この問題が解決しない場合は資格停止処分を科すと警告され、停止処分になる。
これを解決したのがオシム!
サッカーで国をまとめたかった。
身体も不自由ながらまとめたようだ!
代表の中心選手の家族にもインタビューしている。
ボスニアも撮影には協力的だったんだろう!
沢山の子供たちが亡くなっている。
ワールドカップに出場で来て良かったと思う!
オシムのエピソードがある。
日本のトーナメント制をリーグ制に移行すべきだと語ったといわれている。
理由はたった一つの負けという失敗で選手の闘う権利を奪うのは残酷以外のなにものでもないとのこと。
日本が世界に闘うべきにあたって大問題の一つだと指摘する。
日本に来たばかりの頃は「お釣りは取っておいてくれ」と言っていた。日本にはチップの習慣が無く、この行為が失礼になる事もあると知ってからは、小銭を集め始め、貯まると母国ボスニアの子供達に寄付していたと言う。
病気で倒れたのは残念だった!
日本と同じで、予選敗退である!
オシムの財産が両国にはある。
お互い協力して行こう!
チャーチルとスターリンの東欧分割案!
ユーゴスラヴィアとハンガリーはソ連が50、連合国側が50にわける。
ルーマニアでは90%、ブルガリアでは75%をソ連がとる。
イギリスはアメリカと協定のうえで、ギリシアを90%押さえる。
どう言っていいのか分からないが、小国は悲惨である!
ユーゴは良く頑張ったと思う!
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