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2014年6月27日 (金)

夜の足音『背伸び』・松本清張「短編 安国寺恵瓊」稀代の策士か・ただの陰謀家か?

安国寺恵瓊はよく分からない人物である。
いくつかの恵瓊の本は読んでいる。
が毛利と織田の戦いでは必ず出てくる名前である。
外交僧???
生臭坊主????
軍師ではなさそう・・・・
松本清張の短編時代小説集、『夜の足音』の中にある。『背伸び』
これが安国寺恵瓊が主人公だ。
大変恵瓊の人物が分かる小説である。
題名からどんな人物か想像できる。

生まれ落ちたところが良かったのか。
恵瓊も実力はあるのだろう!
小才だけなのかもしれないが・・・・・

歴史に名を残すには、何か後世に残る事をしなければならない!
恵瓊の場合は、織田信長の高ころびと、秀吉の台頭を予測した。
これが自信になり、出来ぬ事は無いと思うようになるのか?
備中高松城の織田と毛利の調整役。
これは見事に演じた。
やり過ぎとも言う。
交渉役は、官兵衛VS恵瓊!
『司馬遼太郎 播磨灘物語』では官兵衛が言う。
恵瓊は毛利に嫌われる!
やっている事は良いのだが、それが全てによく思われるとは限らない!
本人も背伸びしている。
俺は出来ると・・・・・

関ヶ原の合戦。
次は誰か?家康とは思わなかったようだ。
それより自分が作ったと思う秀吉政権を守る側に立つ。

敗れて家臣に生き恥をさらすより切腹した方が良い。
腹に刀をたてきれず、「首を打て」と言ったが、首をへこめたと言う。
清張の皮肉がある。
三成らと斬られたとき、首をへこめたかどうかは知らない。

恵瓊についての分かり易い短編小説である!

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