軍師官兵衛(第33回)傷だらけの魂
『狡兎死して走狗烹らる』
秀吉が関白になり、豊臣の姓になる。
官兵衛との間に微妙な空気の隙間がある。
四国攻めが終わったが、官兵衛に恩賞は無い。
辞退したと言う。
蜂須賀小六は阿波を、伊予は小早川隆景、恵瓊坊主も伊予の一部を与えられている。
官兵衛の3人の家臣、栗山・母里・井上が恩賞が無い事を愚痴っている。
秀吉の側に殿の事を良く思わぬ者がいる。
と言って画面が変わるが、石田三成の顔が映る。
誰の事かマルバレである。
道薫とちゃちゃの話が主である。
ちゃちゃが道薫に有岡城の事を聞きたがる。
ちゃちゃ、
「何故謀叛を起したのですか?」
「妻をはじめ家臣が死に、一人生き残って恥ずかしくないのか?」
道薫、
「成算が無ければ謀叛は起していない。右近が裏切ってなければ・・・・・」
「あなた様は、敵の手の中で生き残って恥ずかしくないのですか?」
「化け物なのです。私もあなたも!」
怒った秀吉が道薫の首を刎ねようとする。
官兵衛が笑い出す。
「この男は死にたいだけなのです」
何とかこの場は収まるが、道薫はところ払いになる。
秀吉の顔つきが変わってきている。
醜くなっていると感じたが・・・・・・
官兵衛も人が悪くなってきているが、自信に溢れている。
道薫には、有岡城落城じの助かった子供がいる。
忠実な家臣に育てられている。
官兵衛のところにいれば道薫に会えるのではないか?
実際に会えたが、最初道薫は無視する。
ところ払いなる前やっと打ち解ける。
だしの子供と言われるが、確かで無さそう。
ドラマでは、官兵衛が九州攻めの命令を受ける。
この場面に秀吉と三成がいる。
三成が恩賞の事言う。
九州攻めが終われば恩賞も与えられるでしょう。
自分がNO2と言う感じ。
官兵衛と秀吉の間に隙間風が出来ている。
と言うより、本能寺の変での官兵衛の一言ではないか?
「天下取りの機会が巡ってきましたぞ!」
思っていても言ってはならない言葉と言う!
このころから警戒されている。
官兵衛の才が必要とされたのは、賤ヶ岳の合戦までなのか?
ここまでは兵力の差は無く、食うか食われるかの世界だった。
今はもう関白秀吉の圧倒的な力の元で策を練る。
昔に比べれば何と楽なんだろうと思うが・・・・・
官兵衛がキリスト教に入信する。
洗礼を受ける。
入信したのは天正11年、12年、13年とかがある。
司馬遼太郎 新史太閤記では、備中高松城攻めに行く途中に秀吉にキリスト教に入信したことを冷やかされる。
水攻めの堤を作る時、秀吉は「人を動かすのは欲だ!」
官兵衛は言う。「さにあらず、愛であると!」
別の小説では、有岡城に村重を説得に行く時、キリスタンであることを頼りに行く。
小説も難しい!
来週は九州攻めか?
九州は時間をかけて行くつもりである。
頑張ろう・・・・・
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