軍師官兵衛(第三十二回) さらば父よ!
ちょっと展開が早すぎる。
冒頭から小牧長久手の戦いになる。
本能寺以降、清須会議・賤ヶ岳の合戦と早い。
小牧長久手めでのプロセスは一切ない。『寂しい・・・・・・』
家康の家臣も、井伊直政・本多忠勝・榊原康政は登場している。
酒井忠次はともかく、石川数正は出すべきではないのか???
小牧長久手の合戦には官兵衛は参画していない。
毛利との国境をどうするか打ち合わせしている。
当然交渉相手は安国寺恵瓊である。
蜂須賀小六も同行している。
戸部新十郎によれば、小六の方が主役である。
地図に赤線を引いて決める。
半国を一国と読む妥協をしている。
その秀吉側に、備中岩屋城がある。
この勢力が講和による立ち退きを拒んだ。
その場面はあった。地侍である。360年の領地と言っていたが・・・・・・
ドラマは拒む場面だけだったが、実際は秀吉に攻められる。
攻めたのは宇喜多勢のようだ。
この場面を出したのは、九州での名門、城井城、宇都宮鎮房と同じ事を官兵衛がするからか?
ドラマで秀吉がおねに言われる。
官兵衛の居ないところでの合戦は負けている。
何故官兵衛の意見を取り上げないのか???
秀吉はおねに言う。
備中高松城での本能寺の変の知らせが入った時の事である。
この場面は、司馬遼太郎 新史太閤記が面白い。
官兵衛が秀吉に言う!
殿の天下取りの機会ですぞ!
言われた秀吉はぎょっとする。
その通りであるが、ここはそれを言ってはいけない!
言った官兵衛は秀吉にどう思われたか直ぐに察する。
えらい事を言ってしまった。
やはり秀吉は官兵衛を警戒するようになる。
豊前一国では無く、12万石しか与えられなかった原点である。
秀吉は家康との再戦を考えている。
三成はその考えに賛成である。
官兵衛は家康、三河の田舎侍???家臣を誉める!
家康に対する忠誠心がある。
兵は田舎ほど強い!
都会の兵は弱い!当時で言えば、尾張・摂津・河内・和泉・山城か?????
強いのは越後・甲斐・薩摩・・・・・・
それより家康を孤立させることを勧める。
まわりの反秀吉の勢力を潰していく。
ドラマではなかったが、雑賀攻めがあり、越中の佐々成政攻めもある。
そうして四国・九州攻めがある。
ドラマでは四国攻めがあり、あっと言う間に長曽我部元親が降伏している。
早い!早過ぎる・・・・・・
想像するに、後は九州と関ヶ原に時間を取ると感じたが・・・・・・
黒田長政が山崎領の領民と話する。
この山崎城だが、死ぬ思いで上の主郭まで登った。
実際に足の悪い官兵衛は、ここまで登ったのか?
絶対に登っていないと思う!
長政は若い!
言いたい事を言え、と言っておきながら言われると刀に手をかける。
家臣が心配する。
後藤又兵衛までが心配する。この頃は仲が良かったのか?
そうして祖父に相談に来る。
長政は祖父から子供の頃の失敗談を聞き、遠まわしに諭される。
そして父にはきつく叱られる。
後年福岡城で一部屋儲けて、決められた日に何を言いに来ても構わないと!
そうやって家臣との対話を図った話もある。
この時は若かったんだろう・・・・・
祖父が死ぬ。庭で孫と遊びながら座りながら陽光を浴びて死ぬ。
同じ大河ドラマ、天地人でも、与六の父が壁にもたれて死んで行く。
同じ演出者なのかと思った?
これからは三成が秀吉の軍師になる。
官房長官と言う!
官兵衛とも対立するだろう・・・・・・
ドラマでは官兵衛はいつキリスト教に入信したのか?
天正12年と言う。
勧めたのは高山右近に蒲生氏郷と言う。
天正15年に秀吉は禁止令を出したと言う。
一応棄教している・・・・・
来週は九州攻めが始まるのか?
落ち着いて見れないのが寂しい・・・・・・・
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