本・異端の数ゼロ・チャーリー・サイフェ
この数字がすべてを狂わせる―。バビロニアに生まれ、以来、無を拒絶するアリストテレス哲学を転覆させ、神の存在を脅かすが故にキリスト教会を震撼させ、今日なおコンピュータ・システムに潜む時限爆弾として技術者を戦慄させるゼロ。この数字がもたらす無と無限は、いかに人類の営みを揺さぶり続け、文明を琢磨したのか?数学・物理学・天文学から宗教・哲学までを駆け巡る、一気読み必至の極上ポピュラー・サイエンス。
最初の話は誰でも分かるだろうと思う。
最後は量子力学にビッグバーンで終わる?
0を意識しないアリストテレス。
アレキサンザーの遠征がある。
インドまで行っている。各民族独自の数え方がある。
一つと沢山。百の数は必要ない。
0は無い。無いと言えばよいので意識されていない。
それが問題だと。
-4、-3、-2、-1、1、2、3,4・・・・・
-4、-3、-2、-1、0、1、2、3,4・・・・・
どちらが正解なのか。
ゼロは何をしてもゼロなのか?
ヨーロッパは0の存在を認めない。認めようとしない。
がインドは柔軟に認める。
ギリシャは規則正しさを求める。
当然黄金比が出て来る。1.618・・・・・
これで株の上昇を説明しようとした金融関係者がいたが・・・・・・
キリストの生誕日も出て来る。
これを紀元0年????
紀元元年!
実際は紀元前4年と思っていたがそうでもなさそう。
0はミレミアムの問題でもありそう!
この本はゼロの話なのか?
沢山の数学者の名前が出て来る。
ピタゴラス・ゼノン・アルキメデス・アリストテレス?
中世に行き天文学の話になる。
コペルニクス、ケプラー!
ニュートン、パスカル、ライプニッツ・・・・・・
微積分まで話が広がる。
そうして宇宙の創造まで行きつく。
ブラックホール、ワームホール・・・・・
現在の膨張する宇宙。
ビッグバーン!
無から生まれ無に帰る。
宇宙はゼロから始まりゼロに終わる。
算数から始まる物理、数学、科学の歴史かと思う本である。
絵がところどころにあり、分かり易い。
数式はもう忘れている。
ゼノンの話は懐かしい!
亀に追いつけないアキレスの話。
学生時代真剣に考えた。
先生に馬鹿にされたのを覚えている・・・・・・
面白い本でした!
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