本・関ヶ原③関ヶ原本戦・司馬遼太郎
三成は一大決戦で家康を討ちたい。
どちらも大軍を動かす。
家康も東海道と中山道に兵を分ける。
実際秀忠は間に合わなかった。
三成も分散した兵を集合させる。
がこれは主将に将才が無ければ各個撃破されるだけであると言う。
実際にそうなったのか?
家康も秀忠の軍が遅れた。
秀吉が家康封じの為に東海道に配置した武将。
遠州掛川山内一豊、駿府城中村一氏、横須賀城有馬豊氏、浜松城堀尾吉晴、
吉田城池田輝政、岡崎城田中吉政、尾張清須城福島正則。
ことごとく家康につく。
秀吉も泣くに泣けない・・・・・・
ただ少録であるが、田丸直昌は後に豊臣についた。
家康はこうも簡単に裏切れるのもなのかと思っている。
田丸の行動を見てホッとしたようだ。
が正則たちが本当に味方か信じられない。
戦う事を要求する。
これに興奮したのは正則!
全員引きずられる・・・・・・・
関ヶ原の合戦は戦国の集大成なのか。
家康に城ごと差し出した山内一豊。
官兵衛も秀吉に姫路城を差し出している。
中国大返しで秀吉は出陣の日が悪いと言われる。
がそれを都合の良い解釈をして吉日に変える。
家康も関ヶ原へ出陣の日、日が悪いと言われる。『西塞』
それなら家康が開けると!
そうして家臣を盛り上げる。
賤ヶ岳の合戦時、中入れをした佐久間盛政、勝家からの引き上げの命令に背く。
秀吉がそんなに早く来る訳はない。
関ヶ原の合戦時、三成は来るはずがないと思っている家康が到着する。
能力があっても自信過剰になっている。
観念で考える。人はこうするはずだと!
家康、正信は苦労している。
三成はお坊ちゃんに過ぎないのか?
著者が気に入っている?小大名も記述されている。
著者好みの武将も記述されている。
列伝か?
面白い!
関ヶ原での戦闘場面の描写は迫力がある。
楽しいところだ。
大谷吉継の最後。涙が出そうになる。
石田隊の奮戦
福島正則と宇喜多秀家の激戦。松野主馬の行動。
黒田長政と細川忠興の石田隊への攻撃。
小早川秀秋の裏切り・・・・・・
天下分け目の一戦は興奮する。
上杉景勝と直江兼継の東北の関ヶ原。
大物黒田如水の西の関ヶ原。
最後の石田三成に対する諸将の態度。
大津本陣の門前に座らされ、その前を過ぎる諸将とのやりとり。
黒田長政が面白い。自己を悪く言われ無い為に最後に演技に入る。
三成に羽織をかけて、慰める。
官兵衛はどう思うか分からないが、やはり超一級の策士である!
藤堂高虎は出て来ない。絶対に著者はカットしている。
何度読んでも面白い!
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コメント
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この本も高校生の時に読みました!
めちゃめちゃ面白かったです。
この時に、西軍・東軍の武将の配置なども
覚えました。
私も読み返してみようかと思います~( ̄ー+ ̄)
投稿: しんこ | 2014年11月 4日 (火) 12時35分