本・名将の法則―戦国十二武将の決断と人生・安部 龍太郎
武に優れ、智に長け、勇を奮うだけでは、「名将」とは呼ばれない──。信長、秀吉、家康はもとより、信玄、謙信、政宗から島津義弘、藤堂高虎まで、乱世にありながら誇り高く生きた男たちは、いかに危機を乗り越え、威信と声望を得たのか。武将にまつわる多くの逸話の典拠となっている『名将言行録』を中心に、他の諸史料を照らし合わせながら、彼らの生涯の中に歴史の核心を読み解く。
一二将は、毛利輝元、三好長慶、武田信玄、上杉謙信、織田信長、細川藤考、前田利家、島津義弘、豊臣秀吉、伊達政宗、藤堂高虎、徳川家康。
妥当な選び方である。
短くまとまっているが知っている話がほとんどである。
その中で気になるのは下記の通りである。
①毛利輝元
冷徹な現実主と言う。「当家の事を良かれと思うもの、当国にも他国にも一人もいない!
尼子との戦いで、密書を偽造して内部の混乱を図る。これは信じにくいが・・・・・
戦争と調略に明け暮れた人生と言う。
②三好長慶
より松永弾正を出して欲しかった。最初に鉄砲を使用した。薩摩制作と言う。将軍足利義輝を殺せなかったのは、優柔不断なのか?
③武田信玄
一族は日本中に広がった。安芸、若狭、陸奥といる。この連絡網の為に日本海に出ようとした。おかげで上杉謙信と戦う事になった!
④上杉謙信
実り無いと言われる関東出兵は、「冬場の出稼ぎ」と言われる。経済的基盤はあった。やはり交易なのか?
⑤細川藤考
相当な曲者か?足利・織田・豊臣・徳川と家を保った。あまり好きではない。
⑥島津義弘
兄、義久との関係は微妙だったと言う。山内昌之言うところの嫉妬の世界なのか?
NHK大河ドラマの主人公にあげられていたが、どうしても朝鮮出兵の話になる。ましてや大活躍している。隣国が騒ぐ!揉めるネタはやめた方が良いのだろう・・・・・
関ヶ原の合戦がある。もっと名が知られて良い名将と思う!
島津は鉄砲を沢山持っていたようだ。日本の鉄砲の制作地は、堺、近江国友が産地だと思っていたが、そうでもなさそう・・・・
⑦藤堂高虎
大好きな武将である??????
記述されている内容だと、どんな武将かと思ってしまう。戦国武将を絵にかいたような武将なのか?真田昌幸とは違うが・・・・・・・
司馬遼太郎の本では絶対に無い内容かと思うが・・・・・・・・
関ヶ原の合戦が終わり、石田三成が東軍の諸将が家康に挨拶に来る。その時の対応がある。
黒田長政、福島正則、細川忠興、小早川秀秋・・・・・
その中で高虎は三成に自軍に不備があるか聞いたようだ。違いを見せようとしたのか?
短くまとまっている。
大物3人は特に言う事は無いが・・・・・・
すぐに読めた本でした。
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