本・中国軍を阻止せよ!ラリーボンド
2016年、夏。ついに中国が「三叉の矛(トライデント)作戦」を計画、南シナ海進出に動き始めた。それを察知した日本は、関係諸国と秘密裡に「沿岸同盟」を設立、同盟軍は中国の作戦を阻止するために、ひそかに中国に向かう巨大タンカーや商船を次つぎと攻撃、撃沈していく。今そこにある「アジアの危機」をリアルに描いた、近未来戦争小説の傑作!
久しぶりのラリーボンドである。
何冊か読んでいる。
非常にスリリングである。
トムクランシーとの共著もある。
幸運な事に書かれた近未来の軍事衝突は実現していない。
して貰ったら困るが・・・・・・・・
この作品は中国と「沿岸同盟」の戦いである。
沿岸同盟?
これは日本が主導権を持っている。『絶対に有り得ない!』
東大教授の理論がバックにある。
今の2015年初頭の国際関係では有り得ない同盟である。
日本は、ベトナム・台湾・インド・フィリッピンと友好関係を築こうとしている。
安倍総理もそのように動いている。
が問題は韓国である。
最新鋭戦闘機F35の整備拠点を、アジアでは日本とオーストラリアに決めたニュースがある。
韓国は整備の拠点を日本で行う事を拒否してアメリカと直接契約する事にしているようだ。
そこまでやるか???
韓国は反日の代表である。
この国が沿岸同盟を日本と結ぶなんて考えられない。
ましてや今、中国に寄り添っている国である。
そこら辺は無視しているのか?????
最初は、日本・ベトナム・韓国・インドの同盟から始まる。
台湾は中立!『やはり中国の攻撃をまともに浴びるからか・・・・・』
後に、インドネシア・フィリピン・台湾が加わるが・・・・・・・・・
マレーシア、シンガポールの名前も上がっている・・・・・・・
タイ・ミャンマー・カンボジアの名前は上がらない。
しかし今の韓国の大統領では、日本と同盟なんか考えられないと思うが・・・・・・・
1000年経っても考えられないと思うが・・・・・・・
中国の南沙諸島への侵攻、「三叉の矛」作戦が発動される。
これにベトナムが反発する。
中国の意図を見抜く。
中国は資源が欲しい。その確保であるがベトナムは手をこまねいていない!
まず静かなる戦争が始まる。
そして中国空母も機雷攻撃を受けて引き上げる。
各国の潜水艦!
インドは原子力潜水艦を投入している。有能な艦長である。
次回作にも登場しそうである・・・・・・・・
これにアメリカ最新鋭の攻撃型原潜「ノース・ダゴタ」の艦長が重要な役割を果たす。
両者は直接対決している。
今後に期待である!
日本はそうりゅう型潜水艦がある。優秀と言う!
が韓国は、最近のネットで調べても、潜水艦は手抜きをしていて使い物になっていないとある!
それを考えるとこの小説は成り立たない!
中国の石油を枯渇させるためにタンカーを狙う!
環境汚染の心配があるが・・・・・・・
沿岸同盟はアメリカの援助を求めていない。
短期勝負にかけている。
中国の沿岸諸国に対する攻撃!
ミサイル攻撃だけではない。
この攻撃でのイージス艦、ミサイル迎撃システムの描写は迫力がある。
日本は新幹線のシステムを操作されて何千人と言う死亡事故を起こさされる。
攻撃も衛星による誘導が必要である。
どちらもそうはさせまいと妨害する!
フィリピンが沿岸同盟に参加する。
日本の自衛隊機がフィリピンに駐留する。『悪夢の始まりか??』
集団的自衛権はもう発動されているのだろう・・・・・・
チョッと考えられないが・・・・・・・・
中国軍のベトナム侵攻が始まる。
インド・パキスタンでの武力衝突。
アジアに火が付く。
アメリカは見ているだけである。手を出せない!双方ともアメリカの介入を拒否している。
そして日本の核武装の話になる。
中国もその恐れを予測する。
日本も沿岸諸国の同意を得て開発に乗り出す。
足らない部分はインドが教える。
最終的にはアメリカがシナ海の海底で原爆を爆発させる。
ソナーも使え無くなり潜水艦も活動できないので、各国に引きあげる。
東大教授も責任を取り自殺する。
和平になる!条件は厳しいが・・・・・・・・
と言う筋である!
潜水艦同士の戦いの描写は迫力がある。
ネットが重要な役割を果たしている。
情報をネットで流そうとしている。有利に導くために・・・・・・・・
この作品、やたらと諺が出て来る。孫子も出て来る。
これからは、もっと中国がらみの架空戦記が多くなるのだろう・・・・・・・
面白かったです!
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