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2015年2月27日 (金)

本・闇のファイル 戦火の陰に潜む人間像②・吉田一彦

バルバロッサ作戦!
ドイツ国防軍とヒトラーの意見の食い違い。
参謀総長ハルダーでもソ連戦は2週間で終わると思ったようだ。
ソ連にも1941年7月10日のドイツ侵攻作戦がある!
ドイツは6月24日に侵攻した。
狐と狸なのか?
ドイツの方が早かっただけの事なのか?
作戦の意図は何なのか?
資源か、ソ連の屈服か?

バルジ大作戦。
映画ではロバートショーがドイツの指揮官を演じる。
この戦いに、オットースコルツェニーが参加する。ヨーロッパで最も危険な男!
後方攪乱の為に、米軍に化ける。
この時、アイゼンハワーの暗殺を計画する。
計画だけでよかったようだ!
それだけで米軍は疑心暗鬼になる。
米軍に化けるにはそれだけで大変である。
イギリス英語を喋って見つかる。
ジープに乗る。4人乗りである。
普通なら4人乗れると思うが、米軍では3人乗るようになっている。
知らないので4人乗ってばれる!
そう言う話が面白いが・・・・・

アメリカ軍の蛮行がある。
もっともアメリカだけではない。
ドイツもソ連も敵国に対しては相当えげつない事をしていた。
フランスも植民地ではメチャメチャやったようだ。
ノルマンデーの上陸したあるアメリカの舞台は捕虜を捕らなかった。
邪魔になるとの事で射殺したようだ!
この章は短い!長くしても意味がないのか・・・・・

レイテ沖海戦。
栗田健男!
語らずの、沈黙の提督と言われる。
喋れなかったんだろうと思う・・・・・・

ケネデイ大統領の話もある。
魚雷艇に乗っている。
この魚雷艇も今一の物だったようだ。

「オスロ報告書」
ドイツの秘密兵器の計画を暴露した。
がイギリスの技術者は信じた。実際に持ち込まれた、電子スイッチはイギリスより優れていた。
が、上層部は信じない。
著者の他の本に記述されていたが、いつも相手を騙す事ばかり考えているので、同じ事を相手もする?
その中にV1・V2兵器もあったようだ。
ドイツ軍ロケット兵器V1・V2のロンドン爆撃。
効果としてはそれほどの物ではなかったようだが・・・・・・・
この攻撃にによるロンドン市民の死者は5000人と言う。
心理的効果はあったと言う!
アメリカも脅える。
この時期ロケット兵器への資材を、戦闘機に回せば2万4千機造れたと言う。
どちらが良かったのか?
それより面白い話があった。
日本軍は自分で料理したが、ヨーロッパではコックが同行する。
ノルマンデイー上陸後、4500人のコックを帯同したと言う。
これをV1・V2で狙ったほうが効果がある?????
戦後米ソに技術者は持って行かれた。
両軍の兵器開発には、ドイツの技術が用いられている。

ドイツのスパイ、フリッツ・コルベの話がある。
何処にでもいる風采のあがらない男と言う。
スイスのアメリカ大使館にコルベが来た時ダレスは自分で会った。
最初イギリスに行ったが、相手にされずアメリカに来た。
それだけに注目されないので、機密情報にも近づける。
報酬は求めず、早期の戦争終結を目的とした。
初めは信じないが、確かな情報で信じるようになる。
そうなれば要求もしたくなる。
コルベが来た時ダレスは自分で会った。
以前、訪ねてきた人間に会えなかった。
来たのはレーニンと言う。

最後までばれなかったようだ!

バネー号の撃沈の話。
戦前の話になる。
アメリカ国民を引き揚げさせる。
がこう言う時期に中国に来るのは一筋縄ではいかない連中である。
宣教師も、神の加護があると言っている。
要は避難勧告なんか無視している連中である。
引き上げの船がバネー号である。
艦の識別は難しいのか?
星条旗を掲げている。
間違ったのか?確信犯なのか?
日本は攻撃する。
攻撃した一員に、村田重治がいる。
真珠湾攻撃で活躍し、南太平洋海戦で戦死した。
これに対する日本の対応が素早い。
山本五十六も参画している。
責任を認め、賠償にも応じた。
アメリカの世論も収まった!

著者の本は面白い。ファンである!『迷惑か?』
題材に苦労すると思うが、もっと書いて欲しい!

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