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2015年2月 9日 (月)

本・中国外交の大失敗 来るべき「第二ラウンド」に日本は備えよ・中西輝政

なぜ、力に任せて傲慢に振る舞った中国外交は、いつの間にか窮地に陥ったのか。安倍政権成立後の日中外交戦を検証したとき、引き出せる「戦訓」とは何か。そして諜報大国・中国が目論む「第二ラウンド」に向けて心がけるべきこととは―。一触即発の東アジア情勢のなかで、わが国が「一極として立つ」ための戦略論。

20150209_book1

著者言う、2014年11月に行なわれた日中首脳会談での習氏の物頂面はみなを驚かせたが、
「あの瞬間、世界は日本が勝利し、中国が敗れ去ったことを認識した」
著者の持論がある。
中国は『孫子』の国である。つまり一筋縄ではいかない国である。良く言えば戦略に、悪く言えば謀略にたけている!
中国と言う表現自体、気に入らない人も多いようだ。
そんな事どうでもよいと言う人に限って、歴史を知らないと言う・・・・・・・
著者は、2014年11月に行なわれた日中首脳会談は、日本の完勝だと世界が認めたと言う!
確かにあの物頂面は、何かと思った?

歴史をさかのぼり、何故今の状態になったかを記述している。
親中派の政治家達がいる。
国賊とまで言う人もいる。
確かに何かあれば、恫喝されて引き下がっているような感じがする。
駐日大使もそうだったようだし、鳩山・管・小沢の民主党の幹部。
リベラルと言われる政治家達!

ヨーロッパは言語が違うと言ってもまだ分かり易いと言う。
アジアはそうではない。
地域毎に言語がまとまっている。
隣の国の言葉も、勉強しなければ分からない。
ベトナムはベトナム語、タイはタイ語、カンボジアはクメール語・・・・・・・・
台湾と中国も違う。韓国もそこだけの言葉である。
インドなんて何ヶ国語あるか分からない・・・・・・・・
つまりアジアでまとまるのは難しい????
東アジアは国境が変わっていないと言う。

尖閣諸島の問題について記述されている。
中国は、問題がある、係争地と言う事を認めさせたい。
それに安倍政権はのって来ない。
のっているのは親中派と呼ばれる人たちである。
孫崎亨、丹羽宇一郎らがそうである。
孫崎亨、アメリカに騙されていると書きまくっている感じがする。
丹羽宇一郎も、中国の属国になるのが日本の幸せである、と言っているようだ。
『伊藤忠商事が嫌いになった!』

中国の戦略!
第1のシナリオ:日本はアメリカに任せる。ただし軍事大国になるのは許さない。
第2のシナリオ:アメリカを東アジアから追い出して、日本を属国化する。韓国がそうなりつつあると言う。
第3のシナリオ:日本の覚醒。アメリカから離れ自立する。そして中国包囲網を作る。中国にとって最悪のシナリオと言う。

日本のマスコミは報道しないようだが、安倍総理の外交は今までと違うと言う。
勝ち負けにこだわらいないが、今までは負け続けている。が安倍総理は負けていないと言う。
世界の国が認めていると言う。
空気を読めないのが韓国と言う。
中国の戦略にのっている。
伊藤博文暗殺の記念館を中国に建てる。
別に韓国の為にしているのではない。

鄧 小平の16文字
「冷静観察」「沈着対応」「韜光養晦」(とうこうようかい)「決不当頭」
「冷静観察」・・・(冷静に観察せよ)
「沈着対応」・・・(冷静に対処せよ)
「韜光養晦」・・・(能力を隠し好機を待て)
「決不当頭」・・・(決して先頭に立つな)

「冷静に観察せよ、己れの立場を固めよ、冷静に対処せよ、能力を隠し好機を待て、控えめな姿勢を得手とせよ、突出した地位を求めるな」
まず揉め事を起こさずに力を付けよ!
それが2008年ごろから方針は変わったようだ。
力があるのだから、それなりに発言せよと!
これはどうも習近平の方針のようである。
習近平は、小泉純一郎と同じで、変わっているようだ。変人と言う!
普通南京虐殺の30万人という数字を最高指導者は出さない。
危うい数字である。
いくらでも反証される。そうなればメンツの問題になる。
が習近平は数字を言った。

中国では起こるはずの土地バルブも起こらない。
アラブの春にしても中国では起こらない。
それだけ中央が抑えているようだ。もはやSF的であると言う。
ここで面白い本を紹介している。
津上俊哉。元通産官僚で中国の可能性を持ちあげた。
がここにきて『中国台頭の終焉』を表わしている。
短期的な問題:バブル崩壊の後遺症。
長期的な問題:少子高齢化の問題がある。
内部権力争いもあり危機に向かいつつあると言う・・・・・・

韓国問題に触れる。
かって北朝鮮は一度も皇室に対して侮辱する言辞を用いていない。
が韓国は違うと言う。
日韓両国は異文明関係である!!!!!
今の大統領の言う、1000年経っても被害者と加害者の関係は変わらない。
確かにそこまで言われて首脳会談を行う必要があるのか?
キャァキャァ言っている韓流ファンも考えと言いたいが・・・・・・
反日の敵は中国共産党である。韓国とは距離を取れと言う!!!
要はあまり重要でないと言う事のようだ・・・・・・

「ソ連に対しては、つねに身構えて対処する指導的立場の日本人たちが、中国を相手にした時の無防備ぶりは、全く常軌を逸している」
中国に招待されて特別待遇で、大物になった気がしている知識人が多いのだろう。
親中派と言われる人は、どうも自分達が賢いと思っているようだが・・・・・・
「経済界に圧力をかければ日本は簡単に動かせる」
著者の記述している事は共感できるものが多い!
日本外交の失敗。
天皇の訪中!
これに目を付けた中国は凄いと言う。
「特務工作の国」である。
東の横綱である!西はかろうじてアングロサクソン(英米)と言う!イスラエルは?????
そう言う国と理解して、スポーツも文化も政治と別と言って、接してはならないと言う!
今も嬉しそうに各国へ出かける宇宙人!静かにして欲しいと思うが・・・・・・

宇宙人、鳩山元総理の東アジア構想!
国連の常任国入り騒動。
何の国益になっていない・・・・・
それから著者の持論である、憲法第9条の改正を主張している。

習近平の物頂面までが第一ラウンドで日本は負けていない。
これから中国の第二ラウンドが始まる。十分に心してかからねばならないと言う。
色々考えさせる本である!

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