本・日銀失墜、円暴落の危機・藤巻武史
日本は2014年9月末時点で1039兆円もの借金を抱えているにもかかわらず、2013年4月の「異次元の量的緩和」に続き、10月31日に再び金融緩和を行った黒田総裁。
これにより、日本の財政が崩壊し、円が暴落、そしてハイパーインフレになる可能性は更に高まってしまった。
金融緩和でお金をジャブジャブにし、喜ぶのは株価や不動産価格が上がる富裕層のみ。悪化した日本財政のツケは、あとで国民に回ってくる。
それなのに、なぜ日銀は出口のない金融緩和を続けるのか?
日本財政が崩壊し、日銀が倒産する前に、ハイパーインフレに備えよ!
現在の危機的な日本経済のすべてがわかる一冊。
著者の本は理解できる範囲で読んでいる。
金融機関の人間には、藤巻武史のファンと言っている。
あまり金融機関の人間には好まれていないのか?
いい顔をして貰えない。著者の後輩も来るが、「あの人は名うての円安論者ですから・・・・・・」
円が1ドル80円の頃に来た金融機関の人間に、勧めに来たものとは違い、『ドルとリラはないか?と聞いた』
その答えは全然想定していなかったようだ。
まして著者の名前を出したら、意外な顔をされた。
今になって、「先見の明がありまたネ!」とおだてられている。
ドルに向かったのは、間違いなく著者の影響である。
今回も向かいそう・・・・・・・・
著者は維新の党の参議院議員である。
委員会でも質問しているようだ・・・・・・・
日銀に対する批判がある。
ハイパーインフレになった時、責任は日銀にあると!
「異次元の量的緩和」
何かこの異次元と言う言葉に違和感を感じていた。
言葉に酔っている?????
読んでからますますその思いが強くなった・・・・・・・
長期国債の購入・・・・・・・
いろいろ記述されているが、どうなるのかと思ってしまう!
この際に、銀行がどさくさに紛れて国債を日銀に売っている例もあるようだ・・・・・・・・
日銀は、ルビコン川を渡ってしまったと!
引き返せないという事のようだ。
何事も始まりがあり、終わりをどうするか考えるが、日銀は出口を考えていない。
著者言う、出口はない!
出口は考えられないのかとも思うが?
痛みを伴わない改革はない!と言うが、痛みとは何なのか?
現在の日本はお札を刷りまくっている。
「お札を刷った国VSお札を刷らなかった国」
指導者の質が大切と言う!
この違いを、ジンバエブとチャドで説明する。
低所得者の為に消費税反対を言う。
その結果、財政が悪くなり、ハイパーインフレが来ると言う。
低所得者の為と言って、更に悲惨になる。
これをポピュリズム、大衆迎合の政治と言う。
先の民主党政権を思い出すが・・・・・・・
何年か前にもドルを勧めている。
その時は万が一と言う事で、無ければないで良いと言う考えである。
今回はそんな雰囲気でない。
間違いなく、ハイパーインフレは来ると言う!
個人的な対策を記述している。
『ドル資産を持つこと!』
『住宅ローンは、固定金利に変更する』
やはり、ドルになるようだ!
金融機関の担当者は嫌がるかもしれないが・・・・・・・・
« 映画・ナイトミュージアム3/エジプト王の秘密 | トップページ | 本・「坂の上の雲」と日本人・関川夏央 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 本・零戦 その誕生と栄光の記録(2012/12)・堀越 二郎(2016.04.23)
- 本・韓国人がタブーにする韓国経済の真実(2011/6)三橋貴明・室谷克実(2016.04.22)
- 三橋貴明の、「大マスコミ 疑惑の報道」を読んで……… 万華鏡写輪眼の瞳術「別天神」(2016.04.21)
- 本・愚韓新論(2014/2)三橋貴明(2016.04.20)
- 本・物語 イランの歴史 誇り高きペルシアの系譜・宮田律(2016.04.19)
「時事」カテゴリの記事
- おおさか維新の会 街頭演説 5月4日 三宮センター街 片山虎之助(2016.05.05)
- 災害被害、熊本の震災についての海外の記事(フランス・台湾・中国)(2016.04.28)
- 本・韓国人がタブーにする韓国経済の真実(2011/6)三橋貴明・室谷克実(2016.04.22)
- 三橋貴明の、「大マスコミ 疑惑の報道」を読んで……… 万華鏡写輪眼の瞳術「別天神」(2016.04.21)
- 本・愚韓新論(2014/2)三橋貴明(2016.04.20)
「金融」カテゴリの記事
- 本・国も企業も個人も今はドルを買え!(2015/10)・藤巻 健史(2015.10.28)
- 金融会社のセミナーに参加して思ったこと!!(2015.09.22)
- NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 時代にあらがう、信念の金融 ファンドマネージャー・新井和宏(2015.06.03)
- BSドキュメンタリー WAVE 破綻する影の銀行(2015.04.14)
- 本・吹けば飛ぶよな日本経済 破綻後の新しい国をつくる・藤巻健史(2015.04.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント