本・神々の遺伝子〈上・下〉甦る古代遺跡の証言・アラン・F. アルフォード
ペルーのマチュピチュ、レバノンのバールベク、エジプトのピラミッド、ボリビアのティアワナコ―古代遺跡の優れた建造技術や科学知識には多くの謎が残る。いったい誰が、何のために、どうやって建造したのか?各地の遺跡を訪れ、古代には“ありえない”技術を現代の視点で解明していくと、そこに世界最古のシュメール文明の存在が浮かび上がった!シュメールの古文書に記された「神々」とは誰なのか?人類創世の真実に迫る
文庫本で、上下とある。
上巻は、各地の古代文明の謎が記述されていて、下巻は解説と著者の考えが記述されている。
「神々の指紋」と言う本がある。一時ブームになった。これも読んでいる。
指紋に遺伝子の違いである。内容の違いは????
想像力も総合力である。
全体をまとめ上げる力が必要である。
世界各地と言っても、中東、南米が主であり、イングランド・アフリカ等の遺跡が問題になる。
① バールベグ 驚異の石塊「トリリソン」
② ティアナコ 謎の排水設備
③ チャビン・デ・ワンタル 辺境の地に栄えた宗教都市
④ 失われたインカの秘密
⑤ エジプトのピラミットにスフィンクス。
⑥ 南米マヤ文明の暦の謎。膨大な年月を測定している。何万年と言う周期を理解していたようだ。
⑦ マチュピチも古代の天文観測所と言う。
⑧ ストーンヘイジ。
⑨ シリウスの謎。
進化論の話になり、中東のシュメールの文明に行きつく。
それぞれの解説がある。
古代遺跡を、まずどうやって造ったかになる。
何トンもある材料をどうやって運んだのか?
又どうやって積み上げたのか?
実際に精巧な現代の技術をもってしなければ出来ない精度の加工物がある。
よく分からないと言うのが実情なんだろう・・・・・・・
そう言う話から神々の存在を肯定する。
神々とは人間を超越したものである。
更に、未知の惑星があり、神々が遺伝子操作をしている。
そう言う話が盛り沢山である。
初めの古代の文明に対する疑問は事実であろう。
この辺は読んでいても非常に面白い!
著者の経歴を見ていると、凄い人なのはよく分かる。
幼少期からピラミッドに興味を持ち、言語学・考古学・宇宙考古学をも研究する。
一つの確たる考え、信念を持っている。
持論に対して、個々の批判は出来るが、全体的やれる人は少ないだろう。
シュメールの話は知っているが、改めて凄いと思った。
下巻になると、著者の考えが全面的に主張される。
進化を否定している?
神々がもたらした・・・・・・・・
人類も遺伝子操作されている。
かっては長命だったと言う。
それも短命に操作されたと言う。
神々の本拠地がある。謎の惑星が登場する。
『二ビル』と言う。
3600年の周期である。
これに洪水伝説も絡んでくる。側を取った時に引力で水を引っ張った???
宇宙船の発着基地がある。
水燃料電池がある。水素と酸素を反応させる。
それだけの科学力があったんだろう・・・・・
が保存なんて出来たのか?
そんなに密封出来る施設があったのか?
ピラミッドがそうなのか?
読んでいてSFどころか想像力が過ぎるのではないかと思うが・・・・・・
世界各地に残る蛇の伝説がある。
有翼の蛇の絵もある。
エデンの園にも蛇がいる。
悪く記述しているのは聖書だけと言う・・・・・・・
ノアの箱舟の話もある。
非常な長命である。
これをどう判断するか?
間違いなのか?
正しいと言う。
長命なのだと!
訳のわからないことがあれば、神々の存在にしている。
シュメールの粘土板の記録を解読する。
少し強引に結論付けている感じがしないでもない!
二郎が思う事がある。洪水伝説に関する疑問である。
ノアの箱舟が正しいとする!
まず地表が全部隠れるほど水位が上がったとすれば、その水は何処から来たのか?
引力で引っ張ったとしても、反対側はどうなるのか?
自転があるので、水はぐるぐる回るだけなのか?
これの計算式は記述されていないと思うが・・・・・・
雨が降ったと言う伝説があるが、雨だけでたまったのか?
単純に計算しても8000mの山が隠れるには、1日100mの水位が上がるとしても80日かかる。
100mと言うと、毎分70mmになる。
土地が全部水に隠れるが、これは海水なのか?
なら土地は全部塩水に浸かってしまうのか。
そうなれば農作物はどうなるのか?
農業出来ないのではないか?
増えた水はどうやって少なくなったのか?
神々がチャンと後始末してくれたのか???
あら捜しをしているわけではないが・・・・・・・・
感想は読む人が判断するだろう・・・・・・・
最近のコメント