本・40歳からの知的生産術・谷岡一郎
時間はないのに、責任は大きくなるばかり…。増え続けるプロジェクトをこなし、確実に成果を出すにはどうするのか?
そのための、技術を披露する。究極の時間管理術から、ファイルを駆使した情報整理術、情報発信の戦術と戦略まで、今すぐ使えるノウハウの数々を大紹介。少ない時間で最大の効果をあげるための、知的生産の秘訣を明かす。
著者の本はよく読んでいる。
面白いと思う!
今回、大分前に買っていたが読んでいないので、この機会に読んでみた。
著者は自信がある。
だから「○江K三郎」とか「白鳳大のF教授」とか丸わかりの名前が出て来る。
H大学と言わないのが良い!
序、 10のプロジェクトを同時にこなす時間管理
1、 クリエティブな時間はそれほど多くない
2、 集中する時間の確保
3、 時間を大切にする
4、 「本を読む」ノウハウ
5、 情報を捨てるためのファイル整理法
6、 知を蓄積する環境
7、 セレンデェピティ能力
8、 自己の方法論を確立する
終章 最後に笑う者の勝ち
1、クリエティブな時間はそれほど多くない
著者の持論だろうが、世の中にはゴミがいっぱいと言う。
役に立たない情報がいかに多いのか?
仮設であるが、情報レベルの低い媒体に慣れた人は、より高次の媒体を理解する能力が衰えていくと言う。
2、集中する時間の確保
集中できる環境が必要である。
中断されない。
携帯電話にメール。
内容のないのが多い。
著者は携帯を持たないようだ。
確かに持っていると、くだらない事でもすぐに連絡するようになる。
電話で聞いていても、話が終わったかと思ったら、そこから又話が始まっている。
時間の無駄と思う事も多い!
著者は、携帯やメールの付き合いは、浅い付き合いになると!!
確かに電話の最初の挨拶からおかしい。と思うのは歳のせいなのか?
何かやっている途中に声を掛けられると、次に何をやっていたか忘れる事がある。どんなに頭のよい人でもあり得るようだ!!
邪魔の入らない空間を持つ!
恐ろしい話があった。
碁の世界である。トップともなれば違うものなんだろうと思う!
「疲れきった脳に最後のひと仕事をさせる訓練」
『出来るのだが、すぐに気が散る』
それはやはり出来ないと言う!(集中できないのは出来ないと言う事か?)
3、時間を大切にする
くだらない情報、ブログやツイッターは見ない。
著者は携帯も持たない。緊急を要する連絡なんてそんなに無い!!!!
下記の項目は納得できる!
① 同じニュースは繰り返し見ない。
② 会議を長引かせない。
③ 長いスピーチを避ける。
④ どうせ議論の噛み合わない人は放っておく。
⑤ 放っておいてはならない事は、先送りしない!
⑥ 便利なもの、おもしろそうなものには、えてしてワナがあるものなので、時間と金の使い方の優先順位は決めておく!
⑦ 現金払いの勧め!!必要なものを必要なだけ買う。以前の話だが2個で30%引き、3個なら50%引きと言うのがあった。著者に笑われるが買ってしまった・・・・・・・
時間を節約する方法として、録画しておき早送りで見る人もいるようだ。
ニュースなんかはそれで分かると思う。
その為にはテレビは2台持っている・・・・・・・
強い意志が必要なのか???
4、「本を読む」ノウハウ
「本の好きな人だけが偉くなれる」
著者言う、いかにノーベル賞とは言え面白くない物は面白くない!
ここで「○江K三郎」の名前が出て来た。
確かに面白くない。そもそも純文学なんて読んでも分からない。
著者の意見に賛成である。(著者は迷惑か???)
乱読を勧めている。
これも同意見である。
読んでいるうちに、違いに気が付く。
その中で自分なりの考えにたどり着くようになると、悪い頭で思っている!
良くない本、映画、音楽、その他のものに時間を取られ続けるほど、人生は長くないのである。
5、情報を捨てるためのファイル整理法
世の中の半分、いや90%はゴミと言う。
ゴミの仕分けの重要さ!
自分に価値がある物を見極める能力と、不要な物を切り捨てる勇気!
それが出来ないから資料だらけになるし、いつまでもゴミを抱える事になる。
整理方法を記述している。
出来る人と、出来ない人間との差が出る!
どうも、「白鳳大のF教授」は嫌いなようだ。
が選挙番組には良く出て来る。間違いが多いようだが・・・・・
第一人者かと思ったが、著者の意見でエエ加減さがよく分かった。
もっとも予想のプロなんて、それで銭儲け出来るのは間違っている???
6、知を蓄積する環境
学問に境界は無い!
何でも興味を持つ、と言う事でもなさそう・・・・・・・
「学問に王道なし」「やってみるという遠い近道」
7、セレンデェピティ能力
意味は「掘り出し物をみつける才能、掘り出し上手」
ハンガリーの学者の意見!
「インターネットで世界中を結んで、何でも発信・受信できる世の中なんていい事があるのか?役に立つ情報より、「知」より「痴」が世界を廻る!」
その通りみたいである。
「うさんくさい」ものは切り捨てよ!
儲け話に、振り込め詐欺!
調子のよい話には乗らない!
携帯電話は信用しない事!
疑問が生じた時は、両論を読む!
8、自己の方法論を確立する
世の中はもともと不公平である。
と言う事を前提に考える!
世の中には要領のよい人間がいる。
まわりにもいる。手柄は自分の物、ミスは人の責任!
観ていて嫌になる。
自分でありもしない事を言いまわっている。
著者言う。
『そんな時は、こんな奴と人生を取り替えたいか』と考える。
まったくその通りであると思う・・・・・・
批判精神を持ち続けることと言う。
常識のウソ!「無条件に受け入れない」
失敗と反省は何回でもすべし!「やり続けることが重要」
自分の方法を確立する時、常に長期と短期~戦略と戦術~分けて考える。
なるべく長期視野を重視する!
終章 最後に笑う者の勝ち
著者の座右の銘は「最後に笑う者の勝ち」と言う!
その極意を記述してくれている!
「やるか、やらないか迷ったらやる!」
やらない後悔より、やった後悔をしたいと言う事なんだろうか??
祖母よりの言葉がある。
「あやまるのは躊躇したらあかん。タダやしな」
「頭の中はいくら貯めても税金はかからない」
著者の本は大好きである。
先生と言ってよいぐらいである!(迷惑がられる!)
ラスベガスに行く前に読んだのも著者の本である!
又、『ツキの法則』等を読み返してみたい!
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