本・国家とエネルギーと戦争・渡部昇一
日本はふたたび、道を誤るのだろうか エネルギーは、生産活動の基となり、人と物資の移動を支え、軍隊を動かす。 充分なエレルギーがなければ国家は成り立たず、治安は維持されず、侵略勢力から国を守ることはできない。 この自明の理は、近代日本の歩みの中でしばしば軽視され、無謀な戦争と破局を重ねる愚を積み上げてきた。幼少期に太平洋戦争を経験した著者は、エネルギーなしに強大国と戦った愚かさを肌身で知る世代である。日本はどこで間違ってしまったのか?子供にもわかる理屈が通らなくなったのは、なぜか?その謎を解くべく著者は、国家にとって、軍隊にとって、エネルギーとは何であるかを考えつづけた。 該博な歴史の知識と深い洞察から生まれた、新鮮なエレルギー論!
著者がこういう本を出していると言うことは、朝日新聞は反対の事を言っているのだろうと思う・・・・・・・・
石炭から石油への切り替えがある。
日本はエネルギーが無い!
石炭ならあった。黒いダイヤとも言われていた。
船もかっては石炭で動いていた。
イギリスは、チャーチルが石油への切り替えを決断した。
まだ中東に石油はそんなに無かった時代である。
第一次世界大戦を、秋山真之は観戦している。
これからは石油の時代と言う事を認識したと!
船も飛行機も石油で動く!
ならエネルギーを自前で持っている方が有利である。
話は変わるが、スコットランドも独立したがるのは北海油田があるからである・・・・・・
エネルギーを持っていることになる。
日本の渡洋爆撃がある。中国大陸である。台湾等から出撃した。
爆弾も飛行機も高い!
イギリスやアメリカみたいに絨毯爆撃は出来ない!
日本は爆撃機も爆弾もそんな製造能力は無い!
日本の爆撃と英米との爆撃は、比較する対象ではないと思うが・・・・・・・
レベルが全然違う!
そのアメリカが日本に石油を売らないと言う!
渡洋爆撃を批判しているからである。「けしからん!」
真珠湾攻撃がある。
第2次攻撃隊を出さなかった。
徹底的に石油施設を破壊するべきだったと言う!
ミニッツ提督がそれを認めているようだ・・・・・・
実際に攻撃が行われていたら、半年間軍艦は動けなかったと!
この辺は山本五十六も甘いと言われても仕方がない!
石油の大切さは分かっているので、海水から石油を造ると言う話にも乗っている!
石油が大切なら、もっとやりようがあったはずではないのか?
潜水艦の使い方、輸送方法・・・・・・
終戦後は工業国に成れそうになかったようだ!
それについては、著者の実体験が記述されている。
が冷戦に朝鮮戦争により流れが変わった。
オイルショックまでは石油も安い!
中東で大量に油田も発見される。
タンカーで大量輸送する。
そして海の近くにコンビナートを造る。
これがメリットになる。
が中東戦争で、石油が高騰する。
自前のエネルギーを持たない不幸である。
そこで原子力である。
著者は推進している!
常識と言うものがある。危うい常識もある・・・・・・・
卵を食べるとコレステロール値があがる。
実際はそんな事は無いようだ。
ウサギに食べさせてコレステロール値が上がったようだ!
どうもウサギが悪かったようだ。ウサギだから上がったようだ!
犬でやった方がよかったようだ!
放射線をショウジョウバエにあてると、放射線の量にかかわらず奇形が生まれる。
これが広島・長崎の原爆の結果に影響すると考えられた。
実際に放射能による被害より、爆風と高温による被害のほうが多いと言う!
そう言ってしまえば、白血病はどうなるのかと思うが・・・・・・・
ビキニ環礁での水爆実験による死者がいる。
これも売血の輸血による急性肝炎が原因で、放射能では無いと言う。
広島・長崎は除染しなくても普通である。
牡蠣も美味しい!
除染除染と言い過ぎではないのかと言う意見もある。
海外でもある!
が著者言うように、常識とされている事にも検証は必要と思ってしまう!
そんな例はゴロゴロしてそう!
そして現在の原発停止の影響を記述している。
石油が安いので今は良いが、それでも一日百億円以上海外に出ていると言う!
だから原子力発電なのか?
これには異論が多いと思うが、著者はエネルギーを持つ必要を言っている!
風力発電、太陽光等が言われている。
がこういう施設はメンテがいる。
風力なんかも基礎がしっかりしていて、風の多いところが必要である。
回転体である。投資の費用もばかにならないし、場所も限られる!
海とかの話がでるが、錆びがあるし、海中の基礎も大変である。
太陽光のパネルもメンテが必要!
要らない土地に設置とは言え、パネルの下の土地は死んでいる。
屋根に付ければ、誰が清掃するのか?
落ちてケガするだけである。
CO2を出さないのは原子力である。
著者はこのまま研究する必要性を記述している!
でなければ韓国、中国に良いようにやられると言う!
中西輝政も記述していたが、原子力の技術者は必ず韓国・中国が引き抜きにかかる!
韓国中国の事も記述している。
中国は資源がないようだ!
だから必死で資源外交をやっていると言う。
ウイグルは中国なのか?
旧満州も資源はある。
農作物も輸入に頼っているようだ。
沿岸に原子力発電所を50基だか100基造る計画もありそう!
韓国も原子力のいい加減さを叩かれている。
なのにUAEでダンピングと賄賂で受注したようだ???
この辺は、著者の感情も交じっている感じである!!
現状では原子力の研究もストップするのは間違いだと!
難しい問題であるが、そもそも活断層近くに建てているのは問題である!
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