本・ベルギー史 (文庫クセジュ)・ジョルジュ‐アンリ デュモン
フランドル芸術を育み、「欧州の十字路」として独自の商工業や文化を発達させてきたベルギー王国。本書は自国の言語紛争ゆえに世界でも珍しい君主制連邦国家へといたったベルギーの歴史を、地理的に詳説し、文化的側面から活写する。ヨーロッパ統合を考えるための基礎知識が詰め込まれた一冊。
ベルギーに行く前に読もうと思った本である。
15年前に一度読んでいる。1997年に日本で発行されている。
が今回のベルギー旅行で思うところがあり、再読した。
ベルギーの歴史の教科書はどう記述しているのか??
ヨーロッパ各国は大変である。
日本は島国で、北方等領土問題はあるが、ほぼ同じ面積である。
影響する国は、中国である。
それに引き替え、ヨーロッパは奇々怪々である!
ベルギーの独立は1830年である。
それまでは地域になっている??
ローマ帝国、フランク王国、時の支配者の影響を受ける。
1337年、フランドル伯領の諸都市はイングランド王エドワード3世の支援を受けて反乱を起こす。ゲントでフランドル伯の居城には行った。
一時的にはイングランドとの通商や種々の特権を獲得することに成功するが、1381年にはフランドル伯の反撃を受け、フランドル伯死後にブルゴーニュ公国に組み入れられる。
スペインにも支配される。
ハプスブルク家の支配になる。
フランス革命が起こる。
何かあれば影響する!
読んでいると分からなくなる。
複雑と言う事だけは理解出来た。
それが今の対立にもなっているのか????
いろいろ記述されている。
がやはり歴史に詳しい人でなければ分からないと思うが。
宗教、芸術、建物、教会・・・・・・
バロックと言う事が出て来た!
ベルギー諸州は、西洋文明史に途切れることなく主要な役割を果たしていたようだ。
英国に続き農業革命が起こった。
ジャガイモとセイヨウアブラナの耕作が一般化し、人口増加率は全欧州で最大となった。
マリア・テレジアの支配も受けている。
ウイーン会議がある。
列強が欧州の支配の為に、策謀する。
欧州における、勢力均衡を保証するものとしてベルギーの独立がある。
当然オランダは反対する。
独立時は立憲君主制である。
フランスの王子を候補に挙げたが、イギリスの反対で断られる。
ドイツの領邦君主に王位就任を求めて、受諾される。
コンゴの植民地化がある。
グアテラマの植民に失敗している。
1908年にコンゴはベルギーの植民地になった。1960年に独立。
1910年日本は朝鮮半島を統治下に置いた。1945年に独立。
どこかと同じで、コンゴではいまだに反ベルギーなのだろうか????
1900年までベルギーはイギリスに次いで、アメリカと並び世界第2位の工業大国だった。
両大戦で、ドイツの侵攻を受けた。
戦後は中立を諦めた??
NATOの一員でもあり、ブリュッセルは欧州の首都の様相である。
無難な国なんだろう・・・・・
現在の分離問題。
国民国家は、均質性と権力の連合が、単一かつ排他的な国家基盤に結合されていることを前提として仮定している。
現在のベルギーには、この条件は存在しないようだ。
フランデレン、ワロン両運動がある。
オランダ、フランスの長年の恨みでもあるのかと思ってしまう。
よく分からない!
何故一緒になったのか??
列強の意図であるのは分かるが・・・・・・
兵士であるが、ある戦線の例がある。
軍の兵士の3/4はフランデル出身で、大半はフランス語を知らない。
将校はフランス語を喋りオランダ語を知らない。
良く戦えたと思うが・・・・・・
ベルギー型連邦システムは上手く機能している???
読んでいて嫌になるほど色々考えている。
万人が満足することは無い。不平不満がある!
それが今出て来ているのか??
複雑な事はよく分かりました・・・・・・
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