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2015年9月26日 (土)

本・ロジスティクス―戦史に学ぶ物流戦略②日米比較(1993/8)・谷光 太郎

日米の比較がある。
人事!

アメリカのノックス海軍長官は新聞王であり、軍人ではない。
視野の狭くなる軍人を、実業界で成功した人間の幅広い目で指導する。
シビリアンコントロールである。
日本の場合はどうか?
素人が口を出すな!!!
陸海軍大臣は現役の軍人から出す!

アメリカは26人ごぼう抜きの人事でミニッツを太平洋艦隊司令長官に抜擢した。
ハンモッグ番号なんか関係ない。それは平時の話である。
山本五十六は、小沢冶三郎に機動艦隊の指揮をさせたい。
が一期上の南雲忠一を抜けない。
そう言う人事は多かったようだが・・・・・・

アメリカは戦意不足と見れば、どしどし更迭する。
日本は温情がある!
南雲艦隊、危ない時に「泰山自若」としている。
泰山自若として腰を抜かしている。
適材適所とは思えないが・・・・・・・

日米の海軍将官の成績の比較も面白い!!
日本は優秀である!
アメリカなんて落第生もいる。
が実際の戦闘で役に立つのはどちらなのか??
能力を優先して、人間的欠陥にある程度目をつぶる!
どの社会でもある話である!!

参謀!
日本は成り手が多い。参謀が作戦を決める。「神輿は軽くてパーがよい」
アメリカは参謀なんか、こま使いなのでなりたくない。それより第一線で活動したい。
合衆国艦隊司令長官アーネスト・キング。
付いたあだ名が、ニトログリセリン、女好き、傲慢不遜・・・・・・・・
何事も自分で決める。参謀に頼らない。
著者のアーネスト・キングの本にあったが、部下は報告書を1枚にまとめる。
どんな良い報告書でも2枚あればゴミ箱行きである。
日本は美辞麗句に頼る!!

日本は参謀に頼る。資料も参謀に作らせ丸読みの報告もある。
山本五十六も参謀に作戦を頼る。
黒島亀人を重要視する。他の参謀と違う作戦を考える。
どちらかと言うと参謀に作戦を頼る。
黒島亀人を変えようとするが、後任予定は小沢冶三郎が推薦の宮崎俊男。
どちらも奇想天外な作戦を考える。

作戦!
日米のお互いの作戦がある。
アメリカはオレンジ・プランである。
ミニッツが戦後、ほとんどオレンジ・プラン通りに進んだと言った。
ロジェステックを切断する。
日本を干しあげる作戦である。
カミカゼは想定外だったようだが・・・・・・・
日本もそう予測した軍人もいる。

日本はアメリカが攻撃してくるのを迎え撃つ。
艦隊決戦を望んでいる。日露戦争から離れられない・・・・・・・・・
しかしアメリカがそう言う戦法を取るのか??
進行ルートも何処から来るか分からない??
自分の都合のよい方にしか考えない!!
図上演習も最後までやらない。やれば都合の悪い結果が出るの途中で中止となる!

総力戦研究所の図上演習がある。
結果は2年は互角に戦えるが、4年で敗北する。
最後にソ連の侵攻も予測する!

真珠湾攻撃と原爆投下以外は実際の太平洋戦争の経緯通りだった・・・・・・・
アメリカの国防資源、造艦能力、航空機製造能力から船舶消耗度を計算した。
海軍当局の計算より実績に近かったようだ!

第一次世界大戦、ドイツUボートにより、イギリスは
その戦訓がある。
がイギリス・アメリカ・ドイツはその戦訓を学んでいる。
日本は学んでいない。
ドイツの海軍武官に、通商破壊をやるように言われるが、戦艦・空母を狙う!!
アメリカは徹底して商船を狙う!

量産体制!
アメリカは量産を考える。空母もエセックス級と護衛空母を絞って製造する。平均点の空母である。
潜水艦も同様である。
日本は差を付けたがる。
量産と言う考えが無い。1隻1隻最善のものを作る。
陸海軍の協力なんて考えていない。同じ工場でも陸海軍では担当が違う。
資材も使えない。
同じ口径の機銃でも、陸海軍は共通の規格ではないので使えない。
この辺りは三野正洋が詳しい。
アメリカはブローニング12,7mmの機銃を、陸海空軍と使う。
初速が早く弾道性能が良い!
ドイツはUボートを効率良く造った。量産を考えている。1000隻近く造っている。
艦長も即席で育てているシステムがある。
日本は玄人芸に走る。
イギリス・ドイツ・アメリカは一撃離脱型で、早くパイロットを育てる。
日本のゼロ戦は1万機、隼5千機、
ドイツのBf109は3万機、Fw190は2万機、
イギリスのスピットファイヤーは3万機、ハリケーンンも1,4万機である。

輸送船!
日本は石油が無いと戦争に突入した。
石油は南方にある。
石油は掘り出しまま使えない。
精錬が必要である。
どちらにしても日本まで運ばなければならない。
この船はどうなっているのか??
民間から徴用している。
多くは撃沈されている。
消耗度の予測が完全に外れている。
これらの船に乗って戦死した人はどうなっているのか??
補償と言い、靖国神社に祭られているのか??
アメリカの公式海軍史を書いたS・E・モリソンは、たいがい物柔らかい批評をする。
が、日本の潜水艦用法に対しては、“愚かきわまりない”と言っている。

アメリカは徹底して商船を狙う!
それは成功している。
ミニッツも潜水艦の経験がある。潜水艦の使い方が分かっている。
日本ではあまり聞かないが・・・・・・・・

日本は作戦重視と言うか、真珠湾攻撃でも石油タンクなどを攻撃しなかった。
ガタルカナルでも三川艦隊は、軍艦だけ攻撃して引き上げた。輸送船は攻撃しなかった。
レイテでも栗田艦隊は反転した。輸送船の攻撃はしなかった
軍艦を攻撃して戦果を上げなければ評価されない!
海軍善玉説が横行しているが、ちょっと信じがたい!
よく戦争したなと思うが・・・・・・

人材活用でも差がある。
女性パイロットを輸送に使う。
流石と言うべきなのか??
日本では考えられない!
著者の本を読んでいると、「負けるべくして負けたと感じる!!」

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    呉の大和ミュージアムです。 2012年9月に訪れました。