映画・ヒトラー暗殺、13分の誤算
ヒトラーの暗殺計画は、政権下で少なくとも42回試みられたようだ。
実際はもっとあると思うが・・・・・・・
ヒトラーは死ななかった。
天才的なと言うか、動物的なカンが働く。
いくつかの偶然が、ヒトラーの命を永らえてしまった??
偶然ではないと思うが・・・・・・
ヒトラーの予知能力なのか??
別の話になるが、山本五十六への攻撃。
アメリカは日本は几帳面だから、暗号解読通りの時間に従うはずと!
実際その通りで、山本五十六機は撃墜された。
1943年3月13日、ソ連戦線を視察に訪れたヒトラーの専用飛行機に爆弾を仕掛け、飛行中に爆発させる計画(閃光作戦)が実行に移された。
ロシア上空の寒気が原因で機内の温度が低くなり、起爆装置が作動しなかった・・・・・・・
同じ話に、『映画 ワルキューレ トムクルーズ主演』がある。
これも爆弾のはいったカバンの位置を変えた為に失敗した。
陸軍関係の大がかりなクーデター計画もある。
時間も危険を感じればと言うより、規則通りに動けば狙われることを察している。
珍しく、朝日会館のシネリーブルで観た!!
初めての映画館である!
この映画は、陰謀は関係なく、純粋な青年の暗殺計画を描いている。
映画にあったが、ヒトラーが演説する。
予定は詰まっている。
メモを見せられる。霧で飛べないと!
これが13分前倒しになったのか??
1939年11月8日、ミュンヘンのビアホールで恒例の記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く退席するが、13分後、ホールに仕掛けられていた爆弾が爆発する。
ヒトラーの予定を徹底的に調べあげたその計画は緻密かつ大胆、さらに時限装置付きの爆弾は精密かつ確実なものであった。
これを主人公が一人で計画実行する。
時限装置付きの爆弾を仕掛ける。
故郷で実際に規模は小さいが、爆弾を仕掛けて成功している。
田舎と言えども、爆発音で疑われないのか??
手が傷まみれになり、膝も四つん這いで仕掛けているので傷まみれである。
時間通りに爆発するが、ヒトラーは時間通りに演説を行わずに、13分前に終わる。
結果7名が死ぬ。後に8名になるが・・・・・・・・
観衆も引き上げていたのだろう・・・・・・・
ヒトラーを暗殺する爆発にしては死者が少ない!
当然捜査が行われる。
ここで犯人が捕まる。
所持品で逮捕される。現場の写真や爆弾の設計図を所持していた・・・・・・
素人である。普通は何も持たないと思うが・・・・・・
しかしスイス国境で捕まらなければ、犯人は分からなかったと思うが・・・・・
犯人は、家具職人ゲオルク・エルザーである。
普通の人間である。もっとも不倫もしているが・・・・・・・
恋と音楽、そして自由を謳歌していた普通の男。
本人の回想シーンがあり、事情が分かる。
この当時は、電報が重要な連絡方法である。
家庭に電話も無い。そう言う時代である。
単独犯とゲシュタポは信じない。
黒幕がいるはずと!
名前も言わずに黙秘する。
尋問から拷問になる。
その時、記録係りの女性があわてて退出する。
何が起こるか分かっていたようだ・・・・・・・
徐々に自白する。
尋問のゲシュタポは個人の犯行と判断する。
そう言う報告書を提出する。
がヒトラーは黒幕が欲しい!
国内でも国外でも構わないのだろう・・・・・
再び拷問が始まる。
自白剤まで打たれる。
回想シーンで、ヒトラーユ―ゲントと思うが、ユダヤ人とかをバカにしている場面があった。
事実だろうと思うが、他人に対する思いやりのかけらもない!
気分が悪くなる!
ゲオルク・エルザーはドイツの降伏前に処刑される。
それまで生かされていたのが不思議である。
ヒトラーは己の強運を自慢している。
その強運を、犯人を生かしておくことにより、保とうとしたのか?
逮捕されてからの尋問と回想のシーンが繰り返させる。
重苦しい、暗い映画である。
それでも最後まで一心不乱に観た!
シネリーブルは奥さんはよく行く。
予告編で、「顔のないヒトラー」があった。
又観に来たい!
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