本・インテリジェンス人間論(2010/10)・佐藤優
権力者はだから面白い。外務省在籍時代に間近で接した、歴代総理やロシア首悩の意外な素顔、さらには誰もが知る歴史上の人物の精神にひそむ生々しい野心と欲望に、インテリジェンスの視点から切り込んだ異色の人物論集。国際政治の最前線で、外交の武器となる人間観察力を磨いた著者ならではの、ディープな知見と圧倒的な筆力で驚くべき、でも愛すべき権力者の真実の姿を炙り出す。
実名が飛び交う!
類は類を呼ぶ????
著者はソ連・ロシアの外交を担当している。
それで双方の政治家を知っている。
その交渉事の裏話と言うべきものが記述している。
勿論喋っていい話だろう・・・・・・・
やばい話は載せれない。
橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗、鈴木宗男・・・・・・・
変った名前が出て来た。加藤紘一である。
ロシア情勢を教えて欲しい。
そう言う事があるのだから、著者の情報は相当な物なんだろう・・・・・・
それぞれのエピソードがある。
大変面白い!!
橋本龍太郎―江田憲司。小泉純一郎―飯島勲。安倍晋三―井上義行。
加藤紘一―佐藤三郎の秘書官を例に出している。
皆身代わりになる覚悟はあるようだ。
そうでないとやっていられない。
鈴木宗男逮捕の時の、今まで忠臣ずらしていながらの背信!
人間を観たというやつである!
代議士に復活した時、何事も無く再び寄り添ってくる人達!
著者も嫌になるだろう・・・・・・・
交渉には相手がある。
嫌われるより好かれる方が良い!
好かれなくても、最悪嫌われない方が良い。
橋本龍太郎は、鈴木宗男の呼び方が変わるそうだ。
『宗ちゃん!』そして『鈴木君』
分かり易いが、政治家も大変である。
鈴木宗男も、「このポマードが」と言い返そうと思った時もあったみたい!
政治家への手土産がある。これも相手に喜ばれるものを持って行かなければならない。
そこで情報をくれる人脈が重要になる。
著者はそこら中にアンテナを張っている?
鈴木宗男については、良く分からない。
が松山千春がかばっていたのは知っている。
政治家に復活出来たのだから、やはり道民の支持は受けている。
あくが強かったのか?
著者言う男の嫉妬なのか?
出る釘は打たれる!!
東郷和彦の名前も出て来る。
東郷和彦の本は、最近よく読んでいる。
著者言う、能力はあるが貴族なのだ!
悪い意味ではない。少しずれているところがある???
鈴木宗男・佐藤優が拘留されていた時は海外にいた。
著者は帰国するなとアドバイスしている。
(これは東郷和彦の本にあった話である。)
福田康夫も登場する。
あまり良くは記述していない。
田中真紀子、川口頼子の外務大臣についてもである。
福田康夫は、中国に対しても、「相手(友人)の嫌がる事はしない!」と言っていた。
なんでこの人が首相なのか?
今となっては鳩山・菅も何をしていたのかと思うが?
ロシア、エリチィンのサウナ遊びがある。
男同士で裸の付き合いである。ウオッカは飲む。
キスはする、ちんちんは握り合う!
ロシアが信じられなくなって来た・・・・・・・・
ゾルゲの話もある。
女に不自由していない。数百人の女性と関係していたようだ。
逮捕されてから、女を追訴しない条件で喋ったようだ。
ゾルゲの情報でソ連は極東ソ連軍をドイツに振り向けた。
中央アジアのトルクメニスタン!
ここの大統領も終身になっている。
人口も少ないが、資源がある。
これを懐に入れているが、国民にも不満が出ない程度に配分している。
資源が枯れたらどうするのかと思うが、市場には物が溢れている。
それはそれで一つの生き方になるのだろう・・・・・・
著者の話は下ネタも多い。
ロシアがある。
週16回のセックスがある。
朝晩と土日は昼も入るので16回?????
ウクライナに保養に行ったら、それこそハメを外すようだ。
やりたい放題なのか?
読んでいると、ロシアはこの為にウクライナを必要としているのかと思ってしまう!
ラスプーチンの話も面白い。
伝説は当てにならない。常人では無かったのだろう・・・・・・
著者もそうだと思うが・・・・・・
最後にキリスト教の事が記述されている。
著者は神学部出身である。
これが信じられない・・・・・・・・
やはりラスプーチンのイメージが強い!
が、これは褒め言葉ではないかと思うが・・・・・
キリスト教の事なんかほとんど知らない。
カトリック、プロテスタント、正教、景教ぐらいは知っている。
イエスキリストの少年時代には不明点が多そうである。
ユダについても記述されている。
流石神学部出身である!!
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