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2015年10月10日 (土)

本・甦るロシア帝国 ( 2012/2)・佐藤 優

外交官としてソ連崩壊を目の当たりにした筆者は、新生ロシアのモスクワ大学で神学を講義し、若者たちに空恐ろしさを感じる―
「ロシアはいずれ甦り、怪物のような帝国になる」。プーチン大統領の出現でその恐れは現実化した!
今後のロシア帝国主義政策を理解するために必須の、ロシア知識人たちの実像を描き出す。

20151010_book1

著者の本を最近よく読む。
YuoTubeのニュース解説もよく聞いている。
出る釘は打たれるのか??
まわりの嫉妬を買ったんだろう・・・・・・・
著者の事をメチャクチャ言ったのは辻元清美だったと思う!!
言った本人がメチャメチャな人間ではないのか??

著者はグルメである。
読む本には必ずと言ってよいほど、食事のメニューが出て来て、その批評がある。
キエフ風カツレツが食べたくなった!
それに酒は強い!ウオッカを2本空けたと言う話が話がゴロゴロ出て来る。
飲めない人間からしてみれば羨ましいが・・・・・・・
ロシアでは、乾杯すれば飲み干さなければならないようだ。
そうでなければ信頼されない。
そうして友人を作り、お互い信用出来る様になり、情報が貰えるようになる。

著者のロシアでも勤務に準じて記述してある。
著者は同志社大学神学部卒である。
(宮沢喜一には相手にされないだろう・・・・・・)
宗教にも詳しい!
キリスト教なんて、カトリックとプロテスタント、正教、景教、カタリナ派ぐらいの名前は知っているぐらいである。
キリストの立場をどう評価する??
神をどう考えるか??
神学なんて奥が深い??

ソ連崩壊を目にしている。
その時のロシアの友人たちの行動もある。
民族主義が入って来る。
バルト3国、コーカサス、中央アジア・・・・・・・・
アゼルバイジャンとアルメニア。
グルジアをはじめ各国の飛地の問題がある。
要はロシアの重荷が取れたので、各国が勝手に動き回っている感じである。

著者は大学で神学を教える。
ロシアで講義である。
当然ロシア語である。
そこでの学生たちとも親交を深める。
その経緯が面白い。
また著者が出来る援助、金銭をも与えている。
アルバイトもさせている。
著者の人柄が大変よく分かる。
「酒は強い!情報にも強い!博打と女は知らないが・・・・・・・」

ソ連崩壊の実情を目撃している。
ロシア通である。
北方領土問題にも参画している。
貴重な人材ではないかと思うが・・・・・・・・・

プーチンの登場。
ロシアだけではなく、世界的に帝国主義が復活している。
ロシアは怪物のような帝国になる。
最近の原油安は、ロシア・ベネズエラ潰しとも言う!
よく分からないが、納得できる。
著者の本は、読んでいて分からない所も多い!(読んでいる人間の頭が悪いのか?)
マルクス・レーニンも、資本論も出て来る。
ソ連崩壊は、悪魔の手先である無神論的共産主義に対する欧米キリスト教国家の勝利と受け止め、自由になったロシアにキリスト教の福音を広める時代錯誤的に宣教師を送り込んだ欧米!
果たして世界はロシアをどう思っているのか??
今後も著者の本は読んでいきたい。
あれだけの本を読んでいて博学である。チェコまで神学を勉強に行こうとしている。
超人的なところもある。
日本で逮捕された時も、援助を申し出た友人も多いようだ!
「壊」議員と言う政治家もいる。
この議員にメチャクチャ言われたのは情けないだろう・・・・・・・
著者の本は、分からないなりに読んで行きたい!!

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