本・復活―十の不死鳥伝説 (Number BOOKS)2000/3・後藤 正治
大きな挫折と遭遇し、深い谷底にある時間を過ごし、そこから這い上がらんと多くの労力を費やしたスポーツマンたち。秋元正博(スキージャンプ)、カズ山本(野球)など10人の復活の物語。
著者の講演を聴いてから何冊か読んでいる。
良く調べていると言うか、インタビューの数は多い。
「スカウト」「牙」「最も美しく」「ラグビーロマン」「マラソンランナー」を読んでいる。
「最も美しく」「ラグビーロマン」は、講演を聴いてから読んでいる。
不死鳥 フェニックス 鳳凰・・・・・・
灰の中から蘇る!!
敗者復活戦の物語である!
人生の底を見た男たち?
女性もいるが・・・・・・・・・
不死鳥いくたび(ジャンプ)ー秋元正博
瀬戸際をしのぐ(プロ野球)ーカズ山本
コートのいざない(バレー)ー斉藤真由美
どろんこ少年(ラグビー)―宮地克美
わが道に悔いなし(プロ野球)ー大野豊
0.12秒の伝説(水泳)―高橋繁浩
最後の任侠騎手(競馬)―柴田政人
もう一人のラモス(サッカー)ージョージ与那城
大阪への帰還(プロ野球)―野村克也
挑む老雄(ゴルフ)―杉原輝雄
以上10人である。
怪我と言うものはスポーツ選手にはつきものである。
当時東京三洋のラグビー監督宮地克美がいる。
神戸製鋼ウイリアムに走り込まれて逆転負けした。
これの映像を見ていた。宮路監督が気の毒で見ていられなかった・・・・・・・
先日著者のラグビーロマンを読んだ。
このなかでも宮地克美が登場する。
著者の本は、その人間性が分かるエピソードを記述している。
それだけではないのだろうが、しかし決勝で負けただけである。
優勝しなければならないのだろうが底ではないと思うが・・・・・・
負けた後ヤケ酒を飲んでいる!
怪我・事故で再起が危ぶまれる。
そこから這い上がる人生がある。
ジャンプの秋元正博がいる。
死にたい気持ちになっていたと思うが良く這い上がってきている。
知らなかったが単に飛行距離を争う大会がある。
危険すぎて棄権する選手も多いようだ。
これに日本人選手として初めて参加するが怪我をする。
怪我と交通事故で人生の底まで落ちた。が、たしかに這い上がってきている。
人の情けもあるだろう・・・・・・
自分なりのけじめをつけているのも偉いと思う!
カズ山本は憎めないキャラクターである。
彼の野球人生も面白い。
確か高校は4年行っているはずだが・・・・・・・
バッファローズ、ホークスと波乱万丈の野球人生を送っている。
阪神・淡路大震災に際しては、個人として1,000万円の義援金を被災地へ送っている。
斉藤真由美は女子バレーで良く見ていた。
綺麗な選手だった。
が彼女も怪我で苦労している。
エピソードの中にトレーナーとの出会いがある。
彼女の身体を心配して診断書を全日本の監督に送るが破られる。
根性優先から抜け切っていなのだろう・・・・・・・
ヨーコ・ゼッターランドがいる。斉藤とは仲が良かったようだ。
高校卒業して早稲田大学に入学する。
これをえらく批判されていた。早稲田みたいな2流チームに入れば伸びないと!
名門高校から実業団入団が女子バレーのエリートコースなんだろう・・・・・・・
それとは違いやり残した事がある。
それをやり遂げる!
水泳の高橋繁浩がいる。
水泳選手なんて10代がピークである。
それを26歳で自己最高記録をだす!
執念なのか??
一人の力では無く、多数の人の応援を感じる。
出しゃばらずに、本にの為を思い見守っている。
そう言う感じがした!!
元広島カープ、大野豊については著者のスカウトで読んでいる。
苦労人である。
退路を断って辞表を書いて広島のテストを受ける。
上司は万が一を思って、預かりとしていたようだ。
成功したので良かったと思うが・・・・・・
解説を聞いていても人柄を感じる。
人との出会い。木庭スカウトとの出会いが良かったのか??
野村克也に関しては少し違うのではないかと思うが・・・・・
確かに這い上がっているが・・・・・・・
野村の意地がある。
通算ホームラン記録で王に追いつかれからのデットヒートがある。
王が打てば野村も打つ!
野村の意地も続かなかったが、最後に意地を見せた話がある!
ジョージ与那城は来た時期が悪かった???
そんな事はない。
やはり日本に影響を与えた選手である。
ゴルフに競馬はやらない!!
柴田政人・杉原輝雄も名前は知っている。
それ相応の苦労と結果があったんだろう・・・・・・
著者らしい本でした。
又読んで行きたい!!
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