本・真田幸村と真田丸の真実 徳川家康が恐れた名将 (2015/10)渡邊 大門
2016年の大河ドラマ『真田丸』が早くも話題になっている。
これまでも、真田幸村(信繁)は英雄として描かれてきた。
“非正規"の一牢人にすぎない幸村が、さまざまな秘策で天下人・徳川家康を窮地に陥れる――その痛快無比な物語に我々は魅了されてきた。
だが、それは「史実」なのだろうか? 多くの逸話・伝説が残る幸村像を、気鋭の歴史作家が新しく塗り替える! 大河ドラマの副読本にして最高の解説書、ここに誕生。
著者も戦国時代が専門である。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の時は、沢山著者の本を読ませて貰った。
来年は真田である!
真田信繁で1年間引っ張るのは無理があると思うが………
著者の本からの真田関係の本である。
「真田幸村のすべて 大坂城決戦!真田丸への道」「牢人たちの戦国時代」「真田幸村と真田丸: 大坂の陣の虚像と実像」「【猛】列伝 真田幸村と大坂の陣」「大坂落城 戦国終焉の舞台」
まだ読んでないのもあるが良く書いている。
飯の種なのか??
官兵衛は出自から推理小説みたいだったので、大変面白かった!
西脇と木之本の両方に行ったが、熱気が違った!
近江の方が燃えていた!!!
真田巡りを始める!
今後は甲信越に、尾張、三河、駿河、伊豆、武蔵、上野、下野の方に行かなければならない。
九度山には行った。
大阪はいつでも行ける。そう思っているといつまでも行けなくなる。
どうしても幸隆から始まる。
幸隆、昌幸親子を主人公にすれば、関東の争いから甲信越までの戦国が表わされるのではないか??
信繁はおまけなのか??
著者独特の分析がある。
定説がある。その分析であるがほとんど否定される。
抜け穴伝説がある。
九度山で見たが、ええ観光名所になっている。
そんな抜け穴伝説が数多くある。
これは無いのは考えれば直ぐに分かる。
固い岩がある。
地下水もある。
補強もいる。
メンテナンスもいる。
掘った土に岩の始末は??
立って歩けるだけの穴なのか??
松明を持って歩くのか??
掘った人間はどうなっているのか??
普通は口封じの為に殺される。
そんな事を考えれば、抜け穴は無駄な事であると思うが………
真田と言えば、「六文銭」
その由来は??
三途の川の渡し賃。決死の覚悟で戦うと言う意味だそうだ。
もう一つは、14歳の信繫が、北条との戦いの時に敵の紋である「永楽通宝」
の図柄を書いて戦った。
北条が叛旗を翻したと勘違いして、勝利を収めた。
それ以来「六文銭」を旗頭にした??
真田十勇士に、「根津甚八」がいる。
テレビドラマで根津甚八が演じて、そのまま芸名にしたようだ。
NHKドラマである。
真田十勇士は出せないだろう………
関ヶ原の主役は昌幸である。信繁はおまけである??
九度山に流された時、親子で軍略を練っいた????
どうもそうではなさそう………
昌幸は放免される事を期待している老人である???
信繁も歯が抜け髪も薄くなっている、酒好きのおっさんである???
だいたい大阪城に近い九度山に流された事自体、そんなに重要視されていないのではないか?
つまり徳川家康は恐れてもいない!
恐れていたら、宇喜多秀家のように八丈島にでも流されるだろう………
大阪城と眼と鼻の先の九度山には流さないだろう!!
軍学がある。
「車懸り陣」
川中島で上杉が用いたと言う。若かしり頃は凄い戦法だと思った。
今は賢くなっている。
戦場でそんな軍の交代なんか出来るのか??
出来ない!!
軍学なんてそんなものである??
真田戦法??
そんな物があるのか??
著者言うように、期待が伝説を作る。
信繁ならこうしただろう………
しょせん伝説に過ぎない!!
これもロマンが無くなる。
真田丸の攻防も良く分かる。
浪人衆の派閥(?)も分かる
著者は家康を、タヌキおやじとは書かない。
家康嫌いは、判官ひいきが強い!!
著者の本はよく読んでいるので重複している内容は多い。
細川興秋は登場しない。何となく興味のある武将である………
キリシタンの事も出て来ない!!
やはり楽しい本である!!
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