本・「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (2015/5)・エマニュエル・トッド
冷戦終結と欧州統合が生み出した「ドイツ帝国」は、当初もっぱら経済的だったのが、今日ではすでに政治的なものになっている。
EUとユーロは欧州諸国民を閉じ込め、ドイツが一人勝ちするシステムと化している。ウクライナ問題で緊張を高めているのもロシアではなくドイツだ。かつての悪夢が再び甦るのか?
人口動態から、ソ連崩壊と米国衰退をいち早く予見した歴史家の新たな「予言」の書。
読んでいて思うが、ドイツはそれほど悪い国なのか??
隣国が絶えずドイツを見習えと言っている。
最初にヨーロッパ地図がある。
ドイツの勢力圏が色塗りされている。
イギリス・ハンガリー以外はドイツの影響下にある。そうなりつつある。
フランスも隷属している??
オランドは、ドイツの副首相???
ノルウェー・トルコ・ロシアは白塗りである。
関係なさそうである!
内容は下記の通りである。
① ドイツがヨーロッパを牛耳る
② ロシアを見くびってはいけない
③ ウクライナと戦争の誘惑
④ ユーロを打ち砕くことができる唯一の国、フランス
⑤ オランドよ、さらば! 銀行に支配されるフランス国家
⑥ ドイツとは何か?
⑦ 富裕層に仕える国家
⑧ ユーロが陥落する日
ドイツがヨーロッパを支配する??
ヨーロッパとはドイツ覇権の下で定期的に自殺する国??
スノーデンを保護してヨーロッパの市民の自由を守ったロシア!
ロシア脅威論はヨーロッパが病んでいる証と言う。
ウクライナ問題はロシアではなくドイツの問題!
そういう話が並ぶ!
ドイツはアメリカと対立している。
ドイツは戦争したがっている???
サルコジの時代とオランドの時代が記述されている。
ドイツを抑えるためにヨーロッパは苦労している。
そんなにドイツは嫌がられているのか??
アメリカがドイツのメルケル首相の電話を盗聴する。
ロシアと何を話ししているか、気になって仕方がない………
と言うのは佐藤優が常に記述している。
メルケル首相は東ドイツ出身である。
ロシアとの関係も深い??
フランスの協力がありドイツ圏は成立している。
フランスはドイツを抑えられない!
ドイツ圏の国の人は、ドイツの選挙に投票できない。
アメリカは国民が全て投票できる。
アメリカの方が政治的に健全である??
著者は人口動態から、ソ連崩壊と米国衰退をいち早く予見したと言う。
幼児死亡率を見る。それに出生率である。
ロシアはピーチンになってから死亡率は下がり、出生率は上がる。
ろしあでもドイツは抑えられない??
富裕層の話がある。
一般人の所得の低下は、最富裕1%とその中のとりわけ富裕な0.01%の上昇と対になっている。
「市場」とは「最富裕層」の事。
その最富裕層を守るために銀行がある???
ドイツが押し付ける財政規律ゆえ、南欧で嫌われている??
ドイツは高齢化している。
8000万の人口の若帰りが出来ていない。
今の難民受け入れもその結果であるのかもしれないが………
修正しようと思っている?
ピケティの分析もある。
ギリシャの国家が会計をごまかすのを助けたゴールドマン・サックスは高利貸のような振る舞いをした!
これでもかこれでもかとドイツに対する批判がある!
自分の事だが、全然ドイツの事を理解していな感じである!
日本はドイツの技術に対する羨望、信頼性がある!
日本はドイツとよく似ていると言う。
日本人もそう信じている。
がそうでもなさそうである!
ドイツは中欧帝国を目指している!
日本はそうではない!
アメリカシステムとは、ユーラシア大陸の二大産業国、ドイツと日本をアメリカがコントロールするこ事と言う!
アジアでは韓国が中国と裏取引している??
中国の軍事力はまだ遅れている??
空母もあるが、空母を運用し機動艦隊を造り戦ったのは日米の2ヶ国である!
まだスクラップの改造空母は恐れる必要は無い??
ドイツは中国に近づいている。
日本の頭越しのようだ!
毎年のようにメンケルは中国に来ている。
ドイツは日本とロシアの接近が気になるようだ!
そう言う事が記述されている。
ちょっと怖い本である!!
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