本・世界認識のための情報術(2008/7)・佐藤 優
「靖国問題」「機密費」「琉球処分」「プーチン流イデオロギー」「北朝鮮核実験」…30のキーワードを手がかりに、著者のみがなしうる思索と驚異的な情報術によって、日本と世界のもっともリアルな姿を提示する。
10年近く前の話になる。
時代は進んでいるが、今読んでも面白い!
これは左翼系の雑誌に連載されている。「週刊金曜日」
著者は右翼ではないが、右寄りになる。
そうなると両方から批判される。
左翼系からは、なんであんな人間を載せるのか?
右翼系からは、なんであんな雑誌に書くのか?
どちらにしてもよく言われない!
気の毒である。
が批判質問にはちゃんと回答しているようだ。
著者ならそうだと思う。
著者のファンである!!
体形は似ていると思う………
外交官としてロシアにいた。
なのでロシアには詳しい!
ロシアの記述が多い。
朝鮮半島。
中国。
国内の政局。
沖縄等が記述されている。
外務大臣がいる。
田中真紀子に川口頼子!
どちらも何故なったのか分からない!
女生と言う事でなった感じである????
北方領土問題!
かってソ連が解体されて民主化になった時、経済援助で直ぐにでも北方領土が戻るような話があった。
だいたいロシアを舐めていると思った!
ロシアは大国である!
そんな直ぐに重要な話は、まとまらない!!
エリチィン大統領が、うなずきかけて、廻りが必死で制止した話は知っている。
この辺の話は良く分かる!
著者は逮捕されて、人生の裏表を味わっている。
裏切られてもいる!
だから遠慮なく真実が書ける!
外務省もおとなしくしている!
騒げばもっと暴露される………
ロシアの話には、東郷和彦、鈴木宗男が登場する。
外務省の官僚たち!
何度読んでも嫌になるが………
面白い話がある。
ロシアは先住民族の権利を認めている。
千島にアイヌが住んでいたようだ。
ここから突破口を見つける。
が日本はアイヌが先住民族と認めていない!
こう言う事から、北海道と沖縄は差別されていると感じる人も多い!
共産党は千島列島全部を返還要求である。
これも申し訳ないが、現実性が薄いと思うが………
上海領事自殺事件でハニートラップの説明がある。
わざとらしく女、それも美女を与えたりはしない。
用意周到に偶然を装い近づく。
相手の弱みをつかんだら離さない!
「敵の嫌がることの背後には真実が隠されている!」
敵か友達かも区別が付かずに、「友達の嫌がることはしない!」
これが日本の首相と思えば情けない!!
そう言う危険性は常にある。
それを認識して行動しなければならないと言う事のようだ!
この領事だけを責めても仕方がない………
イラン関係は進んでいる。
イランVSサウジアラビアになって来ている。
イランに関しては、孫崎享の名前が出て来ている。
著者は評価していない!
イライラする人間の一人かと思うが………
最近の鳩山元総理の影に孫崎享の存在があるようだが………
これは著者が絶えず言っている、イランが核を持てばサウジもパキスタンから核を買う!
なんか信憑性を帯びて来ている!
外務省の嫌米、反米の意識は、イランに対して歪な形になっている。
イランに肩入れする人も多い!
北方領土については言いたい事が山ほどあるようだ。
実名を上げて批判している。
学者に官僚!
ロクな奴はいないと思う!
理論と実践がある。
空理空論を振り回す輩も多い!
マスコミも問題が多い!
中国、朝鮮問題では出て来る専門家は決まっている。
が逆は他に人がいないのかと思うぐらい同じ人間である。
北の核実験がある。
時代は進んでいる。
今や水爆実験の時代である。
中露がどう動くのか?
北の核実験は、中東イスラム国にも影響すると、今なら書かれているだろうとおもう!
記紀の記録をもって情勢を判断する??
日本の識者は幸せである。
中国からパンダが来る。
知らなかったがただでは無い。
一億円支払っている。
これにより中国に対して負債を感じる必要はないと言う。
確かにそうだ!
タダより高い物は無い!
沖縄の集団自決がある!
著者は沖縄に対する思い入れが強い??
と感じるが………
司馬遼太郎が戦車について記述している。戦車兵だった。
ゼロ戦、大和は良く記述されている。
が戦車に関しては少ない。
と言う事で自ら記述している。
大変面白い!
初期の戦車は手動で砲塔がまわる。
鋼鉄の化け物になってからは油圧で回る。
この装甲は特殊な金属でやすりがかからない!
実際にやってみたようだ。
終戦時に、この感覚をもう一度感じたくてやすりをかけたようだ………
かかったようだ………
終戦前は関東平野に配属されていた。
その時、上官に質問した人がいたようだ。
「関東平野に上陸した米軍を迎え撃つ為に出撃した時に、避難してくる日本国民に出会ったらどうするのか?」
答えは、「引き殺して進め!!」
この沖縄の集団自決の問題も、命令は出ていなかったと思う。
がそうすればこの司令官はどんな戦いをする気だったのか??
住民を守る戦いなんて絶対に出来ない!!
いずれ自決を命令していると思うが………
この話の問題は大江健三郎にある!
日本国総理を呼び捨てにしている!
売国奴と言う人もいる。
著者は沖縄に関しては思い入れが強いのではないかと思うが………
プーチン大統領の記述は多い。
強い大統領であると思う!
著者の考察は鋭い!
人脈も豊富である!
現在のイスラム国の問題も存在感がある。
自国、コーカサスへイスラムが浸透することを恐れている!!
著者の本は、最新作も読むが古い本から読んでいる。
何冊書いているのかと思うぐらい多い!
楽しんで読もうと思う!!
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