NHKスペシャル 司馬遼太郎思索紀行 この国のかたち 第二集 “武士”700年の遺産
NHKスペシャル 司馬遼太郎思索紀行
第二集は、面白い!
武士が登場する。
と言っても源氏に平氏ではない。地方の豪族である。
日本が広がる。土地を求めて人が動く。
その時に、土地開拓に従事する人たちがいる。
どう言う立場なのか??
中央の命令を聞くような人ではない。
例として土佐の譲原(ゆずはら)をあげる。
土佐の譲原の千枚地が写し出される。美しさと繊細さを感じるが………
開拓農民が土を叩いて水平にする。
段々畑と言うのか?
これを造った人たちも、土地を自分たちの所有として認めてほしい。
そうすれば、秩序が保てないと感じる政府がある。
人々が鎌倉に集中してきたと言う??
鎌倉武士がいる
代表は、畠山重忠か??
鎌倉時代の武士が育んだ、私利私欲を恥とする“名こそ惜しけれ”の精神がある。
東北の震災でも生かされた………
日本人が誇る美徳なのかもしれない。
この、私利私欲を恥とする“名こそ惜しけれ”の精神の原点が、鎌倉時代ある。
驚くほど役人たちも私欲に走っていない。
当たり前である!
今がおかしい!
同じ県に住んでいて恥ずかしいが、西宮の号泣議員がいる。
産児休暇と言って不倫に走る国会議員もいるようだし!
「名こそ惜しけれ、恥ずかしいことをするな」
鎌倉時代からの精神が引き続いて今日にまで至っている??
江戸時代には広く下級武士のモラルとして定着した。幕末の志士たちが、この精神を最大限に発揮して維新を実現させた。
明治時代に武士が消滅しても、近代産業の育成に努めた明治国家を生みだす原動力となった。
もっとも昭和の統帥権も話としては出て来る。
北条早雲の家訓もある。
立派な家訓である。
小中学生の頃は、江戸時代の農民は搾取されてきたと教えられた。
が実際はそうでもなかったようだ!
五公五民?
北条は四公六民だったようだ………
「名こそ惜しけれ、恥ずかしいことをするな」の遺伝子、DNAが700年間蓄積されている。
話は変わって江戸時代の秋田藩になる。
秋田の沿岸地域。風が強く砂が舞っている。
これを防ごうとする!
どうやって??
防砂林を造る。
小学生のインタビューがある。これは見ていて楽しい!
地元の英雄である。
栗田定之丞!!
飛び砂の被害から守るため防風林を植える。
江戸時代なんか、貧しい藩の方が多い。
西国の雄藩みたいに密貿易でもすれば潤うが………
松を植えようとする。
人がいない!いないと言うより金がないので、ただで働いてくれと!
そう頼んだようだ。が相手にされない!
松が育つまで15年待つ必要がある。
その日暮らしの農民たちは悠長に出来ない!
栗田定之丞は、自分で植える。
それを見ていて、手伝う人も出て来たようだ!
15年でのべ7万人とも言う。
継続は力なりか!
いずれ、東北の方にも行くので、この防砂林は見に行きたい!
江戸の武士は貧しかった。
お金よりも、精神、名誉を大事にしたと言う………
役人も潔癖な人が多かったようだ!
郵便制度の普及の話がある。
全国に広まった。
地方の名家と言うか、大物に郵便局の運営を頼む。
これが無ければ、近代化は出来ない??
明治政府は、郵便が公務であることをといて、郵便制度は4年で完成した。
明治の近代化は、武士の精神があったから。
この国をよくしたいという公の意識と言う!
近代化において、日清戦争、日露戦争を経験して、日本人は変容し始める。
ここで統帥権が出て来る。
司馬遼太郎が諸悪の根源みたいに言っている。
半藤一利も統帥権の話になると、司馬遼太郎を例に出す。
天皇が持つべき権限を軍部が持った。
司馬遼太郎は、憎み切っている!
熱中する、熱狂することを嫌った。
司馬遼太郎は、日本の戦後社会を肯定する。
与えられた自由などとは思わず、日本人に合っていたと言う。
その中で、人々の意識を変えないと再び国が滅ぶかもしれない。
古き美徳、良さが無くなってきている?
今度、「この国のかたち」を読み返したい!!
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