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2016年4月 1日 (金)

本・中東複合危機から第三次世界大戦へ (2016/2)・山内 昌之

2015年11月に起きた「イスラーム国(IS)」によるパリ大虐殺テロの直後、ローマ法王フランシスコは「これはまとまりを欠く第三次世界大戦の一部」だと表現した。
その後も、同月のトルコ軍によるロシア軍機撃墜、2016年1月のイランとサウディアラビアの断交、「IS」による世界各地でのテロなど、危機が続いている。
何が起きているのか? これから何が起こるのか? 
あまりにも錯綜した状況を、歴史や地政学をひもときながらも読み解き、今後訪れる「日本人の想像を絶する危機」を洞察する。激動する世界を知るための必読の書。

20160401_book

著者の本はよく読む。
大変面白いと思う!
佐藤優との対談もある。
この本は、今そこにある危機である!!
クランシーの世界では無く、現実の世界である。
内容は下記の通りである。

序  章 イランとサウディアラビアとの対決  宗派戦争の恐怖
第1章 ポストモダン型戦争と中東複合危機  国家・内戦・難民
第2章 パリの大虐殺と「新しい東方問題」    戦争と市場の間
第3章 地政学とムハンマドのリアリティ      大文字と小文字のイスラーム
第4章 スンナ派とシーア派                  分裂から抗争へ
第5章 慈悲深き宗教者、前向きの政治家      政事と軍事のバランス感覚
第6章 「イスラーム国」とは何か            シリア戦争と難民問題の深淵
第7章 新露土戦争の危険                    二つの帝国
第8章 中東核拡散の誘惑                    イランとトルコの競合
終   章 第三次世界大戦への道                短期決戦か長期持久か
あとがきにかえて                          中国と「イスラーム国」

中東の対立の本である。
中東から中国への道なのか?
イランとサウディアラビアとの対決
スンナ派とシーア派の対立。
地域大国、イランにトルコの関係。
ロシアとイラン、トルコの関係。
ロシア帝国、ペルシャ帝国、オスマントルコの末裔の争い??

最初から、イランとサウディアラビアとの対決がある。
サウジアラビアとは記述しないのか?
イランとの関係に、アメリカがかってのようにサウジについてくれるのか??
どうもそうでは無さそう………
イランもISと戦うシーア派である。
敵の敵は味方では無く、敵の敵は敵と言う!
軍事組織に、テロ組織に援助している。
中東は豊かな国である。
破綻国家もあるが、「レンティア国家」が多い。
カタール、クウエート、バハレーン、アラブ首長国連合、オマーン。
天然資源等を国民に還元する。税金も無いし、教育費もただである。
そうやって統治の正当化を図る。
が石油が下落している。
収入が減っている!
維持するにはどうすればよいか?
原油を上げればよいのか??

新帝国主義がある。
ロシアのウクライナのクリミア併合。
ロシアからのパイプラインをどの経路で通すのか?
これは面白いが、紛争のネタである。
ウクライナも中抜きしていたようだ。

かって露土戦争があった。
ブルガリアに行った時のガイドさんは、親ロである。
この辺りはオスマントルコに支配された恨みがある。
ロシアがブルガリアの開放に為に戦ってくれたと!!
ちょっと信じられないが………
ペルシャ帝国の後継国、イラン。
オスマントルコの後継国、トルコ。
宗教にクルド人の問題がある。
イランの12イマール派は、著者たちによって教えられた!
クルド人はまとまりがないのか??
第一次世界大戦でオスマン帝国が敗れ、フランスとイギリスによって引かれた国境線により、トルコ・イラク・イラン・シリア・アルメニアなどに分断されている。
トルコのクルド人はイランが援助している?
イランのクルド人はトルコが援助している?
怨念が渦巻く地帯と感じるが………
クルドは軍隊も持っている。
人口2000万以上である。スコットランドは500万である。
20万以上の軍隊がある。
日本はトルコとの関係があり、クルドを援助していないようだ………

シリアは内戦で荒廃している。
がニュースで写るアサド大統領は良いところに住んでいる!
服装も良い!
軍隊もガタガタのようだ!
そりゃこれだけ内戦を続けると、どうやって食べているのかと思う!
援助国がいるようだ。
体制派にも、反体制派もパトロンがいる。
かっては25万の軍隊を確保していたが、今は何千人しかいないようだ。
今は義勇軍でもっている??
化学兵器を使った時点で、アメリカは介入すべきだったようだ。
出来ないのでロシアが影響力を増している。
増しているどころか当事国になって来ている。

ロシア・トルコ・イラン・サウジ・イスラエル、エジプトも入るのだろう………
それに小さな国も多い。
オマーン、クウエート、アラブ首長国連合、カタール、ヨルダン………
かってのバルカン半島みたいに感じる。

著者言う、大文字と小文字のイスラーム。
良きイスラムと、過激なイスラム!
どう見極めるのか??
実際には居ない、穏健派の勢力?
要は分からないのではないか??

最後は中国との関係である。
この辺りは、佐藤優、手嶋龍一、宮家邦彦等もさんざん言っている。
中央アジアに新疆ウイグルの問題がある。
ここから中国にイスラムが入って来る。
インドネシアは2億人の人口である。
火薬庫は何処にでもありそうである!
核のハードルが下がってきている。

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