映画

2016年5月 1日 (日)

映画・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

久しぶりの映画である。
少し忙しく落ち着いて見れないと思ったので今日になった。
観たのは、シビル・ウォー/キャプテン・アメリカである。
封切り2日目である。
オールスターである。
アベンジャーズは、モビルスーツ(?)を着ているか、何らかの改造を受けている超能力者、超人である。
人間は、ホーク・アイとブラック・ウィドウか?

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アフリカのワカンダで生物兵器強奪を狙ったテロが発生し、キャプテン・アメリカ達がが出撃する。
ワンダが爆弾を動かしたが、爆発して市民に死傷者が出る。
これにより、アベンジャーズは批判される。
ただでさえ勝手に動き回る。命令は聞かない。管理が出来ない。
この辺りは、ミッションイッポシブルと変らない。
動く度に被害が大きくなる。
IMF解体の危機になる。
国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリーは引退しているのか?
かばう人間がいない!

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国際的な政府組織の管理下にアベンジャーズを置き、組織の許可なしでの活動を禁止する「ソコヴィア協定」の作成を決断する。
米国務長官サディアス・ロスはアベンジャーズメンバーにソコヴィア協定への署名を求めた。(嫌なおっさんである………)
ここでキャプテンアメリカとアイアンマンが対立する。
賛成派と反対派である。
管理下に置こうとする人達は怖いのだろう………
自分達が及びもつかない力を持っている。
ここからのやり取りは早い!
ウインターソルジャー、バーンズを巡る争いになる。
バーンズは洗脳されている。
キャプテンアメリカはそれを取り除けば問題ないと思っている。
どちらにも味方がいる。
ソーとハルクは登場しない。

陣営は二つに分かれる。

反対派。
キャプテン・アメリカ
バーンズ / ウィンター・ソルジャー
サム・ウィルソン / ファルコン
クリント・バートン / ホークアイ
ワンダ・マキシモフ/ 魔女
スコット・ラング / アントマン

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賛成派。
トニー・スターク / アイアンマン
ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ
ジェームズ・"ローディ"・ローズ大佐 / ウォーマシン
ティ・チャラ / ブラックパンサー
ヴィジョン
ピーター・パーカー / スパイダーマン

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この二組が空港で争う!(結局この空港も潰してしまう………)
ホークアイは引退している。
が、キャプテンアメリカに引っ張り出される。
ブラック・ウィドウは中立的である。
争いを止めさせたい!
スパイダーマンまで出て来るとは………
アイアンマンは弱気になっている?
ブラック・ウィドウは組織が残れば何とかなると考える。
潰してしまえば終わりである。
常識的な考えか?
しかしキャプテンアメリカにファルコンは違う!
あくまで行動の自由を求める。

ヒーロー物は辛い!!
ライバルは前作より強くなければならない!
だんだんエスカレートしてくる。
登場人物も多いのは嬉しいが、出番が少なくなる。
次作はどうなるのか??
ソーにキャプテンアメリカ、アベンジャーズ、アイアンマンは終了なのか??

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今回は敵の正体がはっきりしない!
ウインターソルジャーも後5体ある??
生きているのか死んでいるのか分からない!!
次回に繋げていると思う!

辛いアイアンマンの過去がある。
これが明かされ、壮絶な戦い、身内同士の戦いがある!
次回はそこら辺の後日談から始まるのか??

シャロン・カーター / エージェント13
の身元が分かる。
エミリー・ヴァンキャンプ、きれいな女優である。
奥さんは良く知っている。
「海外ドラマ・リベンジ」を観ている。
その主人公のようだ!
そう言えば見たような記憶がある!
きれいで可愛いとなれば言う事無しである。
次作にも登場するのだろう………
マリア・ヒルが出て来なかったのは寂しい!
何を観に行っているのか??
奥さんに怒られそう………

2016年1月11日 (月)

映画・ブリッジ・オブ・スパイ

ブリッジ・オブ・スパイ
予告編を見て、是非に観に行きたくなった映画である。
封切り3日目に見たことになる………
ミント神戸である。
監督はスティーヴン・スピルバーグである。
小学生の頃は、今にも第三次世界大戦、アメリカとソ連の戦争が始まると言われている。
アメリカの偵察機U-2が撃墜されてた時は大騒ぎだった………

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この映画はその捕虜交換がメインのドラマである。
ソ連のスパイがアメリカFBIに捕まる。
アメリカの世論は処罰を求める。
トム・ハンクスは弁護士である。
今は保険を専門としている。
軍事的には詳しくない!
といってもニュールンベルグ裁判では検察側にいたようだ。

冷戦中の1957年、FBIに逮捕されたソ連のスパイルドルフ・アベルの弁護を引き受けさせられた弁護士が主人公である。
させられるとは、だれも引き受け手がいないからである。
断わるが引き受けさせられる!
アベルに実力を聞かれるが、かなり出来る方だと!
自信があるのだろう………
アメリカは人権を守っていることを世界に知らしめたい。
結果は分かっているが………
ドノバンは苦労する。協力者はいない。
逮捕時の不備を指摘するが、判事に無視される。
有罪の判決を受ける。
判事の自宅を訪問して、嘆願する!
死刑だけは止めてほしい。
生かしておけば何かの役に立つと!
死刑判決から禁固刑への減刑に成功する。
純粋に刑を減刑したい気持である。
保険の弁護士である。
判事に言う!
「保険をかけておく」
その為に自宅に銃弾を撃ち込まれて、刑事にもなんで弁護するのかと責められる!!
それでも最高裁まで行く。結果は覆らないが、アベルはドノバンに感謝している。

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同時期にアメリカのソ連の偵察が進んでいる。
その為の偵察機は開発されている。
パイロットが選抜される。
この場面は辛い!
敵の手に落ちないように自爆装置、捕虜になると思えば自決を命令されている。
実際に撃墜される。
パイロットのフランシス・ゲーリー・パワーズは脱出する。
この場面は想像によるのだろうが、リアルである!

ソ連はアベル、アメリカはパワーズ、どちらも取り返したい!
交換になる!
その交渉役にドノバンが指名される。
CIA長官はダレスである。
ただし正式な交渉役ではない。
私人である。
アメリカは骨を拾ってくれない!
奥さんは又危険なところに行くと思っている。

ドノバンはドイツへ行くが、ベルリンの壁が築造中である。
ここで打ち合わせがあり、東ベルリンに行く!
ソ連の諜報関係のボスと出会う!
この時にアホなアメリカ人の学生がいる。
共産主義を専攻していて、東ベルリンの恋人を救おうとする!
逆に捕まる!
この学生が捕まることにより状況が変わる!
ドノバンはこの学生も救いたい。
交渉相手が、ソ連と東独の2か国になる。
アメリカはパワーズはどうしても取り戻したい!
恐れるのは、アベルと学生の交換になってしまうこと。
ドノバンは両方取り戻したい!!
駆け引きが始まる!
ドノバンにはアメリカ国家の援助がないとも言える………
誠実に信念を持って交渉する!!
危険な交渉を開始する!!
最後は脅しである!!

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捕虜交換の場面は1962年に実際に行われたグリーニッケ橋で撮影された。
壁の築造の場面もある。
西へ逃げようとして射殺される場面もある。
雪の中である。
車もラジオも服装もタイムスリップしている!

トム・ハンクスは声が良い!
奥さんがファンである。
二郎は天使と悪魔の世界が好きである。
面白い映画でした!!!!!


2015年12月21日 (月)

映画・007スペクター

「スペクター」と言えばサンダーボール作戦が印象深い。
この映画でもスペクターの会議がある。
この場面、世界的陰謀の舞台になる。
今回の会議の舞台は、古びたテーブルにメンバーが座っている。
マイクも無い!
薄暗く、いかにも陰謀臭い………
粛清も近代的だった??
いかにも強そうな男が出て来た。
ロシアより愛を込めての、ロバートショーを思い出したが………
調べると元プロレスラーである。
ごっつい身体も分かる………

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映画は148分で、007史上最長の上映時間と言う!
やはり長い!!
良くロケが許可されたと思う場面から始まる。
メキシコで「死者の日」の祭りがある。
建物が爆破されて潰れる、ヘリコプターでの格闘で相手を突き落す!
突き落す際に相手の指輪を抜き取る!!
メチャメチャな場面である………
前任のMからの依頼である。
Mは死んでいるが………
Cがいる。Nより上になる??
「時代遅れ」と評している00部門の機能を停止させ、MI6をMI5に吸収させることを画策している。
東京での世界会議で9か国の情報網の統合案の投票が開始される。
東京と言うのが嬉しいが………
9か国は何処か?
ロシア、中国は入っているのか??
韓国は???
何を考えて観ているのか???
ボンドとCは仲が良くない??
マックスと呼んでくれと言うが、ボンドはCと言う。
ボンドは謹慎中であるが動き回る。殺した相手の未亡人から情報を引き出す。
居場所が分かるチップを取りつけられている。
秘密組織がある!
009が使う予定のアストンマーチン・DB10を、 Q課から盗む??
Qも若いがさまになっている。初代をしのぐようになるのか??
オタクである!!
ボンドは会議に潜りこむが、正体がばれる。
高価なアストンマーチンは川に沈む。
Qが怒り狂っている??

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ここら辺からはやっやこしい。
スピーディーに展開する。
悪の組織はスペクター。
ボンドとは因縁がある。因縁どころか骨肉の争いである!!
調べて分かったが、映画でスペクターの名前をあまり聞かないと思っていた。
原作者と揉めたようだ………
それで使われていなかったようだ。
今回は解決しているので使っている。
古いファンはやはりスペクターの名前が良い!!
ロシアより愛を込めて、サンダーボール作戦で、スペクターが粛清したい相手を責める。
本人を責めるのではなく、関係ないと思われる人間を責める。
その本人が殺されると思うところで、別の殺したい人間を殺す!
残酷な首領である。
首領はブロフェルド!!
クリストフ・ヴァルツが演じる。
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船・ ジャンゴ 繋がれざる者に出演していた。
好きな俳優である。
ブロフェルドとボンドは因縁がある。
子供の頃からの因縁である。
愛想一如になるのか??

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世界的な規模の組織である。
北アフリカに拠点がある。
本部か??
そこへ行く!
綺麗な女性と。
かっての敵の娘である。
辛くも脱出する。
が今回は爆破が多い!
壮絶である!
スペクター基地での爆破シーンは大量の燃料と火薬を用いて行われた。
「映画史上最大の爆破シーン」としてギネス世界記録に認定されたようだ。
確かに迫力はあるが………

最終解決はロンドンである。
C、ブロフェルド、M、Q、マネーペニー、ビルタナーが登場する。
マネーペニー、ビルタナーはもうレギュラーである。
マネーペニーもボンドガールである。
ビルタナーはこれしかないと言うキャラクターである。
マイティーソーのエリック・セルヴィグ等と一緒で必要な脇役である。
ここもメチャメチャである。
ボンドとブロフェルドの対決。
ビルが爆破され、又ヘリコプターが逃亡する。
今回はブロフェルドは死なない!
次作も登場なのか??
最後は辞めたことになっている!
Qのところに、アストンマーチン・DB5を取りに来て、娘と去る!!
誰も引退したとは思っていない??
調べてみると、ダニエル・クレイグは、契約上では次回作までボンドを演じる。
『007 スカイフォール』後、少なくとも、あと2作ジェームズ・ボンド役を務めることが決まっている。
と言う事は次作もある。
この情勢との関係は??
又殺されるとこから始まるのか??
次作は2年後になるのか??
M、Q、マネーペニー、ビルタナーも出て来るのだろう………
楽しみである!

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スペクターの公式サイト

2015年12月19日 (土)

映画・スター・ウォーズ/フォースの覚醒

12月18日 18:30全国一斉上映である。
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
ハット神戸に観に行った。
マァ盛況である。ポスターも華やかである!
終了後だが帝国の兵士がいた。一人だけである。
記念撮影をしようとする人で一杯である。
お祭りである!!
館内も久しぶりの満席である。
外人客も多い!
上映が始まると拍手が巻き起こった………
いきなり本編から入った。
予告編も無い。注意事項も無い。案内も宣伝も無い。
いつもの盗撮のビデオとパテライトも出て来ない。
館内が暗くなると、すぐに上映された。

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エピソード6で帝国は敗れた。
ダース・シディアス、ダース・ベイダーも亡くなった。
各地でお祭り騒ぎだった場面があった。
がそうはならない!
例は悪いが、アラブの春があった。
イスラエルは、アラブの冬になりかねないと!
共和国が勝ったが、春にはなっていないようだ………
冬とは言わないが、晩秋ぐらいなのか??
エピソード7の監督は、奥さんが大好きなスタートレックのJ・J・エイブラムス!!
ルーク・スカイウォーカー、レイア・オーガナ、ハン・ソロ、チューバッカが登場する。
皆歳を取った。変らないのは、チューバッカだけである。
かっての若きレイア姫もおばさんである。
共和国側の指導者、レイア・オーガナ将軍である。

物語は、3部作の第1作で、銀河共和制の再建をあつかう。
エピソード6から約30年後が舞台であり、帝国が主導権を握っている。
と言う事は、おいおい明らかになると思うがその30年の間に何があったのか???
最高指導者スノークがいる。不気味である………
カイロ・レンと言う、ダース・ベイダーの後継ぎが居る??
ダース・ベイダーのようだ。。
祖父ダース・ベイダーのようになりたいと言っていた………
同じような仮面をつけている。
が別に火傷している分けではない。
端正なイケメンであると思うが………

帝国の鎧兜を着ているクローン兵がいる。
全部がそうでは無さそうである。
エピソード2でクローン兵が造られ教育されている。
成長スピードも速くさせている。
人格を無くしていたと思う。元は一人の傭兵をコピーしていた。
この設定は無理がありそうである。
主人公の一人は、惑星から連れ去られて兵士として育てられる。
が故郷の惑星の襲撃に参加してから疑問を感じる。
住民は皆殺しにされている。
ここでつかまったレジスタンスの男性と一緒に逃げる!
ドロイドBB8が脇役である。
R2-D2とC-3POも登場する。
この2体は、全9エピソードに出演するようだ。

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何故かルーク・スカイウォーカーが隠れている。
隠棲している。
かってのヨーダのように??
ヨーダが出て来ることを期待していたが………
そのルークがいる惑星の地図の争奪戦になる。
足が回転して移動するBB8が持っている。
砂漠の惑星ジャクーで暮らす孤独な女性レイが主人公である。
帰って来る人を待っている。
レイとBB8が出会う。
そして脱走兵とも出会う。
帝国に攻撃されるので、訳が分からないが二人で逃げる。もう一体である???
物語の展開は早い!
おんぼろ宇宙船、ミレニアム・ファルコンが出て来た。
初めは分からなかったが、ハン・ソロが出て来たんでわかった………
帝国の軍隊が規律がある。
モデルはやはりドイツか??
それに引き替えレジスタンスはだらしない???

攻撃兵器も破壊力がある。
それにしても多くの惑星が破壊される。
重力場が狂うと思うが………
太陽のエネルギーを攻撃兵器のエネルギーにする。
エネルギー充填後は太陽は消滅する??
そうなればこの太陽系は全滅と思うが………
そうはさせないためにレジスタンスは攻撃する!!
ハン・ソロ、チューバッカも参加する。

レイが捕まっている。
が次第に自分の能力に目覚める。
捕まり拘束されているが、兵士が自分の意志で開放するように仕向ける。
かってエピソード4で、オビ・ワンが帝国の兵士を操ったように………
ルーク・スカイウォーカーのライトセーバーがある。
どうもレイが持ち主になるようだ。
そう言う風に思わせている。
カイロ・レンは悩んでいる。
かってのジェダイである。
ダークサイドに取り込まれる。
面白い場面があった。
光の誘惑がある。
最高指導者に指導をお願いしている。
光の誘惑では無く、闇の誘惑である。
ハン・ソロとカイロ・レンが出会う!
言ってもいいと思うが、父と子である。
カイロ・レンがダークサイドに陥った責任をルーク・スカイウオーカーは感じて、隠棲している!
ちょっと違う感じがしないでもないが………

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カイロ・レンはダークサイド面に走る。
非情になっている!
脱走兵フィンがカイロ・レンと争う。
ライトシェーバーを持っているが、敗れる。
そこへ現れたレン!
このライトシェーバーをカイロ・レンが取ろうとするが上手くいかない。
逆にレンの方に行く!!
ここまで来たらレンの正体は想像できる!!
奥さんはすぐに分かったようだが、二郎は鈍い!!
地図が合成されて、レンがルークに会いに行く。
ルークがいた。
仙人のようである!
劇的な出会いになるのか??
ヨーダから自分の生い立ちを聞いたルークのように!
この場面で終わりである!
エピソード8では、レンとルークの修行。
そして30年の間に何があったのかが分かるのだろう………
終わった時にも拍手が巻き起こった。
普通は適当な時点で帰るが、満員のせいもあり奥の人は出れない。
最後まで観てしまった!!

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エピソード8は何年後になるのか??
公開日が、2017年5月26日に決定との記事があった。
1年半後である!!
楽しみである!!

スターウォーズ・フォースの覚醒の公式サイト

2015年12月14日 (月)

映画・杉原千畝 スギハラチウネ

映画・杉原千畝を観た。

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20歳前後の時に新聞を読んでいた。
当時家は毎日新聞だった。
その時に杉原千畝の記事があった。
映画にもあったが、再婚した妻が、ちうねとよんだそうだ。
「ちうね」とちゃんと読んでくれたのは初めてだ!
と言っていた。
当然読めなかった………

やった事を読んでいて、偉い人がいるのだと思った!
それ以来月日は流れている。
知識も付いている。
どういう人なのかも知るようになった………
テレビでも取り上げられていた。

先週「海難1890」を観た。
歴史認識では日本も攻勢に出ているのかと思うが………
杉原千畝は唐沢寿明、妻は小雪である。
映画にもあったが外交官として満州で働く!
語学に堪能である!
当時の満州は日本の生命線になっていた。
満州ハルピン学院に入学する。
親が医者にしようとしたが本人は語学を生かしたい。
学費が要らない学校に入る。
後にウラジオストックに着いたユダヤ人を敦賀まで船に載せることを外務省は拒否する!
がこのウラジオストックの日本領事は、根井三郎でハルピン日露協会学校の出身で杉原とは旧知だった。
ハルピン学院には、「自治三決」という建学の精神があったようだ。
映画でも、杉原に根井が「自治三決」を言う。
第一 人の世話になるな。
第二 人の世話をしなさい。
第三 絶対に報いを求めてはいけない。

独断でビザを発行した杉原と同様に、根井は自分の責任で乗船を許可する!
部下は追い返そうとする。官僚が多い???
今の外務省で教育すれば良いと思うが………

映画の冒頭から謀略の場面である。
銃撃戦もある。
日本は北満州鉄道の譲渡をソ連と交渉中である。
結果は杉原の活躍により値引きに成功する。
が関東軍の裏切り、関東軍との軋轢に嫌気がさして日本に帰る。
杉原はソ連に行きたい!
がそうもいかない。不遇の日が続く。
その時に友人の妹と再婚する。小雪である。
再婚と言う事は映画では言っていない。ロシア人とである。

赴任先が決まらない!
ソ連から北満鉄道の一件を理由に『ペルソナ・ノン・グラータ』を発動され、
入国を拒否さる。
外交官になるには派遣国にそう認められると同様に、接受国にもそう認めてもらわねばならない。接受国から受け入れを認められた場合は「アグレマン」がされるが、逆に拒否が「ペルソナ・ノン・グラータ」。
この拒否はいつ何時でも一方的に発動でき、その理由を提示する義務はないが提示してもよい。
昭和14年、杉原は新設されたリトアニア・カウナス領事館への赴任が決定し、ソ連の動きを探るように命じられる。
後で調べたが、これを言い渡したのが、外務省の関満一朗!!!
映画の冒頭で、救われたユダヤ人が杉原を探しに来る。
これを、「そんな人物は記録に無い。お引き取り下さい!」と冷たく言う!
この時ビザを見せる。
誰かは分かっているが無視したようだ。
典型的な官僚である!!

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フィンランドを経由してリトアニア・カウナスに赴任する。
ソ連にいるより周辺国にいる方が情報が良く入る。
穏やかな街である。
ポーランドからユダヤ人が逃げて来る。
ソ連とドイツで東欧を二分しようとする。
バルト三国はソ連に併合されつつある。
ドイツのユダヤ人の虐殺の場面がある。
追い詰めて、「伏せろ!」
立ち残っている人を撃つ。
それを繰り返す。
指揮官は楽しんでいる。
ためらう兵もいる。
が容赦なく命令される!
そうなったらどうする???
ユダヤ人はそんなに嫌われていたのか??

オランダ領事も何とかしたいが何も出来ない。
本国がドイツに占領されている。
ビザを発行しても行くところが無い!
がユダヤ人が通過を求めていることに気が付き、地図を見る。
シベリア鉄道経由で日本へと行ける。
ソ連の通行許可はある。
カリブ海の小島キュラソーの入国許可証を発行する。岩だけのところのようだ………
そこに行くにはソ連から日本へ行く必要があった。
杉原はこのオランダ領事と懇意である。
オランダ領事もそれ以上何も出来ない。
杉原がビザを発行しなければどうにもならない!!
日本領事館の前に集まるユダヤ人達。
ここしかない!!
引き下がれない!!
杉原は日本本国と交渉する。
らちがあかない!
2週間で領事館は閉鎖になる。
ついにビザを発行する!

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この2週間を利用する。
手書きである!!
万年筆があった………
途中から領事館員が手書きの証明の印を造る。
時間が節約出来ると!!
圧力がかかる!!
領事館閉鎖後もホテルで発行し続ける!!
怪しげなパスポートもある。強引にビザを発行する。
この違法行為もついに終わりが来る。
汽車に乗らなければならない。

それまでに早く出国するように勧めていた家族がいる。
結局事業を整理してから出ようとする。
が時は待ってくれていない!!
出国出来なくなる。もうリトアニアは無い!
ソ連である!!

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ベルリンに赴任する。
ドイツ大使は大島浩。
ドイツ崇拝者である。
三国同盟に走る!
ヒトラーはじめナチにも信頼されていたようだ。
当然日本にもこれらのナチの情報を暗号で伝達する。
この話は、吉田一彦が詳しい。
アメリカはこの暗号を解読している。
貴重な情報であったようだ。生のヒトラーの情報である!!
がある時、「暗号が解読されている恐れがある」
アメリカはこの情報に息を飲んだ!
推移を見守っている!
結局解読されていないと言う事でアメリカは胸をなでおろしたようだ………

杉原は大島大使に情報を上げるが重要視されていない。
杉原自体、ソ連にもドイツも良く思われていない!
その中で独ソ開戦を予想する。
自分の目で兵の移動を確かめて確信する!
今なら間に合うと!
独自の道を探るように勧める!
その情報を伝えている時、イギリスのベルリン空襲がある。
どこがドイツの大勝利なのか??

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ルーマニアに飛ばされる??
大島大使に言われる。何もするな!!
終戦まで過ごす!
満州で杉原の協力者だった女性から手紙が来る。
リトアニアから脱出に力を貸している。
この偽装結婚で脱出した夫は科学者である。
後にアメリカに渡り、協力する!!
恐らく原爆であろう………
わびの手紙である。
そして多くのユダヤ人が救われたと!!!

1947年に外務次官から退職通告書が送付され、外務省を依願退職!!
映画の冒頭であった、ニシュリによる千畝の名前の照会時の杓子定規の対応まで、
旧外務省関係者の千畝に対する敵意と冷淡さは異常なものがあったようだ。
2000年に河野洋平外務大臣による名誉回復がなされるまで一貫していたようだ!!
杉原はユダヤ人に金をもらってやったのだから、金には困らないだろう」という悪意に満ちた中傷もある。

映画はソ連でニシュリと杉原の再会の場面で終わっている!!
杉原の感動的な物語である。
その中での外務省の、いかにも官僚と言う態度!!
軍人の偏狭さ!!
ユダヤ人殺戮場面の、人はこれほど残虐になれるのかと言う状況!!
良心はどう発揮されるのか??
金の為に命を落としたと言われても仕方がない実業家!!
何とかしようとするオランダ領事!
杉原に協力した部下達!!
面白映画でした!!
世界的にもヒットして欲しいと思う!!!

P.S.
北京で北朝鮮からの亡命者を追い返した中国大使がいる。
大使の親父が泣いている??
この時に、テレビで叫んでいた。
『杉原知畝はいないのか!!!!!!』
同感である!!

映画・杉原千畝の公式サイト

2015年12月10日 (木)

映画・海難1890

映画・海難1890、を観にいった。

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トルコは親日の国である。
一度行った事が、楽しい旅行だった。
特にイスタンブールの街の喧騒には驚かされた。
流石ビザンチィンの首都であり、オスマン帝国の首都である。
1千年以上の首都であると思った……
王朝は衰える。300年と言う!
オスマントルコも衰える!!
ロシアからの侵略に対抗できなくなって来ている。
そういう時期に日露戦争が1904年に起こった。
ロシアが勝たなかったが、止まったと言う事が重要だった。

映画は日本・トルコの友好関係のきっかけとなったエルトゥールルの悲劇を扱っている!
本作は2005年頃から企画され、2013年10月に会談した内閣総理大臣安倍晋三とトルコ首相レジェップ・タイイップ・エルドアンとの間で合作について議論された。
2014年1月、『エルトゥールル』の仮題で制作が発表され、同月に会談した安倍首相とエルドアン首相との間で合作することに合意し、日本外務省・トルコ文化観光省が製作を全面バックアップすることになった。
2015年1月、タイトルが『海難1890』に正式決定し、内野聖陽と忽那汐里が主演・ヒロインを演じることが発表された。
トルコ士官を演じたケナン・エジェと、忽那汐里はイラク危機での場面でも共演する。
お互い遠い昔に会った気がする?????

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1890年9月、オスマン帝国最初の親善訪日使節団を載せた軍艦「エルトゥールル号」が日本に航海される。
かってトルコ海軍は地中海でベネチュアと争っている。
が地中海と言えば大西洋、太平洋ではない。
荒れると言っても静かなものだろう………
3本マストの帆船である。
蒸気機関も備えているが………
かなり老朽化している。
機関員たちは、「おばさん」と言っている。
機関員を演じている俳優も良い演技をしていた。

冒頭にトルコの剣の訓練、串本の市内による訓練の模様が対比で登場する。
そうして派遣される。
ロシアバルチック艦隊よりは恵まれた航海だったと言え苦労している。
ようやく日本に着く。
天皇陛下に拝謁して帰国する。
乗組員がコレラにかかり出航が遅れる。
9月の台風シーズンになる。
日本はこの時期は外すように勧めるが、トルコにも事情がある。
いつまでも日本に置いておけない。
帰国となる。
その途中、串本で遭難する。
マストも折れる。
任務をまっとうする機関員たち。
機関に留まろうとする士官に、退艦の指示を優先させるように言う機関員達!!
泣ける場面である。
座礁する!!

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台風シーズンで漁に出られず酒を飲んでいる村人たち。
突如の遭難に村人は総出で救助に当たる。
言葉は通じない!
何処の国か分からないが、国旗のリストからトルコと分かる。
618人の乗組員で、69人助かった。
500人以上犠牲になっている。
この棺桶も金が無い村が作る。
自分達の食料も無い中、備蓄の食料も出す。
遭難した人は温めなければならない。
風呂に入れるのがよいがそうはいかない。
人肌で温める!
救助に当たった医師がいる。主人公である。赤ひげである。
もう一人アル中(?)の医者がいる。竹中直人が演じる。
そのままである!いやらしいおっさんぶりを演じている。
村長を演じるのは、笹野高史!
良い脇役である!!
存在感がある!!

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死の底から生き返っている士官は、遭難したエルトゥールル号を見て泣き崩れる!!
自暴自棄になりかける………
最後に遺品を確認して持ち帰るので串本に残る。
その時遺品が無くなっているのに気が付く。
盗まれていると思う!
が遺品を綺麗にしている。
血の付いた遺品を持ちかえれば、遺族はどう言う気持ちになるのか??
だから綺麗にしていた!!
それを見せられる。
村人に素直に頭を下げるようになる。
そうして帰国する………

そうして時は流れる………
1985年、イラン・イラク戦争勃発。
サダム・フセインのイラン上空航空機に対する無差別攻撃宣言に、自国民救出の為、各国は救援機を飛ばしイランを脱出。
しかし、日本政府は救援機を飛ばすことが危険と判断し救助要請に応えなかった。
日本人は215人。この状況を打開すべく、日本大使館はトルコへ日本人救出を依頼。
トルコ首相は、それを快く承諾。救援機をもう1機飛ばす決定を行う。
空港では500人近くのトルコ人がテヘランに残っていた。
が日本人に優先的に飛行機の席を譲ったのだった。
陸路は確保されていたようだ。
この場面は感動的である。
トルコ人の数の多さに乗れないと思う!
大使館員が皆を説得する!!
一人の子供が日本人の子供を引っ張ってくる。
日本人は飛行機に乗れた。
トルコ人は陸路をとった。2日かかるようだが………

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関係ない話だが、トルコに行った時遠足に来ていた子供たちが「ハロー」と全員挨拶してくれた!
アヤソフィアでも女の子が、「フォト」と言って一緒に写真を撮った。
先進国とは違う!
メチャメチャトルコに親近感を持った!!

それにしても危険な空路になる。
パイロットも拒否できる。
パイロットに志願を求める。
全員手を挙げる!
安全が確保されなければ飛ばないと言った日本の航空会社があるようだ………
そりゃ潰れるワナ!!
そこは、後に国民の税金を投入されている航空会社なのか??

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トルコでの試写会は、安倍総理大臣とトルコ首相エルドアンが一緒に観たようだ!!
しかしトルコも今ロシアとの関係が複雑である!
ロシア機と分かって撃墜したのか??
イスラム国と戦いはどうなるのかと思う時期である!
心配である!

三日月の夜が意図的に出て来る。
トルコの三日月と、日本の太陽を上手く対比させていた。
お土産に兜がある。これに三日月と太陽の絵柄になっている。
面白い映画でした。
両国以外でもヒットして欲しいと思う!!
又トルコに行きたくなってきた。
その時は、ターキッシュ エアラインズ トルコ航空を使いたい!!

海難1890の公式サイト

遠交近攻と言う言葉がある。
古来隣国と仲の良い例は少ない。
無いと言ってもよいぐらいである。
アメリカとカナダも良くないようだ。
日本も隣国と仲が悪い。
かって仲が良かった時代は無さそうである。
かってのオスマン帝国。
寛容であったようだ。
少なくとも人種、宗教、言語による差別は少なかったようだ………
ロシア帝国とオスマントルコは何度も戦っている。
ブルガリアのガイドさんが言っていたが、ブルガリアの為にロシアはトルコと戦ってくれた??
ブルガリアは親ロシアの国である。
反面支配したトルコに対しては今も複雑な感情があるようだ………
バルカン半島は複雑である。
トルコもアルメニアと仲が悪い!!
19世紀末と20世紀初頭の二度にわたり、オスマン帝国領内でアルメニア人に対する大規模な虐殺が起きた。
第一次世界大戦中のアルメニア人虐殺は、1915年から1916年にかけて
オスマン帝国領のアナトリア東部からの、アルメニア人強制移住があり、これにより数多くのアルメニア人が犠牲になった。
意図的に殺害されたとして、この虐殺事件を近代初のジェノサイドの一つであるとみなす???
「虐殺がナチス・ドイツによるユダヤ人に対するホロコーストのように組織的に行われた」。
特に4月24日は、ジェノサイド追悼記念日とされており、毎年トルコを非難する国際的なキャンペーンが行われている。
アルメニア人の死者数は、一般的に100万から150万人の間であるようだ。

2015年12月 9日 (水)

映画・ラストナイツ

映画、ラストナイツ。
ヨーロッパ旅行から帰って来たところである。
行く前に予告編で観ている。
これは是非に見たい。
監督が紀里谷和明。
そんなに沢山の映画を作っている分けではないが、ハリウッド進出である。
余程才能を評価されている。
伊原剛志が、クライヴ・オーウェンの好敵手役で登場する。

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物語は主君の仇討の物語である。
帝国がある。
時代設定は中世である。
この帝国が戦国時代を潜り抜け太平の世になっている。
つまり徳川の世になっている。
一応平和である。
がそう言う時代は官僚が力を持つ。
賄賂が横行する時代になる。
帝国は様々な人種、宗教が寛容に許されている。
言語は英語か??
騎士道がすたれ始めている。
高邁な騎士が居なくなってきている。
騎士道??
武士道に通じるのか?

バルトーク卿(モーガン・フリーマン)がこれに反抗する。
帝国にでは無い。
この賄賂が横行する風習にである。
つまりギザ・モットに対してである。
ギザ・モットの腹心が、イトー(伊原剛志)である。
帝国の風景は凄い!
観ていて楽しくなる。
ロケはチェコのようだ。

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ギザ・モットにより、バルトーク卿が皇帝の前で処刑するのは忠実な騎士、
ライデン隊長(クライヴ・オーウェン)である。
主君の命令は絶対である。
騎士は逆らえない!
泣きながら命令を実行する。
バルトール家は追放。
領土は他の領主に与えられる。

ギザ・モットはライデン隊長が恐ろしい。
殺したいが皇帝に手を出すなと言われている。
恐怖がある。
バルトールの騎士達も生活の為にバラバラになる。

要は、忠臣蔵を下書きにしている!
クライヴ・オーウェンが大石内蔵助。
ただクライヴ・オーウェンを見ていると、どうしても役所広司にダブってくる。
クライヴ・オーウェンはいつも同じ演技なのか??
キング・アーサー、ザ・バンク、キラー・エリートと観ているが変わらない!
いずれも面白かった。

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元バルトール家の騎士達も自分の生活を始めている。
が帝国の城の改修などの工事で働いている。
当然侵入経路を確保するためである。
ギザ・モットはライデン隊長を見張る。
自分に復讐していると信じる。
徹底的にイトーに見張らせる。
千坂兵部??
色部安長??
大石内蔵助は遊びほうける。
相手を騙すために!
ライデン隊長も酒と女の放蕩生活を続ける。
妻にも出て行かれる。
主君の娘も売春宿に出されている。
ライデン隊長は徹底して自堕落な人間を演じて相手を騙す!
イトーも任務とは言えイヤになっている???

そうして城に潜入できる時期が来る!
かってのバルトール家の騎士たちが集まる!
夜に一気に攻め込む!
ギザ・モットは、恐怖のあまり1000名の兵で守らせている。
が城に鉄の侵入不可とも思える城門を設けた事により安心して兵を引き上げさせている。
この間隙を縫って復讐が始まる。
それまでに騎士たちが城の構造を調べている。
鉄の城門を解放する手立ても考えている。
一気に攻め込む!
ライデンとイトーの対決!!

これからの処置が難しい!!
国民は「帝国の失われた誇りを取り戻させた」として英雄視した。
赤穂浪士もである………
ギザ・モットは良く思われていなかったんだろう………
皇帝は諸侯を集め意見を求める。
この皇帝は肝心な事は自分で決めるが、意見は求める!
首相はこの時、ギザ・モットなので死んでいる。
諸侯の進言通りに、ライデンの部下たちを免罪し、ライデンのみに反逆罪で死刑を言い渡す。
どうも最後はよく分からない。
そう言いながら生かしたような感じがしないでも無いが………
面白い映画でした!!

ラストナイツの公式サイト

2015年11月15日 (日)

スロバキア観光(二日目) ③バンスカー・シュチィアヴニツァ 映画 サードミラクル

(2015年11月 スロバキア旅行の目次)

サードミラクル 奇蹟の詩
エド・ハリス、アン・ヘッシュ主演の映画である。
好きな映画である。

Film1

オープニングの場面の撮影場所がここである。
連合軍が、スロバキアの町ビストリッツァを爆撃する。
この時一人の少女が祈りをささげる。
避難している住民。
祈る少女を見ている神父。
傷ついたドイツ軍人。
その少女、ヘレンが聖人に認定されようとしている。
奇跡を調査するエド・ハリス。
「奇跡殺し」と言われている。
エド・ハリスがこの聖人判定にかかわる。
少女の娘がアン・ヘッシュ!
どちらも好きな俳優である。
ドイツ人枢機卿がいる。

聖人認定に反対する。
教養も無い女であると!!
最後に奇跡の内容が分かる。
爆弾が鳩に変る。
そして傷ついてそれを見ていたドイツ軍人が、枢機卿になっている。
枢機卿役は、アーミン・ミューラー=スタール!
この俳優も存在感がある。
「ザ・バンク」「天使と悪魔(この映画も枢機卿である)」に出演している。
感動的な映画である!
この撮影されたのが、聖三位一体広場 ベスト記念柱である。
感慨深い!!

YouTubeに祈りの場面!



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2015年11月 9日 (月)

映画・ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年)DVD

先日ヒトラー暗殺の映画を見た。
「ヒトラー暗殺、13分の誤算」である。
次回は、「顔のないヒトラー」を見に行く予定である。
そんな折に、奥さんがDVDを借りて来た。
奥さんもヒトラー関係に興味を持ったのか??
おすすめのドイツ映画で検索したらしい。

20151031_film4

ヒトラー 〜最期の12日間〜は
物語は、ヒトラーの秘書の採用試験があり、採用されたところから始まる。
ミュンヘン生まれとあった。
映画ではそれが採用の決め手になった感じがする。
それから話は一挙に終戦前、ヒトラー最後の12日まで飛ぶ。
ヒムラ―、ゲーリング、シュペーア、ボルマン・カイテル、ヨードル等が登場する。
愛人であったエヴァブラウンの結婚もある。
女性パイロット、ハンナ・ライチュもヒトラーに忠誠を誓う。
次々ヒトラーの元を去って行く。
ヒトラーも去るように勧めている人も多い。
ヒトラーに忠誠を誓う民間人は勧められる。
が創業以来の軍人たちがいる。
ヒムラー、ゲーリングは裏切る??
ヒトラーに友人がいたとすれば、私であろうと言ったシュペーア。
ヒトラーに挨拶をしてから去る。
握手も拒否されるが・・・・・・・・

ゲッペルスは夫婦で登場し、子供たちを殺し死ぬ場面まである。
「鉄のごとき女」
調べると面白い経歴だった・・・・・・
夫妻には6人の子供たちがおり、金髪で美しく賢いマクダは理想的な女性として見なされた。選挙民の半分が女性であることを考慮してヒトラーは独身で通していたため、第三帝国のファーストレディの責務はマクダが担うことになり、賓客のレセプション、舞踏会、外交といった華やかな舞台で活躍した。
1933年頃より「ドイツの理想の母」としてラジオや国内外の新聞を通じてプロパガンダに努めるようになっていく。
マクダは自分に似て、ゲルマンらしい風貌の自分の子供たちの出演する週間ニュース映画を撮影させて、ゲルマン人こそアーリア人の血統を継ぐ民族という当時の思想を宣伝しようとした。
息子宛ての遺言がある。
『総統と国家社会主義が消えた後の世界など、もう生きる価値がないから、子供たちをここに連れてきました。これからの世の中など、この良い子達はもったいない。私がこの子達を救済することについて、慈悲深い神はきっと理解してくださるはず。子供たちは立派です。文句も言わず、泣くこともありません!』
映画では子供達を殺す場面もある。
苦い薬(睡眠薬)を飲ませて眠らせる。
それで眠っている時に、口に毒を含ませて殺す。青酸カリか??
それにしても可哀想である。
実際の子供たちの写真も見ているので、余計にそう思う!

20151031_film1_2

撮影はベルリン、ミュンヘンおよび当時のベルリンに近い雰囲気を持つロシアのサンクトペテルブルクで行われた。
ソ連軍がベルリンに迫っている。
砲弾が落ちて来る。
瓦礫の山である。
少年、少女達も武器を取って戦う。
戦いは最後の一兵までか??
総統がいるところがある。
部屋が明るい。電気は特別に自家発電しているのか???
食事はちゃんとしている。食材はどこから手に入れていたのか??
ガスは?
酒もワインも沢山ありそう!ワインセラーが残っている??
トイレがきれい過ぎた??
飲み水はどうなっていたのか??
水道管なんて破裂していたと思うが??
洗濯の為の機械に水は??

いつものように、そんな事を思いました。
戦闘シーンはそんなにない。
ヒトラーは結婚式を挙げ自決する。
死体は焼かれる。
ムッソリーニの自決の説明は無かった。

ドイツの将軍たちの戦いの悲惨さが伝わる。
絶望的な戦いの様子が良く分かる。
最後の方で、降伏?
戦闘停止の条件の為にソ連と交渉するが、この状況でそんな虫の良い話は受け入れられない。
自決する軍人も多い。
戦う若い女性も、殺されることを望む!
自ら撃たれて死ぬ!
秘書は最後までベルリンに留まり脱出する。
良く脱出できたと思うが・・・・・・・
映画は嫌々秘書になったように描かれているが、父は積極的なナチス協力者である。
独身かと思ったが、親衛隊将校と結婚している。
ノルマンディーで戦死している。
秘書は何とか脱出できたようだ。
映画の最後に、秘書のインタビューがある。かなりの歳の時である。

実際の最後はもっと悲惨だったと思う。
ソ連による暴行、強姦だらけだったと言う・・・・・・
ヒトラーが、まともでない。
手が震えている。中風なのか??
英雄とも思えない。
人間的に描かれている。
一気に何も言わずに見終えた映画でした!!

2015年10月25日 (日)

映画・ヒトラー暗殺、13分の誤算

ヒトラーの暗殺計画は、政権下で少なくとも42回試みられたようだ。
実際はもっとあると思うが・・・・・・・
ヒトラーは死ななかった。
天才的なと言うか、動物的なカンが働く。
いくつかの偶然が、ヒトラーの命を永らえてしまった??
偶然ではないと思うが・・・・・・
ヒトラーの予知能力なのか??
別の話になるが、山本五十六への攻撃。
アメリカは日本は几帳面だから、暗号解読通りの時間に従うはずと!
実際その通りで、山本五十六機は撃墜された。

1943年3月13日、ソ連戦線を視察に訪れたヒトラーの専用飛行機に爆弾を仕掛け、飛行中に爆発させる計画(閃光作戦)が実行に移された。
ロシア上空の寒気が原因で機内の温度が低くなり、起爆装置が作動しなかった・・・・・・・

同じ話に、『映画 ワルキューレ トムクルーズ主演』がある。
これも爆弾のはいったカバンの位置を変えた為に失敗した。
陸軍関係の大がかりなクーデター計画もある。
時間も危険を感じればと言うより、規則通りに動けば狙われることを察している。

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珍しく、朝日会館のシネリーブルで観た!!
初めての映画館である!
この映画は、陰謀は関係なく、純粋な青年の暗殺計画を描いている。
映画にあったが、ヒトラーが演説する。
予定は詰まっている。
メモを見せられる。霧で飛べないと!
これが13分前倒しになったのか??
1939年11月8日、ミュンヘンのビアホールで恒例の記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く退席するが、13分後、ホールに仕掛けられていた爆弾が爆発する。
ヒトラーの予定を徹底的に調べあげたその計画は緻密かつ大胆、さらに時限装置付きの爆弾は精密かつ確実なものであった。

これを主人公が一人で計画実行する。
時限装置付きの爆弾を仕掛ける。
故郷で実際に規模は小さいが、爆弾を仕掛けて成功している。
田舎と言えども、爆発音で疑われないのか??
手が傷まみれになり、膝も四つん這いで仕掛けているので傷まみれである。

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時間通りに爆発するが、ヒトラーは時間通りに演説を行わずに、13分前に終わる。
結果7名が死ぬ。後に8名になるが・・・・・・・・
観衆も引き上げていたのだろう・・・・・・・
ヒトラーを暗殺する爆発にしては死者が少ない!
当然捜査が行われる。
ここで犯人が捕まる。
所持品で逮捕される。現場の写真や爆弾の設計図を所持していた・・・・・・
素人である。普通は何も持たないと思うが・・・・・・
しかしスイス国境で捕まらなければ、犯人は分からなかったと思うが・・・・・
犯人は、家具職人ゲオルク・エルザーである。
普通の人間である。もっとも不倫もしているが・・・・・・・
恋と音楽、そして自由を謳歌していた普通の男。
本人の回想シーンがあり、事情が分かる。
この当時は、電報が重要な連絡方法である。
家庭に電話も無い。そう言う時代である。

単独犯とゲシュタポは信じない。
黒幕がいるはずと!
名前も言わずに黙秘する。
尋問から拷問になる。
その時、記録係りの女性があわてて退出する。
何が起こるか分かっていたようだ・・・・・・・

徐々に自白する。
尋問のゲシュタポは個人の犯行と判断する。
そう言う報告書を提出する。
がヒトラーは黒幕が欲しい!
国内でも国外でも構わないのだろう・・・・・
再び拷問が始まる。
自白剤まで打たれる。

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回想シーンで、ヒトラーユ―ゲントと思うが、ユダヤ人とかをバカにしている場面があった。
事実だろうと思うが、他人に対する思いやりのかけらもない!
気分が悪くなる!
ゲオルク・エルザーはドイツの降伏前に処刑される。
それまで生かされていたのが不思議である。
ヒトラーは己の強運を自慢している。
その強運を、犯人を生かしておくことにより、保とうとしたのか?

逮捕されてからの尋問と回想のシーンが繰り返させる。
重苦しい、暗い映画である。
それでも最後まで一心不乱に観た!
シネリーブルは奥さんはよく行く。
予告編で、「顔のないヒトラー」があった。
又観に来たい!

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ヒトラー暗殺、13分の誤算 の公式サイト

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    呉の大和ミュージアムです。 2012年9月に訪れました。