戦国武将(武将)

戦国武将(武将)

2016年3月31日 (木)

本・日本異譚太平記(1999/11)・戸部新十郎

南北朝時代その混乱と猥雑さは、現代の混沌まで連綿と受け継がれている。楠木正成、足利尊氏、新田義貞・・・。悪党、山伏、天狗、鬼、婆沙羅大名等々、動乱の世をくぐり抜けた異才たちの生き様を、時代小説の第一人者が活写する。

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何度も言っているが、著者の大ファンである。
文体が好きである。
この本は物語ではない。
太平記がどのような時代だったのか?
そうして武将たちが、個々に記述される。
司馬遼太郎の日野富子を扱った本がある。
題名は『妖怪』
この時代はそう言う時代だったと思わせる。
鬼、天狗、山伏・・・・・・
妖怪たちがうごめく!
百鬼夜行・・・・・・・
天皇みずから乱交パーティーを主催する?
密談もあったもんじゃない。味方に引き入れるのに女を使っている?????
怪しげな話が一杯ある。
そう言う時代の説明から入って行く。

太平記は面白いと言う。
が権力争いなのに、それだけではないのが問題である。
天皇親政を意図する後醍醐天皇。
天皇に兵力があるわけではない。
実際に戦うのは武士である。
この武士たちも天皇についているのは、天皇親政を望んでいるわけではない。
自分たちの領土が守られれば、増えればよいと思っている。
その為にどちらについた方が有利なのか?
そう言う目で書いてくれればよいのに、皇国史観が入って来る。
勝てば官軍ではないが、勝った時に天皇側は不公平な恩賞の分け方をしたようだ。
楠正成、正行なんかは珍しいタイプである。
評価される価値は十二分にあるが、それだけである。
それより楠正儀が面白い。

楠正成の籠城がある。
攻めて来る北条の兵に糞尿、熱湯をかけるとある。
糞尿はともかく、熱湯は水と大釜と薪が必要である。
大体が山城である。
水と薪はどうしたのか?

佐々木道誉、高師直、足利直義・・・・・・
新田義貞も可哀想!
常に足利尊氏の下風になる。
鎌倉攻めも義貞の力ではなかったのか?
無かったようだ!
勝てば歴史は味方する。
源義家の文、『われの七代の孫に生まれ変わりて天下を取るべし』
七代目家時、『わが命を縮め、三代のうちに天下を取らしめ給え』
それが尊氏になる。

そんな都合の良い話は無い!

天皇側には大義名分があるのだろうが、理解できない!
天皇親政で何が変わるのか?
天皇の廻りの臣下が潤うだけなのか?

南北朝のどちらが正当なのか?
どちらも天皇家である。
天皇家の内部争いに、外野がとやかく言うべきではない!
天皇家もしょっちゅう継ぐのは誰かで揉めている。
南北朝なんて大した問題でないのでは?
『怒られそう・・・・・』
最後の方に足利義満の天皇家略奪の事が記述されている。
これも都合よく病死している。
死んでいなかったらどうなっていたか興味はある。
面白い本と思う!
実際の時代と、南北朝の事がよく分かる。
読み返して良かったと思う!

2016年3月30日 (水)

本・戦国時代の計略大全(2011/7)・鈴木眞哉

史実・講談とりまぜて、戦国時代の合戦に華を添えた名立たる計略を網羅した歴史ファン待望の一冊!

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「仏のウソを方便といい、武士のウソを武略という」(明智光秀)

知った顔をしてこの言葉は良く言っている。吾輩がである…………
著者の本はよく読んでいる。
大変面白い。
通説が通説で無くなってくる。
真偽はともかく、後世に伝わる軍記物や講談本を彩る奇計・奇略を集めている。
実際に戦国時代を観ているわけではない。
資料と言うものをどう判断するのか?
実際に見たわけでは無く、伝聞も多いはず…………

この本は珍しく、ヨーロッパ・中国・朝鮮半島の事も記述されている。
昔信じた話がある。
川中島の合戦がある。
謙信、信玄の一騎打ち!
信玄の軍師(?)山本勘助の啄木鳥の計。
対する上杉謙信の車がかりの備。

両雄が力の限り戦ったのは事実だろう!
年を取ったと自分でも思う。
啄木鳥の計は実際に歩いてみて確認している人もいる。
夜に時間内には無理だと!
車がかりの備がある。
これを初めて知ったのは、テレビドラマ・真田幸村でである。
中村錦之介が主演である。
関ヶ原の合戦時、信州上田城を攻撃する徳川方がこの戦法を言っている。
が、真田もそれは使えると。
実際に戦場で軍の入れ替わり等出来るのか?
そのまま攻めた方が、間違いなく効率が良い。
著者の本はよく読んでいるので、知っている話は多い。
今回は少し毛色が変わっている感じがする。
日本の軍略は中国が先生である。
吉備真備がいる。
陣形がある。
日本では中国の八陣図が古くから知られ、平安時代に大江維時により魚鱗、鶴翼、雁行、偃月、鋒矢、衡軛、長蛇、方円という和名が作られたようだ。
分からないでもないが、著者が言っている。
これだけ陣形が発達しても、中国は匈奴に負けている。
当てになるのか??????
同感である!!!

火攻め、水攻め、夜襲、朝駆け、抜け穴とか沢山の例が記述されている。
ほとんど出来ないと言うか、無理なようだ。
何故そのような俗説がまかり通るのか???
軍学者が食べる為なのか???
真田の抜け穴がある。
九度山から大阪城まで続いている?
抜け穴は城内から城外へ逃げる為にある。
実際は抜け穴とされるものは城の外まで抜けていない。
マア面白いと思う!
著者のお陰で歴史観が変わった??????
船を山超えで運ぶ。
コンスタンチノープルのオスマントルコのメフメド2世の軍艦の山越えを例に出している。
日本の例ではスケールが違う????
記述しだしたらキリがない。
しかし小牧長久手の戦いで、秀吉は尾張一国を水攻めしようとした。
実際出来る?????
要はそんなにピタッと決まるようなものは無いのだろう・・・・・・・
最後に面白いと思ったのは、忍者である。
細川家の忍びが、島原の乱で情報を集めれなかった。
日本では敵味方に忍びがいる。
お互いに情報交換している。
がキリシタンの集まりで情報が入らない。
そうなれば役に立たない。
案外忍びの者なんてその程度の物だったのかも知れない…………

読んでいて思い出した事がある。
子供の頃に見たテレビドラマ。
『隠密剣士』
悪ガキどもが観ていた。
これに風魔小太郎が登場する。天津敏が演じる。
メチャメチャさまになっている。
このシリーズに潜水艦が登場する。
みんなでどうやって動くのか?
造れるのかとか良く言い合っていた。
はっきり言って信じていた!
水の上を歩く、水クモ?
それもあるんではないかと????
純粋だった…………

2016年3月29日 (火)

本・戦国軍事史への挑戦“疑問だらけの戦国合戦像”(2010/6)・鈴木眞哉

最近の戦国ブームに乗って“よくわかる戦国史”“ここまでわかった戦国合戦史”といった本が多数刊行され、さもその実像が分かってきたような話が氾濫して いる。
例えば、「進んだ軍隊」と言われる信長軍に鉄砲兵がどの位の比率でいたのかのデータは残っていない。根拠のない俗説が闊歩する現状を憂い、軍事史上 の未解明テーマに挑戦する意欲的書。

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最近、著者の本を続けさまに読んでいる。
7割方読んでいると思う。
ただ重複する内容が多いのは事実である。
著者に批判される研究者は辛いのではないかと思うが…………
専門馬鹿…………
専門も馬鹿…………
主に兵の事を記述している。
兵とは?
信長の軍は専門の兵で、農民ではないと?
戦いの装備、武器、服装、騎馬武者等いろいろな疑問を記述している。

第一章      軍隊は、どのように組み立てられていたか?
第二章      兵種区分はどうなっていたか?
第三章      兵士の装備はどうなっていたか?
第四章      兵士はどう集められ、どう訓練されたか?
第五章      戦国人は、どのように戦っていたか?
第六章      武士たちの功名は、どう扱われたか?
第七章      死傷者と武器の問題を考える。

著者が調べているが、北条氏と言うのは記録が残っている。
兵の動員数も分かるようだ!
それに引き替え、進んでいたとされる織田、豊臣は分からないことが多いと言う。
実際の動員数はかなりいい加減なもののようだ・・・・・・・・
北条は、検地・貫高制・知行制・家臣団編成も合理的だったと言う!
明智光秀は軍役関係の書類も残っているようだ。

著者の疑問は大変よく分かる。
鉄砲の訓練はどうしていたのか?
硝石とか材料はどうしたのか?
そうすると雑賀・根来は凄いという事になる!
明智光秀の本能寺の変の兵数は1万3千人と言う。
この割合は??
騎馬・徒歩・鉄砲・弓・槍とあり、足軽の割合は?
又戦闘員と非戦闘員の割合は????
そんな疑問が次から次に出て来る。
著者自身は結論じみたことは記述していない。
素直に分からないと!!!!!

戦う以上、功名を立てなければならない。
つまり出世しなければならない!
手柄を立てた証拠として、
相手の首を取る!首を取るためには相手に接近しなければならない。
傷、怪我が多くなる。
もっともな意見である。
そうなれば、弓・鉄砲はどうなるのか?
だいたい鉄砲なんて当たったかどうか戦場で分かるのか?
確認の為に、近くまで行くのか?
そんな事をすれば反対に打ち取られる?

①   頼まれ首
②   間違い首
③   要らぬ首
④   雑兵首
⑤   もらい首
⑥   拾い首

他人の手柄を盗む!
だから実際に証人は必要になる。
判断する人も苦労したようだ。
首を取るな、打ち捨てよと言われても持っていく者もいたようだ!
江戸時代になれば、細川家のように記録が残っているのがあるようだ。

抜け駆けがある。関ヶ原の合戦時、松平忠吉と井伊直政が福島正則を出し抜いた。
本来は軍令違反である。
蒲生氏郷は抜け駆けした二人を切腹させた。
大阪に陣で、井伊家の家臣が抜け駆けしたようだ。
井伊家というのが面白いが…………

大物の戦国武将の話ではなく、少し毛色が変わっている内容であるが面白かったです!

2016年3月26日 (土)

本・NHK歴史番組を斬る!(2012/5)・鈴木眞哉

1960年の「歴史よもやま話」(ラジオ番組)から現在の「歴史秘話ヒストリア」「BS歴史館」「さかのぼり日本史」まで、多くの「歴史ファン」は、 NHKの全国放送である歴代の「歴史情報番組」で歴史の面白さや知識を学んだと思っている。しかし、番組の歴史を振り返ってみると、ファンの期待に反し、 スタッフの勉強不足、ミスキャストなど問題山積である。「期待すべき番組」ゆえに思い切った改善をNHKに要請する。

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著者の本もよく読んでいる。
これだけ懐疑的になれば、何を信じてよいのか分からないが…………
題名の通り、NHKは歴史情報番組が多い!
NHKだから信用されているところはある。なんせ権威がある!
大河ドラマがある。
勝海舟!
渡哲也が主演だったが、淡路島出身の渡哲也では言葉が合わない。
散々言われていた。酷評だった。
渡哲也も降板し、松方弘樹と変わり、脚本家・倉本總も番組を降りた!
倉本總が降りた時、母親にNHKの番組を降りるとは…………
そういわれた話がある。
それだけNHKは凄いのだろう…………
著者言う、権威で押してくる!
このNHKは歴史番組が大変多い!
NHKという事で信用されている。
それが著者は不満である???

①   日本史探訪
②   新日本史探訪
③   歴史への招待
④   歴史ドキュメント
⑤   歴史誕生
⑥   歴史発見
⑦   ライバル日本史
⑧   堂々日本史
⑨   日本
⑩   ニッポンときめき歴史館
⑪   その時歴史は動いた
⑫   歴史秘話ヒストリア
⑬   さかのぼり日本史
⑭   BS歴史館

あきれるほどある。
これだけあれば話題は重複する。
同じ内容は出来ない。違いを出す必要がある。
そこで新設・珍説が出てくる。

本能寺の変を起こした、明智光秀!
何故起こしたのか???
そんな事、光秀に聞かなければ分からない!
もっともである。
後付けで理由を付けるのは、何とでもなる!
新たな発見と言う事で、新説が登場する。

通説・俗説・妄説にこだわっていないのか?
こだわっている!
これは申し訳ないが、著者の言うとおり、司馬遼太郎の影響が強い!
NHK=司馬遼太郎??????
明智光秀の本能寺の変で率いた軍勢は?
13,000人と答えるが、よく分からないのが本当である。
まして兵の割合は?
「輜重輸卒が兵隊ならば、蝶々蜻蛉も鳥のうち」
日本国内とは言え、ロジェステックがある!
13,000の何人が、その役目だったのか?
馬の割合は?
鉄砲の割合は?

通説・俗説・妄説の例がある。
桶狭間の合戦の、迂回奇襲説。
川中島の啄木鳥の戦法に、車懸りの戦法。
長篠の戦いの、鉄砲3千丁の3段撃ち。『これは司馬遼太郎、国盗り物語の影響がある』
武田の騎馬軍団。
山崎の合戦の天王山の争い。
秀吉VS北条。
著者の本はよく読んでいるので、重複するがいくらでもあるのだろう・・・・・・・

桶狭間の合戦で、一番手柄とされたのは、今川義元の情報を報告した簗田政綱と思っていた。
これも何の根拠もないようだ!
『これも司馬遼太郎の影響が大きいと思うが…………』
歴史学者、評論家の実名が出てくる。
一人名前をあげるが、童門冬二がいる。あまり好きではない!解説も今一であると思っている。
著者もよく言っていない。
NHK好みなんだろう・・・・・・・
どちらかと言えば、藤田達生もそんなんだろう…………

最後は、川中島の合戦、長篠の合戦、本能寺の変の分析がある。
これらの戦い、関ヶ原もそうだろうが、何度も登場する。
番組名にゲストまで名前が出て来る。
うかつなことは言えない…………
本能寺の変も、かっては、野望説と怨恨説しかなかったが、今は陰謀説・黒幕説のオンパレードである!
新しい事実と言うのもええ加減なものである!
特に光秀の決意表明とされる書状があるが、著者はじめ数名の研究者に否決されているが・・・・・・
上杉家の川隅忠清から直江兼続に宛てた書状。
雑賀衆の土橋平尉の宛てた書状。

著者の本を批判する人も多いと思うが、一度は読んでみる本と思う!

2016年3月24日 (木)

本・織田信長の外交 (2015/11)谷口 克広

織田信長の外交は、後継者たる秀吉・家康を含め、どの戦国大名とも異なる。
具体的には、武断派のイメージがウソのような「待ち」の姿勢、相手や状況によって施策を変える「柔軟さ」から、権謀術数を用いた「力の外交」までを縦横無尽に展開した。
しかし、戦争と外交は車の両輪であることを熟知していた合理主義者・信長ですら、一目を置いた人物がふたりいる。それは誰か?
そして、信長外交が最後に到達した形とは何か?一貫して信長を研究してきた著者が、現代にも通じる教訓とともに、日本史上稀なる人物を読み解いた力作。

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著者の本もよく読んでいる。
一般向きの本はほとんど読んでいる。
織田信長の専門家である。
著作も多い………
著者の本で知った事も多い。
今回は信長の外交である。
遠交近攻!
古今東西隣国とは仲が悪い。
日本の国内も同じである。
ならその向こうの国と仲良くする。
織田信長も今川、斉藤と戦っている。
その後ろの武田、上杉と結ぶ。
直接面するようになれば、その後の北条、佐竹、伊達と結ぶ。
毛利に対しては、大友、島津と結ぶ。
スケールがこれまでの大名と違い大きい!!
そう言う意味では力は無いが、足利義昭も相当なたまである。
名目だけで動き回った………

家督を継いだ時から思い切りの良い外交を進めている。
兄弟の争いも制する!
信長の弟は信行と思っていたが、そうでもなさそう。
最近はそう言う研究事例が多いようだ。
ねね??
おね!!
幸村が信繫である。何度も改名している例が多い。
信長は兄弟、子供に恵まれている。
婚姻関係により、最大限に利用している。
家康もそうである。秀吉は出来なかった??

目的の為には手段を選ばない。
忍従する時は、足の裏を舐めろと言われても忍耐する。
そういう事が出来るようだ。
徹底している。
信玄に対しても徹底している。
贈り物の器も手を抜かない。
漆塗りの良いものを持って行く。
信玄が試しに削ってみたら、漆塗りが何層にもなっている。
忍従する時は徹底している。
これを長年続ける。
信玄自体、信長を信じた??
謙信に対してもへりくだっている!!

利用できる物は利用する。
将軍義昭を手に入れる。
が義昭は自分の意見を通そうとする。
今まで読んだ本では、政権をどう運営するかのビジョンは無かったようだ。
単に将軍として立てて欲しのか??

身近な敵を制覇すると、信玄・謙信とも対決するようになる。
伊勢の北畠、神戸と息子を養子に送り込む。
将来の家督争いを見越している。
同盟を結んでは破棄される。
家康との清州同盟は例外なのか??
浅井長政も敵に回る。
本願寺、荒木村重、丹波波多野秀治、播州三木別所長治と敵に回る。
この時も、天皇を利用しようとした。
本願寺との講和である。
やはり信長は大戦略家である。
この時はかの有名な鉄船で毛利水軍が敗退するので必要なくなった??

苦しい時は利用できる物は何でも利用する。
「志賀の陣」がある。朝倉・浅井との戦いである。
信長最大の危機である。
将軍と関白が調停する。
比叡山延暦寺が承知しない。
が何とかなったが、信長は執念深い!
後に延暦寺の焼き打ちとなる!!
利用価値が無くなれば、将軍と言えども追放する。

対信長包囲網の黒幕は??
本願寺顕如と言う。
もっとも組織力がある。戦力もある。
信玄をたき付けて反信長陣営に引き込んだ。
本願寺はそれなりの力がある。
戦国時代、一向宗と対立する。
それに手を取られる。
各地に抵抗を控えるように命令できる。
となれば、謙信なんかも兵を動かしやすくなる。
最大のフィクサーである。

といっても、反信長陣営には将がいない。
信玄も他に命令できない。
軍神謙信には他の兵が付いて行けるだろうか??
畿内にはまとめれる将はいない。
毛利も小早川、吉川と第一級の将がいるが、輝元ではまとめれない。
各個撃破されるだけである。

信長の天下人までの推移がある。
尾張から全国制覇までである。
関東も支配下に治めていた。
北条も支配下になっている??
北陸も順調である。越中魚津城も落ちる。
中国も自ら出陣の予定である。講和間近である
九州も大友・島津と良い関係である。
四国は手違いなのか?
長曽我部と争うようになる。

家康の高天神城攻めがある。
降服を求めて来ているが、信長は許さない。
それより勝頼をおびき出す餌にしている。
武田も和睦を考えている。
が信長は受け付けない!!
この頃はもう天下人である。好きな事が出来る!
のちに重臣も追放している!
理由は単に不要になったからか??
佐久間信盛が有名である………

信長は配下に恵まれている??
官僚であるが、村井貞勝、松井友閑、武井夕庵の名前は良く出る。
能力はあった、有能だったんだろう………
信長が上様と言われていた時に、秀吉・光秀と並んで任官している。
どちらかと言うと文官なので安心して使える。

信長は力の外交のようだ。
その経緯が良く分かる内容であると思う。
そのまま天下を取っていたらどう言う政治形態になっていたのか?
鎖国も無かっただろう………
面白いIFであるが………

2016年3月23日 (水)

本・ここまでわかった!明智光秀の謎(2014/9)・『歴史読本』編集部

本能寺の変の実行者として「謀反人」のレッテルを貼られてきた明智光秀の実像を、最新研究から解き明かす。付録として、本能寺の変後に書かれた同時代史料「惟任退治記」全文の原文・現代語訳を掲載。

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とりたてて言う目新しいものは無いと思うが・・・・・・
本能寺の変で、渡邊大門が記述している。
最近はよく読んでいる著者なので、嬉しいが内容は目新しくない。
要はみんな確実な物は無い。
出生。
誕生の地も分かっていない。
明智、明知・・・・・・・
系図もはっきりしない。
推定することだ出来る。
がいずれも帯に短し、襷に長し、と言う事のようだ。

有能であったと言う。
でなければ信長に重要視されない。
足利義昭に仕えて、信長に仕えて各地を転戦する。
家臣団の事を記述している。
家康のように譜代の家臣も多く無い!
斎藤利三も引き抜きである??
秀満も光秀との関係は不明と言う。
明智の性があると言っても一族とは限らないようだ。
人心掌握の為に、性を与える。
蒲生氏郷がそうだろう・・・・・・
ただ伊勢家臣団を配下におさめた。
これが大きい!
本能寺の変での戦死している伊勢家臣は多かったようだ。
知らなかったが、光秀の妹が信長の側室になっている。
それも光秀が優遇された一つの理由だろう・・・・・・・

光秀の5ヶ条の法度がある。
①   織田家の宿老や馬廻衆とすれ違う時は、脇によって慇懃に先方を通す事。
②   阪本と丹波を往復する場合は、洛中を通らずに、北辺の柴野・白河経由か、南辺の渋谷・大津経由で往復する事。
③   京に用があり、人を遣わす場合は、馬を用いないこと。
④   洛中・洛外での遊興見物は禁止すること。
⑤   道路で他家の家臣団と口論してはいけない。もし喧嘩をした場合は理非にかかわらずに成敗するし、喧嘩をしたならその場で自害せよ。

メチャメチャ苦労人だと思う!
秀吉みたいに明るくない分、そんな役回りと思う!

当世、本当の文化人は、細川幽斎と言う。
光秀もそうだと言われているが・・・・・・・
50回前後の連歌興行を行っている。
千句興行に参加している。3回あったようだ。
1日で、4人でやる。参加者は当代一流の連歌の宗匠と言う。
句を記録する人も大変である。

有名な「ときは今 天が下しる 五月哉」
深読みし過ぎではないかと!
単に戦勝祈願と考えた方が良いと言うが、そうだろうと思う!

四国問題はどうなのか?
単に四国だけで無いようである・・・・・・・・
斎藤利三主犯説はなさそうである。

明智藪に入っている。
首塚も沢山ある見たい。
子孫も多そうであるが・・・・・・・・

本能寺の変は、渡邊大門が記述している。
その動機は?
①   家康饗応説
②   光秀骨折り発言説
③   光秀小用説
④   光秀の母見殺し説
⑤   光秀移封説     出雲・石見への移封??
⑥   光秀付髪落下説

黒幕説は記述されていない!
それぞれの説は否定的である。
正解は無いだろうと思うが・・・・・・・

やはり本能寺の変がらみの本は面白いと思う!
最後に『惟任退治記」全文の原文・現代語訳が掲載されている。
絶対に学者にはなれないと思った!

2016年3月18日 (金)

本・織田信長 戦国最強の軍事カリスマ(2014/12)・桐野作人

ほとんどの合戦に勝利し、天下統一をほぼ成し遂げた織田信長。
戦略や戦術以外に、他の名将には無い「軍事的カリスマ性」が、その勝敗を決めた鍵ではないかと仮定し、その真偽を「評伝」スタイルをとりつつ検証する。

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大長編である。文庫本で700ページある。
が読み易かった。
難しく記述していないと感じた。
二郎の頭の程度に合わせてくれている。
そう言う事を言うと、作者と他の読者に失礼にあたる!
が信長の歴史が大変よく分かる本である。

引き込まれるように読める。
12章に分かれている。
軍事カリスマ」と言う!
自ら先頭に立って戦う事も辞さない!
そう言う例もたくある。
最初は尾張一国も治めていない。
身内にも敵がいる。
弟は信行と思っていたが、違ったようだ!
何度か名前は変えているのだろう・・・・・・・・
信勝なのか!
どちらにせよ殺す!

しかし研究者には感心する。
家臣の書状まで調べて裏(?)を取っている。
桶狭間の合戦!
今川の狙いは何処にあったのか?
天下に号令すると言う事では無さそうである。
三河領有説、尾張侵攻説、国境紛争説がある。
公称とは言え4万5千は多い!
ロジェステックを考えると、上洛説はどうかなと思う?
単なる尾張侵攻のような気がするが・・・・・・・
最近の研究により、桶狭間の合戦も従来の思いとは違ってきている。
奇襲説?
ロマンが無くなる!

尾張統一から、美濃攻略へ!
足利義昭と上洛する。
この頃は毛利にも敵対していない様だ。
畿内の敵の掃討!
浅井、朝倉、本願寺・・・・・
志賀の陣」の分析がある。
講和はどちらが持ちかけたのか?
どうも比叡山延暦寺が信長に逆らったようだ。
朝倉追撃に信長の軍事カリスマは発揮された。
諸将が付いて来ない。来れないのか?
この時に、佐久間信盛が「我らほどの家臣はそうはいない!」
と居直ったようだ。
信長は執念深いのか?
比叡山も焼かれ、佐久間信盛も追放された!
追放された時、過去の失言を思い出しだろうか?

武田勝頼は信長に勝つつもりで出陣している。
かの有名な長篠の合戦!
鉄砲三千丁は有りそうな感じである。
三段撃ちは不明の様だが・・・・・
東西の有力大名が初めて戦った・・・・・・・

上杉謙信との戦い!
織田軍、柴田勝家が惨敗したと言う!
がどうもそれほどの負けではない様である。
小競り合い程度とも言われる???
毛利との対決。
ここで官兵衛が少しだが出て来る。
毛利水軍との戦い!
ここからは複雑である。
本願寺、播磨、丹波、摂津有岡城で戦いがある。
信長の主敵は本願時である。
しかし荒木村重はじめ皆毛利を当てにしている。
そこが間違いと思う!

信長の宗教政策がある。
安土宗論。
法華宗と日蓮宗の宗教問答がある。
対決の命がけである。
信長自身の宗教は分からないが、紛争を回避し現状の維持を図った。
秩序を乱したとされる法華宗は、責任者が処刑された。

東国の武将から信長に、鷹や馬の献上が多くなってきているようだ。
どういう意味があるのか?
服従を表すと言う。信長の勢力を当てにしている。
献上する鷹も種類があるようだ。
「乱取」と言い、どんな種類の鳥も取る鷹もあれば、コウノトリ、鶴とかを専門にしている鷹もあるようだ!
小田原北条氏も鷹を献上している。
もはや天下は信長の物になりつつある。

家臣団の再編成と領国再配備を行う。
佐久間信盛の改易があり、それにより可能になる。
信長も執念深い???
近江・丹波を支配している光秀は、いずれは遠方に国替えをされると思わなかったのか?
滝川一益が関東へ。
柴田勝家が北陸へ。
羽柴秀吉が中国、九州へ。
丹羽長秀が四国へ。
となれば光秀も九州当りが支配下になってもおかしくない。
畿内は、譜代・腹心で固めようとしていた。東海地方もそうだろう。
本能寺の変の理由は?
分からないが、著者が良く言う四国問題も一つの理由なのか?
想像しても本人しか分からない!
最初は光秀自身天人のなろうとしたようだ!
結果として成算無き反乱になった。
が、信長が死んでいなければどうなっていたか?
明征服へと進んでいたと言う!
明を滅ぼしていたのは、清では無く日本だったかも知れない。
そうなれば歴史は面白くなっていた・・・・・

細かいエピソードも多く、この本一冊で信長が理解できると感じたが・・・・・
面白かったです!

2016年2月18日 (木)

本・大坂落城 戦国終焉の舞台(2012/9)・渡邊 大門

戦国時代に終わりを告げた「大坂の陣」。徳川家康が豊臣家を滅亡させるための謀略に満ちた戦いという通説は、事実なのか。家康謀略史観に疑問をもつことで見えてきた、浪人やキリシタン、商人の存在。武将の活躍の陰で、彼らもまた生き残りを賭けて戦っていた。軍功書、首取状などの豊富な史料を駆使しつつ、関ケ原合戦から大坂の陣にいたる激動の時代を鮮明に描く。

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著者の本はよく読む。
戦国時代の事になればダブって来る話も多い。
大阪城落城になれば、どうしても真田が登場する。それに牢人が登場する。
同じ内容が書かれるのは仕方がないのか?

「国家安康」「君臣豊楽」
家康の御用学者もよくやると思う!
徳川家康が豊臣家を滅亡させるための謀略の為の戦いだったと言うのは事実なのか??
名前を避ける事や、分けて書かない事がルールなら間違っている。
うかつだったと言う!
やはり滅ぼす気だったんだろう・・・・・・・

関ヶ原の合戦後、大量の浪人が発生したようだ。
牢人が問題を起すのは分かっていると思うが??
秀吉も家康も厳しかったようだ!
牢人になると早く仕官しなければ野垂れ死になのか??

この記述に、元大名が何千人と率いて入城したとある。
そんな馬鹿な事があるのか??
仙石秀範は5千人、明石掃部は4千人、毛利勝永は4千5百人、石川康勝は5千人、弟肥後も5千人、となっている。
真田も率いている。
元土佐藩主・長曽我部盛親もいる。牢人だが後藤又兵衛もいる。
実際はどうなのか??
元の石高より多い兵を率いている。
マア色々あるのだろう・・・・・・・

牢人にとっては最後の戦いになるかも知れない。
徳川より豊臣が勝った方が恩賞が多くなる!
万が一豊臣が勝っても、リーダーがいない。
なのでスムーズな分配が行われたとは考えにくい。
再び戦国時代が続いたのではないか??

真田は九度山に流配されている。
大阪城からすぐそこである。
すぐに入城している。
あまり家康から恐れられていなかった??
ここに宇喜多秀家が流配されていたら大騒ぎである。
が八丈島である。
家康も相手を見て考えている!!
真田など恐れていない。
昌幸には苦杯を舐めさせられているが・・・・・・・

冬の陣が終わり、惣構・堀を埋める。
これは徳川・豊臣の分担が決まっていた。
が実際は徳川が埋めたようだ。
惣構・堀を埋めると言うのは双方の了解事項だったようだ。
毛利秀就の工事についての注意事項がある。
大阪城の者と口論になったら、相手にかかわらず毛利方を処分する。
だから家康が勝手に埋めたと言うのは間違いの様だ??
結局は丸裸になる。
こうなれば大阪城撤去も考えられるが、豊臣は望まなかったようだ。
内部はバラバラでリーダーがいない。
最大の戦力の牢人衆は戦闘継続である。
この時に国替えをすればどうなっていたか??
いずれ滅ぼされていたとは思うが・・・・・・・

大阪城内の生活は悲惨であったようだ。
脱出しても押し戻されたようだ!
城内を餓えさせる為か??
牢人の悲惨さはよく分かる。

入城した武将達の最後も記述されている。
ほとんど戦死か斬られている。
細川興秋も切腹である。
あわよくばと思っている武将も夢を絶たれた。
キリシタンも、宣教師も悲惨である。
宣教師は大阪城を去ろうとしたが、信者が許さなかったようだ!
どちらにしてもキリシタンは不幸な結果しかないと感じたが・・・・・・・

徳川幕府に臣従(?)しなかったから滅ぼした?
実際に国替えに応じて、淀の君を人質に差し出せば存続したのだろうか???
分からない!!

2016年1月19日 (火)

本・真田幸村と真田丸の真実 徳川家康が恐れた名将 (2015/10)渡邊 大門

2016年の大河ドラマ『真田丸』が早くも話題になっている。
これまでも、真田幸村(信繁)は英雄として描かれてきた。
“非正規"の一牢人にすぎない幸村が、さまざまな秘策で天下人・徳川家康を窮地に陥れる――その痛快無比な物語に我々は魅了されてきた。
だが、それは「史実」なのだろうか? 多くの逸話・伝説が残る幸村像を、気鋭の歴史作家が新しく塗り替える! 大河ドラマの副読本にして最高の解説書、ここに誕生。

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著者も戦国時代が専門である。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の時は、沢山著者の本を読ませて貰った。
来年は真田である!
真田信繁で1年間引っ張るのは無理があると思うが………

著者の本からの真田関係の本である。
「真田幸村のすべて 大坂城決戦!真田丸への道」「牢人たちの戦国時代」「真田幸村と真田丸: 大坂の陣の虚像と実像」「【猛】列伝 真田幸村と大坂の陣」「大坂落城 戦国終焉の舞台」

まだ読んでないのもあるが良く書いている。
飯の種なのか??

官兵衛は出自から推理小説みたいだったので、大変面白かった!
西脇と木之本の両方に行ったが、熱気が違った!
近江の方が燃えていた!!!
真田巡りを始める!
今後は甲信越に、尾張、三河、駿河、伊豆、武蔵、上野、下野の方に行かなければならない。
九度山には行った。
大阪はいつでも行ける。そう思っているといつまでも行けなくなる。

どうしても幸隆から始まる。
幸隆、昌幸親子を主人公にすれば、関東の争いから甲信越までの戦国が表わされるのではないか??
信繁はおまけなのか??
著者独特の分析がある。
定説がある。その分析であるがほとんど否定される。
抜け穴伝説がある。
九度山で見たが、ええ観光名所になっている。
そんな抜け穴伝説が数多くある。
これは無いのは考えれば直ぐに分かる。
固い岩がある。
地下水もある。
補強もいる。
メンテナンスもいる。
掘った土に岩の始末は??
立って歩けるだけの穴なのか??
松明を持って歩くのか??
掘った人間はどうなっているのか??
普通は口封じの為に殺される。
そんな事を考えれば、抜け穴は無駄な事であると思うが………

真田と言えば、「六文銭」
その由来は??
三途の川の渡し賃。決死の覚悟で戦うと言う意味だそうだ。
もう一つは、14歳の信繫が、北条との戦いの時に敵の紋である「永楽通宝」
の図柄を書いて戦った。
北条が叛旗を翻したと勘違いして、勝利を収めた。
それ以来「六文銭」を旗頭にした??

真田十勇士に、「根津甚八」がいる。
テレビドラマで根津甚八が演じて、そのまま芸名にしたようだ。
NHKドラマである。
真田十勇士は出せないだろう………

関ヶ原の主役は昌幸である。信繁はおまけである??
九度山に流された時、親子で軍略を練っいた????
どうもそうではなさそう………
昌幸は放免される事を期待している老人である???
信繁も歯が抜け髪も薄くなっている、酒好きのおっさんである???
だいたい大阪城に近い九度山に流された事自体、そんなに重要視されていないのではないか?
つまり徳川家康は恐れてもいない!
恐れていたら、宇喜多秀家のように八丈島にでも流されるだろう………
大阪城と眼と鼻の先の九度山には流さないだろう!!

軍学がある。
「車懸り陣」
川中島で上杉が用いたと言う。若かしり頃は凄い戦法だと思った。
今は賢くなっている。
戦場でそんな軍の交代なんか出来るのか??
出来ない!!
軍学なんてそんなものである??
真田戦法??
そんな物があるのか??

著者言うように、期待が伝説を作る。
信繁ならこうしただろう………
しょせん伝説に過ぎない!!
これもロマンが無くなる。

真田丸の攻防も良く分かる。
浪人衆の派閥(?)も分かる
著者は家康を、タヌキおやじとは書かない。
家康嫌いは、判官ひいきが強い!!

著者の本はよく読んでいるので重複している内容は多い。
細川興秋は登場しない。何となく興味のある武将である………
キリシタンの事も出て来ない!!
やはり楽しい本である!!

本・武将列伝 戦国終末偏 真田昌幸(1975新装2008/6)・海音寺潮五郎

武将列伝 戦国終末偏
この本は官兵衛巡りの一環で買った。
当然ブックオフである。
新装で4巻ある。
その中に真田昌幸がある。
幸村は無い。
ただし書きで、信繁が正しいが通称に従うとある。

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勝頼の寵臣、長坂釣閑・跡部大炊助が逃げ去ったとある。
が、どちらも勝頼と最後を共にしていると理解しているが………
悪く記述されし過ぎである。

勝頼の最後は小山田信茂に裏切られている。
岩櫃城に籠城を昌幸は勧めたが、譜代の小山田信茂が昌幸は信用出来ないと、岩殿城に向かった。
信用できないと言うのは正しいようで、昌幸は北条に通じている。
武田滅亡後は織田に属する。
滝川一益の与力になる。
が、本能寺の変が勃発する。
そして滝川一益が北条に敗れる。
上杉景勝が侵攻してくる。
再び北条に属する。
甲信は複雑である。
山間の国であり小豪族が多い!
小さな領土を取った盗られたの話が多い。
北条に対して含むところがあり、今度は徳川に属する。
徳川とも北条がらみで領土で揉める。
昌幸は徳川と一戦交える。
上田合戦である。
徳川に勝ったとはいえ家康ではない。
関ヶ原も家康相手ではない!
過大評価されていると思うが………

昌幸もプライドが高い!
長男信幸の嫁に本多平八郎忠勝の娘がくる。
がいくら忠勝とは言え、陪臣である。
小なりと言えども昌幸は一国一城の主である。
家康の養女と言う事でまとまった!
家康も我慢している!!
次は秀吉に仕える。
上杉景勝も舐められていると感じていると思うが………
上杉の人質の信繁を秀吉のもとにやる。
大谷吉継が仲介をとっている??
信繫は大谷吉継の娘を貰っている。

次は関ヶ原である。
昌幸は西に付く。
著者は昌幸を信義の人とは評価しない!
勝頼末期から領土欲から見ると、そうなんだろう!
表裏比興の者と言われている!

紀州九度山に流される。
最初は放免を期待していたようだ。
が最後は無理だと悟っている。
ここで軍略を練った話がある
最近はこう言う本をよく読んでいる。
なのでこどうかなと思うが………

個人的意見だが、大阪城に近い、紀州九度山に流されたこと自体、それほどの重要人物とは思われていなかったのではないか??
直ぐに大阪城に入城出来る。
宇喜多秀家は八丈島に流されている。
後の本多正純は秋田だった………

著者は昌幸が好きではないし、評価もほどほどである。
信繫の活躍の名声で良いように思われていると!!

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