イタリア

2016年2月19日 (金)

本・国家の謀略 単行本(2007/11)佐藤 優

異能の外交官が初めて公開する「インテリジェンス」の技法。この「情報工学」を官僚だけに独占させておく手はない、ビジネスマン必読

20160219_book1


2007年なので10年にはならないが、それに近い月日である。
が、読んでいても今となんら変わらない!
内容は下記の通りである。

Ⅰ インテリジェンスという名のゲーム
Ⅱ ニッポン・インテリジェンスの潜在能力
Ⅲ 陸軍中野学校という最強インテリジェンス機関
Ⅳ ワールド・インテリジェンス
Ⅴ 今日から使えるインテリジェンスのテクニック


個人的には、イスラエルと中東、中野学校が興味深かった。
インテリジェンスに日本は「秘密戦」という術語をあてた。
(積極)諜報、防諜、宣伝、謀略が含まれる。

中野学校!!
日本では評価されていない??
と言うより悪と考える人がいる。
左翼か?リベラルか?
著者の戦前の諜報大国は、イギリス・ソ連・日本と言う。
戦後は、イギリス・イスラエル・ロシアと言う。
アメリカは入っていない。
巨大な軍事力を持てば、諜報に頼らずに勝てるようだ。
中野学校では、語学・酒の飲み方・歓楽街での遊び方・スリの方法・甲賀流忍術の記憶術等を学ぶ。
日本の伝統的諜報技法を生かす、総合的インテリジェンスを確立する。
見るからにスパイと分かるのは映画だけである。
「天皇陛下」という言葉を聞いて起立する。
そんなことするのは軍人だけである。
そんなところから教育する。

「反ファシスト勝利60周年」という名の対日謀略宣伝が始まる。
何も変わらない!
もっとひどくなっている。
今は70周年記念で、北京で軍事パレードがあり、韓国首相も出席する。
何でも日本に勝利したと言う。
「過去の清算が出来ていないから、靖国問題で中韓と対立し、償い問題で北朝鮮とも国交樹立が出来ず、北方領土問題ではロシアと対立している。
近隣国すべてと対立するのは、近隣国すべてが変な国なのか?
日本に問題があるのか?」
そう言う宣伝戦を仕掛けられる………

現実に仕掛けられているが………・・・

諜報機関のリクルート。
公募型のアメリカに、縁故型の欧露!
ロシアプーチン大統領がKGBに入った経緯が面白い!
思い詰めた「憂国の士」に、「徹底した理想主義者」は敬遠される。
ただでさえ複雑な状況を余計に複雑にする。

「プロパガンダ原則」がある
1、         守勢法と攻勢法。宣伝は攻撃しなければならない。
2、         受動法と能動法。相手の弁解・欠点を指摘する事無く、わが方の計画によって敵を引き回す。
3、         1回法と反復法。常に反復する。
4、         抽象法と具体法。「人心に食い入る宣伝を選び、直接的な利害に訴える」
5、         理性法と感情法。国民大衆には感情法が良い。
小泉首相の郵政選挙を例に出している。
人には学校の成績と異なる、地アタマがある。生きていく上に必要な頭である。成績とは関係ない。

胆力を鍛える。
それを試験する。絶体絶命の状況下で切り抜ける事が出来るのか??
身分を示す物が無い状態でどう切り抜けるか??
これは面白いと思う!
著者の記述にある、ゲーム感覚が必要という話も良く分かる。

ニッポン・インテリジェンスの潜在能力として以下の話がある。
ロシアでは、「アリ・猪木戦」は有名だそうだ。
裏で回っている。
著者はその猪木議員を使って情報を仕入れたようだ。
持っているカードをいかに有効に使うかということのようだ………
外交官は間違いなく引っかけられようとしている。
上海老領事館員自殺事件がある。
この国を信じるのですかね??
相手は孫子の国である。
これは自主申告で免責とすべしという!
テロに怯える姿を見せれば、テロの標的になる。
イスラム国の誘拐殺人を予言している感じがする………

陸軍中野学校という最強インテリジェンス機関で、中野学校に一章を割いている。
中野学校については、もっと評価されても良さそうである。
「謀略」「偵諜」「宣伝」「国体学」「人に対する薬物致死量調」など8編あるようだ。
国体学というのが凄い!
ヒュミント(人的情報)能力を持っている。
カネ・セックス・甘言・脅迫・詐術などあらゆる方法がとられる。
セックスに酒は限度がある。
が金が限度が無い。
金に目が無い人間は信用できない???
「愛」「誠」
謀略と関係なさそうな言葉が長続きする。
脅し、騙しなどは1回きりで終わってしまう。

イタリア・ドイツの敗北を予想し、アメリカ上陸に対するゲリラ戦の計画をする。
いろんな事をやっていたようだ。
堀栄三の名前も出て来る。マッカーサーの参謀と言われアメリカの動きを予測した。

南朝方のイデオロギーに山伏のインテリジェンスを取り入れる。
「この道においては、全てが参考意見に過ぎない。自分で考え、自分で編み出し、自分で結論せよということである」
著者の言うように、日本独特のインテリジェンスがある。忍術・忍びも参考になる。
それを構築しなければならない。
この章は大変面白い!

ワールド・インテリジェンスの例がある。
アメリカ・イギリス・ドイツ・ロシア・イスラエル・北朝鮮・バチカンを例としてあげている。
アメリカ、ウオーターゲート事件がある。これに対する著者の深読みがある。面白過ぎるが………
イラクのフセイン大統領の処刑がある。
これに対するイギリスの対応がある。
処刑された二人の息子の写真で、リビアのカダフィ大佐を脅したようだ。
ドイツ人は頭が良過ぎる。というより考え過ぎると言う事なのか??
東ドイツの情報機関シュタージの話がある。
相当な事をやっていたようだ。
東ドイツの人権弾圧の追及を止めた。
親子・夫婦の密告から教会関係、明らかになれば回復不能の亀裂が走る。
それよりも欧米各国に西ドイツに対する浸透工作の記録が公開される事が恐ろしい。
というのが著者のみたてである・・・・・・・
イギリス流インテリジェンス。
「ウソのような真実」「真実のようなウソ」をたくみにブレンドして工作するのがイギリス流???

ロシアは話題が多い。
今だったら当然ウクライナである。
中央アジアの国々。
ロシア正教会。
バルカン半島。
チェチェン戦争。
プーチン大統領の戦略も面白い。
が、今と比較するとどうなんだろう・・・・・・・・
又最新版の著者の本を読めば面白いだろう。

イスラエルは面白い。
モサド関係の本もよく読んでいる。
「悪魔の弁護人」
魔女とされた被告人に裁判所がつけた弁護士を指す。
どんな屁理屈でも良いので、被告に有利になる論拠を見つけ出す。
同じようにモサドにアマンの情報を徹底的に行い、報告書を首相に提出する。
首相は、その上で政治判断を行う。
「官僚の判断で国を謝ることは、国民に対する背信行為である」
「映画 ワールド・ウオーZ」がある。
これに9人まで同じ意見なら、10人目はどんな意見でも良いので反論しなければならない。
そう言う場面があった。
同じ事なのか???

著者は日本はイスラエルを支持しなければならないと言う。
イスラエルは、アラブ諸国の存在を認めている。
がイランはイスラエル抹殺である。
そのことからもどちらを支持すべきか??
日本には極端な親アラブ派がいるようだが………
このイスラエルの記事は面白い。
日本は、どこまで対応で気のだろうか?

北朝鮮外交があるが、日本は何処までやる気なのか?
核を持つ米中露の思惑がある。日本とは考えが合わないようだ。
中東とも絡んでくる。
イランの核疑惑にミサイルである。
もっと真剣にやれば、攻勢に出れる。
が日本の政治家には売国奴的な政治家も多いようだ………

バチカンの記事もある。
ナチスドイツの逃亡を助けた??
中野学校もバチカンの布教方法を手本にした。
ヨーロッパは複雑と思う。
民族に国家!
「キリストの身体(コルプス・クリスチアヌス)」
①   ユダヤ・キリスト教の一神教 ②ギリシャ古典哲学 ③ローマ法。
この3つの概念を総合した文化体系で、西ローマ帝国と、中世ヨーロッパの基本原理。
これを復活させる事が、バチカンの20世紀の基本戦略である。
二重忠誠の問題がある。
国家か宗教か??
21世紀のバチカンの戦略は、中東と中央アジアという。
中国も新疆ウイグルがある。
イスラム国と連携している。
これが、バチカンと中国の和解になっているようだ。

色々話があり過ぎて、忘れてしまう話も多い!

最後にテクニックが紹介されている。
プレゼント!
会食。記憶術、ホテルの利用方法など面白い。
著者の勧めるインテリジェンス必読の本がある。
①   『シグマベスト 理解しやすい政治・経済』松本保美
②   『情報のさばき方 新聞記者の実践ヒント』
③   日本の古典。古事記を勧めている。
①   ②は読んでみたいと思うが………

大変分かり易い、面白い本でした。
又読み返してみたい本である。

2012年1月12日 (木)

聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ二世(十字軍物語3・NHKスペシャル、王たちの物語、八角形・オッタゴーノの光・フェデリコ二世)

前回NHKスペシャルの若き皇帝の決断を見直した。
もう一本あったので見てしまった。
「NHKスペシャル、王たちの物語、八角形・オッタゴーノの光・フェデリコ二世」
これは生い立ちが良く分かる。疑われない為に広場で出産する。
皇帝ハインリヒ6世とシチリア王女コンスタンツェの間に生まれる。
生まれながらにして王だ。歴史は夜造られるか?
城の話の方が主体なのにそちらはあまり関心が無い。
と言うより城では無い。どちらかと言えば寺院みたいに感じる。
何故」八角形なのか?イスラムの影響もあるのか?
推測はそれなりに楽しめる。皇帝の学識の深さもあるのか?

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カステル・デル・モンテ 8角形の城

話は変わるが司馬遼太郎、坂の上に雲に出ていた話がある。
日露戦争時にロシアの大蔵大臣、ウイッテが言う。
「専制の心棒者である。皇帝なんか普通の頭があれば出来る。ドイツ皇帝がいい例だ」
引き合いに出されたドイツ皇帝も気の毒である。
なにが言いたいかと言うと、普通の頭でも出来るなら、普通以上の頭があればどうなるのか?
ユリウスカエサル・チンギスハーン・マホメド二世・スレイマン大帝とかがやった業績を見れば、専制と言うものも凄いと思う。

フリードリッヒ二世の墓は今でも花が絶えない。
こう言う英邁な指導者に恵まれると平和なんだろう!
本にもドラマにもあった。フリードリッヒ二世が、キリスト教以前の、多神教時代の法律を研究したようだ。
自らも破門されて、法王と対立した事が影響しているのかと思う。
法王の地元とも言うべきイタリアで、イスラム教を認める。
そりゃ法王に嫌がられるだろう。
息子に反乱をおこされる。法王が裏にいたのだろう。
しかし法王も問題が多そう!対立を煽っている。
今に至るイスラムとキリスト・ユダヤの対立は、法王にも原因があると思ってしまう!
どちらも相手に原因があると思っている!

2回目だが、見て、読んで、又見る。なかなか楽しかったです!

神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ二世(十字軍物語3・NHKスペシャル エルサレム 和平・若き皇帝の決断!)

十字軍物語3・塩野七生を読んだ。特に印象に残ったのはイングランド王リチャードと、神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ二世だ。
そこで思いだした。ブログにも書いた。
読むのと見るのは違うと感じた。
先にテレビで見て、今回十字軍物語3を読んで、又見た。
「NHKスペシャル エルサレム 和平・若き皇帝の決断!」
神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ二世を描いている。
改めてみたら、面白かった。
が、NHKだ。真面目すぎる。
本では色々エピソードがある。
エルサレム王の娘を妻に迎える。
これも策略があ。下手な婚姻は出来ない。下手に結婚すれば何かの折に王位継承権を主張される。
王のもとに来たその日に、妻の侍女を口説く。
英雄色を好むか?いや好むのだろう!

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神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ二世 (イタリア名のフェデリーコ2世)

塩野七生は通例にこだわらずに書いていると思う。
法王との対決!
しかし十字軍なんてメチャメチャではないかと思う?
聖地はキリスト教だけのものでは無い。
イスラム教とユダヤ教の聖地でもある。
自分達だけものだと言うのは傲慢では?
わざわざ血を流しに行くかなと思う。
十字軍前は双方の信者が巡礼していたのでは?
スペシャルでも祈りの場面があった。
アッコンとヤッファの現代の映像もあった。
祈るだけなら問題ないのではないかと思うが・・・・・・・
そう言うのが日本人の考え方なのか?

聖地回復、奪回で何人死んだのだろうかと思う。
法王に破門されても十字軍を率いて行く。
アラビア語・ラテン語・ギリシャ語・ドイツ語・フランス語・イタリア語を喋る。
凄い君主だ!
交渉によりエルサレムを回復?する。
和平交渉する気だが、現実主義者だ。
武力の裏付けのない交渉は無意味だと言う事が良く分かっている!
ナイル川を上れる船を作って持って行く。
交渉相手もそれは分かっている。
その上での交渉だ!
日本の誰かに読ませたい話だ!
現実主義者とは、相手がそんな馬鹿な事はしないだろうと。
自分はしないから。
これは塩野七生の本の中ではよく出て来る話だ。
そもそも何で十字軍をおこしたのか?
現状のままでよかったのでは?
宗教心に生きている、信仰のみに生きる修道士が偉いとは思う。
それだけにしておいた方が良かったのでは?

法王は許しを乞う君主を望むが、フリードリッヒ二世はそんなヤワでは無い。
法王はボロ服をまとい、許しを乞う事を期待するが、そうはしない。
フリードリッヒ2世は、皇帝ハインリッヒでは無い。
本を読んだ方が生身のフリードリッヒがよく分かると思う!
見て、読んで、いろいろ知った。
大変面白いと思った。

2011年12月 9日 (金)

イタリアのタクシーについて(詐欺師?泥棒?)

まだ根に持っているのかと思われそうだが、根に持っているので検索してみた。
検索したのは、「イタリアのタクシーの泥棒!同じく詐欺師!」 というキーワードでだ!
一杯でてきました!それだけ多いと言う事か!


ローマでは、空港から市の中心部まで本来の料金の2倍が請求されることもあり、不慣れな観光客を乗せるため、ドライバー同士が言い争う姿がよく見られるらしい。これは納得!わが家も2倍以上取られた。  
タクシーのドライバーに、「正直な事が一番、それがローマの為になる!」 と言ったって、そんな事は思わない?
日本のタクシードライバーが正直なのは、それが「ひきあわないこと」 だからだ。正直なのが、長い目で見れば自分の利になる。当然の事だ!

しかしイタリア、特にローマは事情が違う。タクシードライバーの客はほとんどが外国人観光客。短期間イタリアに来て、去っていく一見さんだ。 イタリア語もできないし、土地にも不慣れ。正直に振舞うより、何だかんだ理屈をつけて1ユーロでも余計に稼いだほうが、自分の利益になる。
言われてみればその通りだと思う!

乗る前に50ユーロと言い、降りるときに一人50ユーロで二人で100ユーロ取られた人もいるようだ!
心配しなくてもローマは歴史の街だ!世界中からおのぼりさんがやってくる。だから余計に悪い!

自分の食いブチ稼ぐだけで精一杯の余裕のない労働者が、ローマ市全体のことを考えるだろうか? 
「考えたところで何になる。」 というのがホンネか。


間に自分の意見も入れたが、鋭い分析と思う!
過去の財産を食いつぶしていると思うが、そんな事は考えないだろう?
そう言う人間の集まりと思ったほうが、いいのかも知れないと思うってしまう。

ヨーロッパの首都は、ベルリン・ウイーン・ソフィア・ブカレスト・ブタペスト・プラハ・ザグレブ・ロンドン・パリ・エジンバラ・ブリュッセル・リスボン・マドリッド・コペンハーゲン・イスタンブール等行った。


がローマは、特別なところと感じてしまった。

2011年11月13日 (日)

ポルトガル・イタリア旅行の日程表

今回の旅行に日程表です。 

「2011.pdf」をダウンロード

だいたい計画どうりに行きました

今回の旅行を振り返ってみて⑥

機内食について

機内食はもう一つとよく言われる。仕方がない。
制約の多い中でよくやっているのではないか。
旅行するようになり思うが、乗務員も機内ではウエイトレスとすることは変わらない。チョット語弊があるか?

もっと簡単にすればよいと思うのだが・・・・・・・
ヨーロッパまで12時間で2回食事が出る。
たいがい10時前後の飛行機に乗る。
乗ってからしばらくして食事だ。着く前にもう一度出る。
内容としては充実していると思う。
飲み物も豊富でワインまである。

もうサンドウイッチとおにぎりとカップラーメンが置いてあればよいのでないかと思ってしまう。そんなにわざわざ機内で良いものを食べたいと思うのだろうか?

飛行中は映画も見放題だ!
今回は行きで4本も見たのは初めてだった!
充実していると思う!
航空会社も大変だ!

が、それよりもっと航空運賃を下げてほしいとは思う。
格安航空会社に押されているのは分かる。
今後どうなるんでしょうかね!

今回の旅行を振り返ってみて⑤

今回の旅行を振り返ってみて⑤

本・「ローマ人の物語」 スペシャルガイドブック・塩野七生

行きの飛行機の中で読もうと思って買った本だ。
本来は 「ローマ人の物語」 を読みたかったが時間がない。
これならばダイジェストで分かり易いと思った。その通りだった。
旅の最後になって読んだがやはり面白い。
ローマ人の物語の順番に記述されていて、ローマの遺跡の事も詳しく記述されている。
帝国内の各所の遺跡ものっている。
ポンペイの遺跡からの古代ローマの料理が再現されている。
あまり美味しそうではない。
ローマだけではない各地のローマに関係する美術館も紹介されている。

早く読んでいけばよかったと思う!

この中にイギリスの話が出てくる。
イギリス人は古代ローマ帝国が大好きだそうだ。
ローマ軍の戦闘体制になって行軍している写真がある。
コロッセで見たローマ軍と同じような服装だ。赤がもちいられている。

遺跡は真剣に見れば何日かかるか分からない。
今回もさわりだけ見ただけだ!
ローマ見物の前に読んどいたほうがよい本と思う。
いつになるかわからないが 「ローマ人の物語」 を再読したい!

今回の旅行を振り返ってみて④

今回の旅行を振り返ってみて④
③ローマでの出来事

最初のタクシー事件でどうなるかと思ったが、無事に観光できた!
今回は奥さんがローマに行きたがったので、長い旅になった。
楽しく過ごせた。

大観光地だと思う。こんなに沢山の人がいるとは思わなかった。
今までの旅の中でも一番かとも思う!
団体客が多いが、個人も相当いる。こんなに日本人に会えたのは珍しい。
最も田舎と言うかマイナーな旅が好きな我が家だからか・・・・・・・

参加したツアーのガイドの説明が分かり易かった。
地下鉄が発達しない理由も納得。これだけ遺跡か多ければ掘れない。
計画もたてられないだろう!
過去の財産で食べている町!そう思えば大事にしなければならないと思うが食いつぶしている馬鹿が多いのではないか?

これから遺跡の発掘作業、修復作業、保存作業と金がかかる。
ポンペイなんか1600年間真空パック状態になっていたのが発掘された。
今は日射、風雨の影響もあり浸食されていると思う。
本来なら兵馬俑の様にドームで囲むのがよいのだが、無理だろう!
さもなくばすぐに遺跡は痛むだろうと思う!
これから大変と思う!観光客が金を落とさなければそれもうまくいかない!
そういう意識があるのかと言う疑問が、今回出て来た!
要は意識の問題ではないのかと思う。

食べ物はやはり美味しいと思う。
店も多い!日本語メニューもある店も多い。
パスタにピザと言う名物の食べ物があるのは強みだ!

今回は半日ツアー2回と、郊外のツアー2回参加した。
半日は日本人のみ。郊外は寄せ集めで日本語もある。
これも日本で奥さんがいろんな中から選んでくれた。
アッシジ・オルヴィエート・ポンペイなんか個人で行くと大変と思う。
そういうとこは助かりました。

今回の旅行を振り返ってみて③

②ローマ・ローマ帝国の末裔②

堺屋太一曰く、1000年以上続いた首都は、世界で4都市だそうだ。
イスタンブール・京都・パリ・ローマだったと思う。
北京はまだ少し足らないらしい! 
凄いと思う!

今のローマは観光で食べているところがある。世界中から観光客が来る。大事にしなければならない財産と思う。
が観光案内書の評判は良くないことも多い。
いっぱいある様だ。今回タクシーに騙されしまった!
今回の人は日常茶判事にこういう事をやっているのだろう。
ブラザーと呼んでいる人も同じだと思ってしまう!なんだろうと思う。
結局自分にはねかってくると思うのだが・・・・・・・・

大事な資源を食いつぶしているのではないか?
我が家はヨーロッパにはよく行っている。
何か国か周ってっている。
今までの運が良かったのか、そう言う不愉快な目にはあまりあっていない。
どちらかといえばよい思い出ばかりだった!
思い出せばミラノからベネチアの列車の中で、パソコンと携帯だけを盗まれた。
何かあるのはイタリアという事になってしまった!

何がいいたいのかと言うと、やはり情けないし腹が立つ!一生残るだろう。
イタリア人の調子の良さは聞いていたが、目の前でのことだったので余計にびっくりした。
個人の事で全体を判断するのはやめよう!
この出来事も必然だったと思おう。

今回の旅行を振り返ってみて②

今回の旅行を振り返ってみて②

①ローマ・ローマ帝国の末裔①

世界帝国の首都だった都市だ!
アレキサンダー大王・ローマ帝国・チンギスハーン・スペイン・ポルトガル・イギリス・フランス・オスマントルコ・ドイツ・ロシア・アメリカと世界帝国を目指した国は多い。その時代に合った国が世界を制覇出来たのか?

ポルトガルもスペインと争った国だ。かっての栄光の都市だったリスボン! 行けてよかったと思う!奥さんも同意見だ。

それより以前の最初の世界帝国の首都ローマ。
奥さんが絶対に行きたかったところだ!
二郎は塩野七生はほとんど読んでいる。ローマ人の物語は大変好きな作品だ。
帝国の兵は勇敢だったのだろう。
その栄光は遠い過去の物なのか?
その末裔の格好をしている人も膨大な金を観光客から取っている。
詐欺みたいな事をしている。
カエサルが泣いているのではないだろうか?

話は変わるが第二次世界大戦時に日本は三国同盟を結んだ。
これに反対した海軍!
米内光政・山本五十六・井上成美のトリオ!この井上成美は最も反対した。
理由の一つにイタリアの国民性をあげていた。
イタリアにいた時、軍隊の行軍を見ていたようだ。その時に小雨が降って来た。どこの国の軍隊も小雨ぐらいならそのまま行軍するのだが、イタリア軍はクモの子を散らすように雨宿りに走ったそうだ。
呆れてみていたらしい。

ドイツのヒトラーがムッソリーニを訪ねてきたとき、最新鋭戦艦ローマを見せられた。この時洗濯物を干していたようだ。
マア調子のいい話は山ほどあるのだろう。

第二次世界大戦の地中海の戦い。
これは三野正洋に著書が詳しい。
地中海を「我らの海」と言ったらしいが、池にもならなかったのか?

イギリスの提督が「イタリア人の勇気は兵器の大きさに反比例する」と言ったらしい。人間魚雷みたいな兵器に乗り、イギリス戦艦を沈めた。

反対に最新鋭戦果は温存したのか、大した戦果もあげていない。
爆撃機の集中による高度からの爆撃を得意としたようだ。そんなことしても動いている軍艦には当たらない。落ちてくるのに時間がかかり、避けられてしまうようだ!

要は差し違える覚悟で攻撃しない。要領がよいからか?
ドイツ急降下爆撃機Ju87は動いている駆逐艦にも爆弾を命中させる。損害も多いが・・・・・・・・
安全な高度から爆弾を捨てて? 攻撃したようだ!

相当腹を立てているのか?イタリアの悪いところがどんどん浮かんでくる!

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